スポンサーリンク
スポンサーリンク

コーカーズ ウェーディングシューズ|ソールを修理

フライフィッシング釣り道具
この記事は約5分で読めます。

愛用しているコーカーズのウェーディングシューズ(コーカーズではウェーディングブーツと呼んでいるけど)、デビルズキャニオングリーンバック
グリーンバックは、デビルズキャニオンと比べて縫製糸の強度が明らかに低いことがわかったので、アクアシール(ダイワウェーダー補修ボンドII)で縫い目の上をコーティングした件は書きました。

日本のコーカーズ総代理店C&Fデザインが現在販売しているモデルについて、縫製糸の強度に関しては、以下のようになると思います。

  1. 縫製糸の強度に問題ないモデル
    ・デビルズキャニオン・K5ボマー・ハッチバック・ダークホース
  2. 縫製糸が弱いモデル
    ・バックスキン・バックスキン メアリー・レッドサイド・グリーンバック
  3. 不明なもの(迷彩柄のため糸の状態が確認できず)
    ・アンブッシュ

縫製糸が弱いのはリーズナルブな価格帯のものですね。買ってすぐに縫い目の上をアクアシールでコーティングすれば、まぁ大丈夫なので、グリーンバックはその後も使っていました。

縫い目意外にも問題点が噴出。


コーカーズ グリーンバック楽天で見るアマゾンで見る
お手頃価格でソール交換システムが使えるので喜んでいましたが、喜んでばかりはいられない状況に。

1つは、上記した通り、縫製糸があまりにも弱い点。これはアクアシールコーティングで解決したものの、それからしばらくして釣行後川から上がって舗装路を歩いていると、なんだか足裏からペタペタ音がする。まるでサンダルで歩いているかのように。

コーカーズウェーディングシューズ|ちぎれた踵ゴムを修理


足裏を確認すると、なんと踵を固定するためのゴムがちぎれていたのでした。
ありゃりゃ、これはまずい。
川で石と石の間に足が挟まり、強引に足を引き抜いたからその時ソールが引っかかってちぎれてしまったのかも。

 
ダイワ ウェーダー補修ボンドII楽天で見るアマゾンで見る)でくっつかないかなとやってみたけど、このゴムを引っぱって踵上にあるピンに引っかけるんだからそんな強度があるわけがなくてすぐに剥離。
ちぎれたところを糸で縫い合わせられないかな。とりあえず黒い木綿糸で縫ってみることに。

ダイワウェーダー補修ボンドIIは、ウレタン樹脂系の接着剤で有名なアクアシールと同等品です。こちらの方が少しお買い得。


フェルト部に少し残ったゴムに針を刺し、


ちぎれたゴムタブの方にも刺して縫っていきます。
やってみると、意外とゴムって糸でしっかり縫えるな。


こんな感じに裏側はフェルトに少しかかるけど、問題なし。どんどん縫っていきます。


なんかしっかりと固定できてるよ。最後はハーフヒッチ2回で留めます。


おぉー、なんかイイ感じにできたかも。
これだけでは、糸が擦れて耐久性がないのでさらにアクアシールで補強。

 
縫い目の上をアクアシールで厚めにコーティング。後ろ側も。
一晩おいて完全に乾かします。

グリーンバックに付属のソールは、ゴムの耐久性自体が怪しい。


石に引っかかって強引に引っぱり上げたのが原因かと思っていたけど(もちろんそれも原因だけど)、ピンにかける穴を部分を見るとゴム自体にヒビが入ってきてるよ。
まだ4ヶ月しか経ってないのにこんな風になるの?

 
写真1枚目、交換用に購入したソールのゴム部分。
写真2枚目、グリーンバック付属ソールのゴム部分。
引っぱってみると、グリーンバック付属のものは明らかに薄くて弱いんですよ。


写真ではわかりにくいですが、引っぱってみるとグリーンバック付属のものは明らかに耐久性が低いです。
交換用フェルトはデビルズキャニオン用に買って、グリーンバック以上に使っているけどゴムにヒビが入ったりはしていない。

ともかく、ヒビが入っている部分はアクアシールで補修しておきました。

コーカーズの廉価版シューズよりは、リトルプレゼンツのライトウェイトWDシューズの方がお勧め。

グリーンバックは縫製糸の耐久性が低いだけではなく、付属ソールの耐久性も低いのだろうか。まぁ、ソールは消耗品なので交換用ソールに替えれば問題は解決するけど。
高価格帯のモデルは縫製糸もソールも全く問題ないのに、廉価版は敢えて品質を落としているということかな。廉価版が標準の耐久性で高価格帯モデルは耐久性をアップしているという言い方もできるけど、そうなると「標準」の耐久性が他メーカーに比べて低すぎる。

いわなたろうさんの話だと、コーカーズのフェルトソールはロットによって圧縮不足のものがあったとかで交換してもらったらしいけど、グリーンバックに付属のものはフェルトの減りも早いけど踵固定用のゴムの耐久性も低いです。
フェルトもゴムもたまたま不良品だったってこと?うーん、そんなことある?

ツイッターで交流させてもらっている方も、グリーンバック付属のフェルトは交換用より明らかに耐久性が落ちると言っていたし、もしかしたらこれがアメリカ流?
「安い物はそれなりの品質で、お金をもっと出せば高品質なものが買えるよ」というアメリカ流の考え方なのだろうか。

日本メーカーだと、同じメーカー内では価格によって品質の差異をつけるようなことはせず、機能に差を付けるという考え方だと思うけど。

現段階では、私が思うにコーカーズを買うなら上記した通り縫製糸の強度に問題のない高価格モデルがお勧めですね。

廉価版を買うくらいなら、リトルプレゼンツのライトウェイトWDシューズの方がコストパフォーマンスが高く、お勧めしたいと思います。
とは言えグリーンバックも、縫い目はコーティングしたし、ソール交換さえすれば長く使えるかも。何年使えるか実証テスト中ってとこですね。


ともかくアクアシールが完全に乾いてから、シューズに装着してみました。
その後何度か使用してみましたが、強度的には全く問題なく使えています。交換用ソールも手配したけど、もうしばらくはこのソールのまま使えそう。

スポンサーリンク
リコプテラをフォローする
魚ココロあれば水ココロあり

コメント

  1. こんにちは。
    自分は11~2年位前、ソールを差し込むシューズ側のつま先部分が剥離(取れちゃった)しました。しかも谷底で(涙)。同じ経験の人が居ないか検索してもヒットしなかったので、日頃の行いが悪かったのでしょう。現在のモデルではあり得ないと思いますが以来、ソールは固定式と言う事で(笑)。

    • 自営業FFさん、こんばんは。
      私の場合、つま先部分は今のところ全く異常なしですが、ソール固定式に比べるといろんな部分で破損のリスクは高くなりますよね。
      ソールもですが、ワイヤーレースシステム(BoA)が谷底で壊れるとかなり厄介なことになりますよね。
      人里離れた源流域ではシンプルな道具の方が安心ですね(^_^)

  2. こんばんは。
    こういうシューズは履いたことが無いので、よくわかりませんが、長距離歩く釣り人には重要な事なんですね、考えてみれば若い頃でも釣りはヒップウェーダーばかりでした、時代の違いでしょうね、なにしろそれより前は、夏の魚捕りは当時のスキーズボンと言われる細いヤツに地下足袋でしたからね(笑)

    • ハックル70さん、こんばんは。
      以前私はウェーダー一体型の長靴タイプを使っていましたが、大岩を超えていくような源流や林道歩きが長い時などは、ウェーディングシューズが圧倒的に快適で体力も温存できます。
      ヒップウェーダーは中学生の頃使っていました。スキーズホンに地下足袋ですか!?
      昔の人たちは今よりも遙かに劣る道具で、魚を捕ったり釣ったりほんとに凄いと思います。今は半分以上は良い道具のおかげって感じです(笑)

  3. もう・・・さすがため息が出るほど、リコプテラさんマメだわ。(笑)
    ボクのコーカーズも、恐らく今シーズンが山って感じなので、そろそろ次のシューズを物色しないといけない時期。
    さてさて、どうしようかなぁ。

    • kuniさん、こんばんは。
      ありがとうございます。こういうのはたぶん、マメじゃなくて貧乏性って言うんだと思います(笑)
      kuniさんのは、踵のピンがダメになって修理してましたよね。あれが外れると痛いですよね。私はコーカーズのソール交換システムが本当に気に入っていますが、コスパなど含めると他メーカーにも選択肢はありそうですね(^_^)

  4. 僕は安物を毎年買い替えてます。あんまり安いと一年持たないけど(笑)

    • Nori1022さん、こんばんは。
      私の使っているデビルズキャニオンというやつは耐久性がかなり高く、高価でも元は取れると思いますが、中途半端な廉価版の方はちょっと微妙です。
      基本的な安全性が確保されていれば、安物を毎年買い替えるという選択肢も有りだと思います。ただ、一年は保って欲しい(笑)
      ウェーダーとウェーディングシューズは消耗品だけに、選択が難しいです。

  5. こんばんは。
    糸で縫ってまだ使えるものなんですねー。
    こういう類のトラブルはネットで探しますが、大抵は対処した苦労は書かれているけど実践したことまで書いてないんですよね。アイデアだけ書いてオシマイ。釣り道具もそうです、これ買いましたー!で終わり(笑)
    リコプテラさんはちゃんと使って完結してるので読む側も役に立ちますね。

    • 七流釣師さん、こんばんは。
      ダメ元でやってみたら、意外や意外、これがかなり強度があるんですよ。自分でもビックリしました。
      道具は使ってみてじゃないとわからない部分が多いので、できるだけ使った後のレポートを書きたいと思っています。
      少しでも読んでいただいた方のお役に立てれば、うれしく思います(^_^)

  6. こんばんは。
    ちぎれた物を修復する時は、やはり、縫うのが一番確実ですね。
    私も5年ほど使っている足ヒレのストラップが、今回の南の島で切れてしまい困っています。
    ワラジの様に紐で縛れば使えますが、それも面倒だし。
    所うが、そのストラップが高くて、交換部品代と新品価格がほぼ同じです。
    今回もメンテ方法修理方法をシッカリ書いて見合えますが、修理できる事が大事ですね。

    • マンボウさん、こんばんは。
      ゴムってこんな風に普通に縫えるものだと思っていませんでしたが、やってみたら想像以上にしっかりと固定できました。引っぱっても全然問題ないです。
      フィンのストラップも、縫ってアクアシール(またはダイワ ウェーダー補修ボンドII)でコーティングというこの作戦でなんとかなりませんか?
      ダメ元でやってみて下さい(^_^)