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ジムニー用タープシステムが完成|車中泊がさらに快適に

車中泊ジムニーキャンプ道具
この記事は約8分で読めます。

釣りブログのはずなんだけど、ジムニーブログになりつつある今日この頃。
でも今回はジムニーネタというよりは、キャンプネタですよ。タープを作る話だから。
そもそも、読者の皆さんは釣りブログだと思っていない可能性もあるけど(笑)

 

FISH ON! 鹿留釣行の前夜車中泊をしていろいろ気づいた点がありまして。
一つは、この前書いたバックドアを内側から開けられるようにすること。これは先日の改造で解決しました。
もう一つは、現地でブルーシートで無理矢理作ったタープ。これがなんともその場しのぎの張り方で、弛んでて雨が降れば水が溜まっちゃうしバックドアを閉めるとタープの形が崩れちゃうし、これをもっとちゃんとしたものにしたいよね。

鹿留で張ったときにすでに頭の中では構想があって、それを実際に形にしてみることにしました。上手くいけばいいんだけど。

ブルーシートでジムニー連結タープを作る

ブルーシートにもいろんな種類がある

 
まずは材料確保。近くのホームセンターに行ってみよう。
前回の1.8×1.8mでは小さすぎたので、1.8×2.7mが良いんじゃないかな。
ブルーシートは厚さの違うのがあるじゃん。
見本に触ってみると、#2500はペラペラだけど今回はテストだからこれでもいいかな。うまくいったらUV(耐紫外線)仕様のグレーシートで作り直してもいいし。

 
値段は#2500が378円、もっと厚い#3000が398円。20円しか違わないからやっぱり厚い方で作ることにしました。


これがUV仕様のグレーシート。#4000だからかなり厚いよね。タープにするにはちょっと厚くて重すぎるかも。値段もブルーシートの3倍くらいするし。


ジムニーのルーフレールの幅がちょうど1mなので、これに合わせてブルーシートを加工します。

 
買ってきたブルーシート#3000・1.8×2.7m
それから、SK11 両面ハトメパンチ12mm楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
12mmのハトメは元々ブルーシートに装着されているものと同サイズです。

ハトメパンチはとっても便利

 
写真1枚目がセット内容。ハトメパンチと付属のハトメ10組。それから下穴を開けるためのポンチ、これが重要。
写真2枚目がハトメ。2個で1セット。

 
短辺側(1.8mの方)の両端からそれぞれ40cmの位置に穴を開けてハトメを付ける方針です。
つまり、取り付けたハトメの間の距離はルーフレールと同じ1mになります。
穴を開ける位置に細いマジックペンで十字マーク。ブルーシート下端からの距離は既存のハトメと合わせます。ブルーシート下端から穴のセンターまでの距離は25mm。
そしてハトメ金具をセンター位置に合わせて内周を使いぐるっと円を描きます。

 
こんな感じで穴位置を決定。
下にカッティングマットを敷いて、このマークに合わせてポンチを当てて穴を開けます。

 
ポンチは後ろをハンマーで叩いて穴を開けるのが正しい使い方だと思うけど、それはもっとしっかりした床とかテーブルの上とかでやる必要があります。
今回はカッティングマットの下はフローリングなので、ポンチをぐりぐり回しながら押しつけて穴を開けました。
これでも意外と簡単に穴が開きました。

ブルーシートに穴を開けたらもっとほつれちゃうのかと思ったけど、全然そんなことなくきれいな穴が開きました。ブルーシートってとても加工しやすい素材ってことだね。
見直したよ、ブルーシート(笑)

 
ここで登場、ハトメパンチ!
まず、既存のハトメの状態を確認。あれれ、ハトメパンチの説明書を見るとハトメには表裏があるんだけど、ブルーシートについてるやつはブルーシートの裏面にハトメの表面がきちゃってるよ。
まぁ、ブルーシートもハトメも表裏がどちらかは気にする必要がないからまぁいいか。

 
ハトメパンチにハトメ表面パーツを載せてブルーシートの表面から通し(つまり写真2枚目はブルーシートの裏面です)、裏面パーツを被せます。

 
そしてパンチのグリップをぎゅーっと握ってハトメを締め付けます。
グリップを左右に回して位置を変えながら何度か押さえつければ完了。
同様にもう一つ。


できましたー!
既存のハトメと全く遜色ない仕上がりになりました。うーん、満足満足(^_^)
ちなみにこれはブルーシートの裏面で、ハトメも裏面になるようにしました。

えっ、これだけで完成なの?
そうだよ。タープ作成ってほどのことはないんだよね(笑)

早速、ブルーシートタープの設営テストに行ってこよう。

ジムニー用ブルーシートタープを設営する

 
以前タープ泊テストをした林道脇の空き地にやってきました。
ここはほんとにキャンプグッズをテストするのにはちょうど良いんですよね。
勝手に「フィールドテスト場」を名付けていこう(笑)
今の時期だと誰もやって来ないから、ゆっくりテストができる。

 
まず、加工したブルーシートを広げます。
写真2枚目の黄色矢印の二つが今回作ったハトメ。まるで元々こういうものだったかのような素晴らしい仕上がり。
自分で言うなよ。しかも簡単な作業だし(笑)

 
まずはルーフレールの左側に新たに作成したハトメの片方をタープ用の2mm張り綱(オンラインショップで見る)を使って結びます。
そして右側も同様に。ちょっと穴位置が右側に寄りすぎてるけどそれは左側の結び方を調整すれば問題ないです。穴位置は合っています。

タープ用のポール2本を使って簡単に設営

 
ここで、モンベル アルミミニタープポール165オンラインショップで見る)を使います。
今回はちゃんとポール2本使います。ショックコードが入っているので伸ばすのは簡単。

 
伸ばしたポールの先端をブルーシート左後方隅のハトメに差し込み、張り綱を掛けます。
ポールは車体左側面の真後ろではなく40cm左にずらした位置に仮立てし(ルーフレール幅よりブルーシート幅が左右に40cmずつ広いので)、片方の張り綱を45度の角度で引っ張りながら下がっていってとりあえず仮留め。
この作業はポールが倒れないようにバランスを取りながら騙し騙しやる感じです。
ちなみに私は騙し騙しやる作業は得意です(笑)

※張り始める前にバックドアは開けて例のストッパーでロックしてありますが、バックドアは閉めた状態でも開けた状態でもどちらでもタープを張るのに問題はありません。


もう一方の張り綱は車の後方センター位置にペグダウン。
ペグの位置、張り具合、ポール位置を微調整してしっかりテンションが掛かるように張ります。

 
右隅のハトメにもう一本のポールを差し込んで同様に設営していきます。
タープがピント張るように位置調整しながら。

 
右ポールの張り綱のセンター側は、先ほど左ポールのセンター側を留めたペグに共留めします。写真1枚目のようになりますね。
やや右側が高くなっている地形なのでちょっと傾いてますが、ほぼ良い感じ。
タープ単独設営の時と同様に、ポールは張り綱と逆側に足を20cmくらい内側に入れてやや斜めにします。そうするとタープにしっかりテンションが掛かって倒れにくくなります。

 
あとはルーフレールに取り付けた側の両隅のハトメを張り綱で固定します。


地面にペグダウンしても良いですが、タイヤホイールに固定で問題ないです。


できましたー!ジムニー連結ブルーシートタープ 完成版。
今度はピーンと張れてしかもタープ下スペースがだいぶ広いので実用的。
ただこの形状だと横殴りの雨とかには弱いので、ブルーシートサイズを2.7×2.7mにして写真手前側に垂らすようにペグダウンすればさらに風雨に強くなると思う。
その分開放感がなくなるのでしばらくこのまま使ってみて必要ならまた作り直せばいいかな。
2.7×2.7mで作る場合も、ハトメ二つ付ければ良いだけだし(笑)

雨や夜露の心配がない快適な空間

 
試しにテーブルとイスを設置。余裕の広さ。
反対側にイスをもう一つ置いても通常の雨なら濡れずに済みそう。

 
テーブルとイスを設置した状態を後ろから見た状態。
バックドアは開けた状態で設営しましたが、この状態のままバックドアは開け閉めできます。

 
暖かい時期は開けっぱなしでも良いけど(虫の問題が無ければ)、寒い時期はやっぱりバックドアは閉めておきたいよね。
バックドアを閉めても、タープの張り具合には全く影響を与えません。

 
椅子に座った状態の景色。頭上がしっかり覆われているのは安心感がありますね。鹿留の時は屋根が短かったけど今回の長さ(2.7m)が最適。
この状態で料理を作って食べるならやっぱりこのくらい開放感があった方がいいね。
左側は開けたバックドアがあるので安心感があるし、ある程度の風防効果もあります。


これは鹿留車中泊時のその場しのぎのブルーシートタープ。
無理やり感が半端ない(苦笑)


そして、こちらが今回の完全版!
ピーンと張ってあるからシートの上に雨水が溜まるようなこともないし、スペースも広々としています。ほぼ完璧(笑)
これで、車中泊時に雨でもかなり快適に過ごせそう。
後は、バックドアを開けた状態でリアゲートを覆える防虫ネットを考えればいいかな。


簡単に仕舞えてコンパクトになるし、良い感じです。
グレーシート(UVシート)の方が見た目が良いから作り直そうかと思っていましたが、実際張ってみるとこれよりも厚い#4000のシートはタープにするにはちょっと重すぎますね。
このブルーシートで一応完成ということにしておきますが、調べてみると#3000のグリーンシートなんてのもあるんだ。他にもいろいろあるみたい。

ブルーシートはどうしても工事現場や事件現場のイメージがあるんだよね(苦笑)
だから、本当は別の色にしたいところではある。

色はともかく、ブルーシート類は加工しやすい素材だということがわかったので、いろんな利用法がありそうな予感。

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コメント

  1. 計算通りばっちりキマると気持ち良いですね。ナイス出来栄え!

    • Nori1022さん、こんにちは。
      ありがとうございます。
      私の場合は、一度でぴったりできることは滅多になくて、無駄が多くなっちゃうんですが、今回はイメージ通りうまくいったので嬉しいです。
      と言っても、ハトメを二つ付けただけという(笑)
      実用的にはできたと思うので、来春くらいに車中泊を楽しみたいと思います(^_^)

  2. 良い出来栄えですね。^^
    タープとしては、完成形でしょコレで。
    次はジムニー連結型テントまで作ってしまいそう、リコプテラさんなら。(笑)

    • kuniさん、こんにちは。
      ありがとうございます。自己満足に浸っているところです(笑)
      あとは虫の多い時期用に、リアゲートに取り付けられる蚊帳(ネット)を作りたいと思っているところです。
      ジムニー連結型のテント? 斬新なアイディア。でも、ジムニーがあれば車内で寝られるという話も(^_^;)

  3. いい感じの仕上がりですね(^-^) コンパクトでいいです。ちょっと参考に真似していいですか?

    • Kさん、こんにちは。
      ありがとうございます。
      珍しく頭で考えた通りにうまくできました(^_^)
      そうですね、設営も撤収も簡単だし、折りたたむととてもコンパクトになるところも良いかなと思います。問題は色だけ(笑)
      どうぞどうぞ、参考になるようでしたらぜひ真似して下さい。ハトメの位置と車への取り付け方法を考えればほとんどの車種に対応できると思います(^_^)

  4. こんばんは。
    バッチ・グーの出来です。
    災害が起きても長期戦に耐える術になります。
    災害時にシバシバ問題になる車泊によるエコノミー症候群も、これだけ周辺整備しておけば大丈夫ですね。

    • マンボウさん、こんにちは。
      ありがとうございます。
      災害時にということは全然考えてませんでしたが、確かにそういう局面でも活躍できますね。
      私は車のシートに座った状態でも2、3日は寝られると思いますが、それ以上になるとさすがにやばいですね。
      おっしゃる通りジムニー車中泊装備を充実させておくと安心かもしれません。
      良いことを教えていただきました(^_^)

  5. おはようございます。
    私も軽トラのシートを加工する時にハトメパンチを買いましたが便利ですね、手軽に日陰が欲しい時便利です、私はジムニーを止めてからしばらくはミニバンの跳ね上げ式のバックドアーが雨の日の着がえに便利ですので乗り、今もまた同じような車に乗っていますが後部ドアを利用すれば簡単に出来そうですね。

    • ハックル70さん、こんにちは。
      ハトメパンチ、便利ですよね。ブルーシートはちょっと重いですが、遮光性能が高いので日を遮るのには良いですね。
      バックドアが上に開くタイプは雨の日重宝しますよね。ジムニーは横開きなのでびしょ濡れです(笑)
      バックドアが上に開くタイプならそこに1.8×1.8mサイズのブルーシートを接続するだけで広いスペースができそうですね。接続方法は考える必要がありそうですが(^_^)

  6. 旅先でタープがあると車内でいるのと違い自然に佇んでいられますから良いですね。
    リコブテラさんの良いとこ取りをしたいです。^^;
    先日テントの買い替えで古いスクリーンタープのネットを切り取りました。
    タープ使用時の虫除けに工夫したいです。

    • 幻の渓流師さん、明けましておめでとうございます。
      本年もよろしくお願いいたします。
      そうですね、連結したタープの下なら開放感があって良いです。
      開放感があるということは夏場は虫対策が必要になりますよね。私もジムニーのウインドウやリアゲートにうまく取り付けられるネットを作ろうと思っているところです(^_^)