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外道を釣り逃してこんなに悔しいとは|オイカワを探し求めて

その他の釣り
この記事は約7分で読めます。

鮎釣りの解禁日に毛鉤でウグイやオイカワを釣ろうとした話は書きましたが、なぜか嬉しい外道の鮎が釣れてしまったんですよね(笑)
オイカワをなんとか釣れないだろうかと、心当たりのあるダム湖にやってきました。
ここは、何年か前に(調べてみたら5年前だった。もうそんなに経つの!?)ウグイやオイカワを釣っているお姉さんがいた場所。

あの場所なら、オイカワが釣れるんじゃないかな。

ダム湖でオイカワを釣ろう!


やってきました。
最近流入河川が工事中なので、水が白濁している感じですねー。
それに、5年前とは地形が少し変わっているし岸際に葦や灌木が茂っちゃってかなり釣りにくいなぁ。

タナをしっかり取って底付近を狙ってみよう。

仕掛けはこんな感じです。


NISSIN ファインモード流 中硬楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)は、私は足場の高い所からワカサギを釣るのに使っているので6.3mのものを使っていますが、ウグイやオイカワを釣るなら4.5mで十分だと思います。
軽くて柔らかい竿なので、川の小物釣りにお勧め。

 
まず唐辛子ウキをセットして(ウキ下は水深より短くしておきます)、ウキの頭が出るくらいにオモリを調整。
大体の状態になったら餌も付けてさらに微調整。
板オモリだと微調整しやすいですね。

 
ハリにタナ取り用のゴムをつけて、水深を測ります。水深よりウキ下が短ければウキがすーっと沈んでいくので、少しウキ下を長くして再度投入。これを繰り返します。
ウキの頭が出るくらいの長さにウキ下を調整します。ウキが寝てしまうならウキ下が長すぎます。

ちょうど頭が出るくらいの深さになれば、ハリは底すれすれの状態です。
底を狙うならこの状態でOK。
足元からドン深になっているので、すぐ目の前でも1.5mくらいの水深がありました。
タナがもっと上の場合は、例えばウキを30cm下げれば底から30cm上を狙うことになるし、50cm下げれば底から50cm上を狙うことになります。
まずは、底すれすれを狙ってみます。

タナとは?
タナとは魚の遊泳層のことです。底べったりに魚がついていることもあれば、中層、上層にいることもあるので、深さのある管理釣り場のトラウトやヘラブナなどの場合はこの「タナ」を的確に掴んで、餌(疑似餌)をタナにキープすることが釣果に直結します。

 
餌は今回はこの川小物ネリ楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)を使います。
チューブに柔らかく練られた餌が入っています。
少し押し出して、

 
こんな感じに丸くハリに付けたらOK。
ヘラブナや寒バエ釣りで「オカユ練り」と呼ばれる餌もこんな感じですね。
手が汚れないしお手軽で良いんですが、これかなり柔らかいのでハリにうまく付けるのが難しい。


陽射し強いので、木陰がありがたい。
全くの止水のようだけど、左から流入河川の流れ込みがあって対岸側をゆったりと流れがあります。
そして手前側はごくゆったりと右から左へ巻き返しています。
餌を付けてやや右側に投入し、ゆっくりと左に浮きが動いていくのを見つめます。

小さなハリに掛かったのは、まさかの魚。

この練り餌は柔らかいので、一投して引き上げると餌が溶けて無くなっています。
毎回餌を付けて投入。これを繰り返します。
これなら、もっとしっかりした九ちゃん楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)も持って来て、少しそれで魚を寄せた方が良かったかな。

しばらくすると、左にゆっくり流れていたウキがピタッと止まりモソッと動いたような。アワセると空振り。
それから3投目くらいに、同じ辺りでスッとウキを押さえ込むようなアタリが。

アワセると、
おっ、来ました!

明らかにオイカワよりも大きい魚。マブナかな?
いやいや、なんかもっと重いぞ。小さめの鯉かな。

いずれにしろ外道だから思い切って竿を立ててぐぐぐーっと持ち上げると、ブルブルと頭を左右に振りながら水面まで魚が上がってきました。
なんか妙に元気な魚だね。

水面近くで魚が反転して魚体が見えました。
あっ、ニジマスだ!
しかも小さく見積もっても余裕で尺は越えている。


反転したニジマスは底の方へ一気に潜っていきグイーンと竿を絞り込みます。
ちょっと竿が引き込まれているところの写真を撮っておこう。

ハリス0.4号なのはまぁいいとしても、ハリが袖形3号なのがツライ。
どの辺りに掛かっているかにもよるけど外れちゃうかもな・・・だけど障害物のない止水だからその点はこちら有利。頑張ってみよう。


ところで、なんとか寄せてきたとしても、足元がドン深でしかも葦が茂ってるからランディングが難しいよね。下手すると自分がドボンしちゃうよ。

 
左に行けば浅瀬があるけど葦と灌木で移動できないし、右側も立木があって動けないからどうしようかな。

なんとか竿を立てながら、右に左にニジマスの引きをいなしていますが、なかなか水面に引き上げられません。竿が柔らかいので弓なりになってヒュンヒュン糸鳴りがします。

ランディングできるかどうか不安だったので、とにかくもう一度水面に顔を出させて写真を撮っておこうかな。
ニジマスの引きが止まった頃合いで、竿も思い切って立ててみます。
お、浮いて来た。重いな、やっぱり。
水面に顔が出るかどうかっていうところまで来たので、竿を左手に持ち替えて右手をカメラに伸ばした瞬間、ニジマスが水面でひらっと反転。
さっきまで右に左に潜り込もうとしていたのに、今度は沖めがけて一気にダッシュ!!

おっとっと。

左手ではその引きにうまく対応することができずに、ハリスがプッツン・・・


ニジマスは沖深くへ消えて行ったのです。
あーあ、やっちまったー。しばらく放心・・・

あれは、良いニジマスだったなぁー。
細仕掛けであのニジマスを上げられなかったのが悔しい。
まぁ、冷静に考えてみると今日の狙いはオイカワだから、いくら良いニジマスでも外道なんですけどね(笑)
たぶん3号のハリは良いところに掛かっていたんだと思う。中途半端に写真を撮ろうとして、左手に持ち替えたのが敗因。
利き手じゃないので瞬時のダッシュに対応しきれませんでした(T_T)

気を取り直して、本命を狙います。


もう一度あんなニジマスが食ってこないかなーと思いつつ新しくハリを結んで投入。なぜか、オイカワじゃなくてニジマスを狙う気になってます(笑)

その後、アタリはポツポツ出るようになって、


ウグイさんが釣れました。こちらも外道でございます。


何尾か釣っているうちにかなり良いサイズも釣れたりして、これはこれで楽しいんですが肝心のオイカワが釣れません。

 
ウグイを数尾釣った後は、アブラハヤの猛攻になったので終了。
久しぶりにカタツムリを見ました。

オイカワが釣れるまで、がんばろう。

さて、久しぶりにウグイを釣ったので2尾だけ持って帰って新たなウグイ料理でも作ってみよう。
中学生の頃はオイカワは天竜川で簡単に釣れたのに、ほんとに釣るのが難しくなってきちゃったなぁー。
鮎の解禁日に会った漁協の監視員の話によると、鮎解禁前の試し釣りができなかったので代わりに投網を打ってみたら、鮎やウグイはかなり捕れたけどけどオイカワはほんの数匹入っただけだと言っていました。

まぁ、数匹でも生存確認できたなら、天竜川浅瀬で例の毛鉤流し釣りをすれば釣れないことはないのか。夏のうちに良いポイントを見つけてやってみよう。

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コメント

  1. こんばんは、リコプテラさん。
    この度はリンクの件でお世話になりました。
    また、ご丁寧な紹介を頂き ありがとうございます。今後とも皆さん、よろしくお願い致します。
    今回のターゲット、オイカワの記事は私の楽しみにしているシリーズです。
    しかも、毎回キッチリと狙いをずらして焦らされる事もお約束 (笑)
    延べ竿で虹鱒との格闘も臨場感あって楽しく読みました。次こそは、天竜川での美しい婚姻色を期待しています^_^

    • ポンタさん、こんばんは。
      いえいえ、こちらこそリンクを貼っていただきありがとうございます。
      今後も、お互いブログも釣りも楽しみましょう。
      オイカワは中学生くらいの頃は簡単に釣れたのに最近釣るのが難しくなってしまいました。
      狙いは意図的にずらしているわけじゃないんですよ(笑)
      えぇ、いつかきっと天竜川のオイカワの写真をアップしますよ!
      その前に木曽川辺りで釣ってみるかもしれないですが(笑)

  2. おはようございます。
    予定外の大物は焦りますね。
    上手く竿が立てれればイナシながら頑張れますが、竿がノサレ気味になると厳しいですね。
    目指せ、大物虹鱒?!

    • マンボウさん、こんばんは。
      そうなんですよね、まさに想定外の大物でした。
      こんな小さなハリにニジマスが掛かるとは思いませんでした。
      途中で写真を撮ろうなんて思わずに、利き手のみで竿を操っていたらまだなんとかなったかもしれませんが、左手に持ち替えた途端に沖目に一気に走られるとは、こちらの心の動きを読まれているかのようでした。
      ニジマスを狙うなら、今度はルアーでやってみたいですね(^_^)

  3. 足場が浅瀬ならズリ上げて何とかなるだろうけど、こんな足場だと細仕掛けでは辛いですね。
    きっとボクも同じように証拠を残そうとして、同じ結果になってるな、きっと。(笑)
    こちらは近所のお世辞にも綺麗とは言えないような川に、割とオイカワが生息しています。
    ニジマスシーズンが秋に再始動するまでは、コイ科に遊んでもらうのも一興ですね。^^

    • kuniさん、こんばんは。
      そうなんですよねー、足元が浅場ならずり上げられたと思います。
      ランディングをどうしようか、とあたふたしてしまってなんとか水面に顔を出して写真を撮ろうなんていうセコいことを考えたのが敗因でした(笑)
      オイカワはきれいな水に棲んでるイメージでしたが、言われてみれば鯉科なのでかなり汚れた川でも棲息できますよね。
      フライでオイカワ楽しそうなんですが、こちらはなかなか良いポイントがありません(>_<)

  4. 延べ竿で細い仕掛けに大きいニジマス来たら面白そうですね。延べ竿でイカ釣っているオジサンがでかいヒラメ掛けたときは目の前で竿折れました(笑)

    • Nori1022さん、こんばんは。
      延べ竿の細仕掛けに大きいのが掛かると、スリル満点で楽しいです。
      これは絶対上げるぞ!とアドレナリン出ましたが、途中で「ランディング難しそうだからとりあえず写真を撮っておこう」なんて弱気になったのがダメでした(>_<) リールがあるとロッドの弾力の他に糸を出せるので心強いですが、延べ竿だと想定外の大物が来ると危険ですね。竿が折れるくらいなら、ラインブレイクして欲しい(笑)

  5. こんばんは。
    ニジマス独特の寄って来てからの反転、これでやられてしまいますね、池の釣り、木祖村のあやめ池で釣りが出来る時代、渓流が禁漁になると良く出かけました、狙いはコイですが、あの微妙な浮子の動き、楽しかったですね。

    • ハックル70さん、こんばんは。
      ニジマスは弱って寄ってきたかな、と油断していると突如身を翻して猛ダッシュしたりするんですよね。今回はこちらの油断を見透かされて一気に沖目に走られてしまい、完敗でした。
      あやめ池、釣りができたんですねー。今はかなり浅くなってしまったようですね。
      鯉や鮒の浮き釣り、面白いですよねー(^_^)

  6. いかなる時もネットが要りますね。子供の頃、鮒釣り、鯉釣りに ウキを使いましたが、タナの取り方を習えてもらえる人がいなかったので 適当にやって釣ってました   昔は木曽川でもオイカワが居る場所があったのですが、今も釣れるかは不明です。 今度、調査をお願いします

    • Kさん、こんばんは。
      オイカワくらいならネットなんか要らないだろうと油断してましたが、ニジマスがかかった時には本当に「柄の長いタモがあればなー」と後悔しました(T_T)
      鯉釣りや鮒釣りのタナ取り、私も中学生の頃はテキトーにやってました(笑)
      木曽川は水質が昔のままの印象なので、オイカワがいるんじゃないかなと思っています。夏の間に納涼かねて、遊びに行ってみます(^_^)

  7. おはようございます。
    こんなに濁ってても喰ってくるんですね!
    隠れ人気シリーズのウグイ料理は後日UPされるのでしょうか^^
    昔、防波堤で3.6mの渓流竿でカサゴを狙っていたら48cmのチヌが掛かったことがあります。ハリス3号だったので竿が折れるかと思いましたが何とか取り込みました(汗)

    • 七流釣師さん、こんばんは。
      鮒や鯉だと泥水のようなところでも、匂いに惹きつけらてきて食ってきますが、ニジマスは視力に頼っている印象なのでこんな小さなハリに付けた練り餌を食ってくるとは意外でした(^_^;)
      ウグイ料理ほんとに隠れ人気シリーズなんですよね(笑)この後アップしますので、またご覧下さい。
      3.6mの渓流竿で48cmのチヌですか!? 取り込めたとはお見事ですねー!