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2020秋のキノコ速報第六回|気分転換にカラマツ林へ

きのこ狩り
この記事は約4分で読めます。

今年のキノコはなかなか厳しい状況が続いていますが(長野県南部)、3日間かなりの雨が降り続いた翌日の10月11日の午後ちょこっとだけ山を歩いてみることに。

今日は普段歩かない山です。その辺りにカラマツが生えていることは知っているので、カラマツ林によく出るハナイグチを探しに行ってみます。

カラマツ林を歩こう|ターゲットはハナイグチ


ジムニーで林道を上り、林道が二股に分かれる辺りに停めて細い方を歩いてみます。

もう少し早く来れば良かったかな

 
あ、早速林道脇にハナイグチ発見。
だけど、雨に打たれてぐっしょりしているし、傘の裏側を見ると虫にも食われてるね。

 
もう少し先に進むと大きくなりすぎて傷んだハナイグチが2本。
ちょっと来るのが遅かったのかもなぁ・・・もったいない。


ハナイグチが生えていたところから山に入ってみます。ちょっと藪が茂っているのが気になるけど。

 
これはアミハナイグチです。
これも写真2枚目のように雨に打たれすぎて、傘の表面が剥げています。


食べられそうなものだけ数本採ります。


いつもの山に比べると藪だらけで、地面もふかふか。歩きにくくて仕方ありません。
それにこの状態はキノコにとってもあまり好ましくない。

 
このハナイグチもダメですねー。


ジムニーで上ってくる途中にもっとカラマツがたくさん生えている場所があったから、そっちに移動した方が良いかな・・・
山をぐるっと回って林道へ向かって山を下りることにしました。

 
きれいなドクベニタケ(毒)が一本。
ヌメリイグチも一本だけ。

 
それから、これは何だろう? さっきのアミハナイグチ同様雨に打たれて傘の表面が剥がれてつるっとしてるけど・・・
よく見ると、サマツモドキ(毒)ですね。これは以前は食用とされていたようですが、体質によって中毒を起こすので今では毒キノコに分類されています。無理して食べるほど美味くはないので、食べない方が良いです。

ジムニーの駐車場所に戻ってきてみると、キノコがざくざく

林道に向かってトボトボとジムニーに向かって下りて行くと・・・


林道脇に生えてるあれは、ハナイグチじゃん。
あれは状態が良さそう。


近寄ってみるとその近くにも群生してました。
しかもちょうど食べ頃の極上品!


ハナイグチは裏面の管孔(スポンジ状の部分)が虫に食われることが多く、こんな綺麗な個体が採れるととても嬉しいです。


傘と柄が膜で繋がっている幼菌も。


さらにそのちょっと横にもまだまだ生えてます。


なんとも素晴らしい光景。ここだけでそこそこの量が採れました。
何しろ全く虫に食われていない極上品なのが嬉しい。
これ、三日降り続いた雨のうちにニョキニョキ出てきたんじゃないかな。雨が降っていると虫もおとなしくしてるし。雨のおかげの極上ハナイグチだと言えるでしょう。


1時間歩いても全然採れずに終わるかと思っていたのに、ジムニーに戻ってきたところでこんなに採れるとは。今回も山の神様に助けられました。
例えるなら、ボウズかと諦めていたのに尺イワナが釣れたあの時と同じような気分(笑)


林道脇の黄色丸印の辺りだけで、こんなに採れました。
このすぐ右側にジムニーが停まっています。

近くの山を歩けばもっと採れるかもしれませんが、今日は時間もないことだしこれだけ採れれば十分なので帰ることにします。


帰りに空を見上げるとなんだか夏のような雲が遠くに広がっていました。


この前から少しずつ塩蔵していたアミタケショウゲンジ。今回のハナイグチも入れられるだけ入れて、二瓶分の塩蔵キノコができました。
一瓶は、10月中にバーベキューの予定があるので、その時にきのこ汁にします。
残りは実家で大根おろしと醤油であっさり食べました。やっぱりハナイグチは美味いです!

初心者におすすめの三大キノコとは

前にも書いていますが、アミタケショウゲンジハナイグチの三種は見分け方も簡単だし、量もそこそこ採れるので初心者にお勧めの三大キノコです。
そして、何よりこの三種を入れたきのこ汁は抜群に美味いのです!
キノコを覚えたいと思っている方は、まずこの三種をターゲットにして下さいねー。

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コメント

  1. 今年は不漁続きかと思わせつつ、こんなことも。(^_^)
    そう言えばウチの両親が初めてキノコ採りに目覚めた時も、アミタケとハナイグチを採ってきていました。

    • kuniさん、こんにちは。
      長野県の南部は全体的にはやはり不作なんですが、キノコは条件さえ揃えば出てくるので一つの山の中でも局地的に条件が揃う場所があるんでしょうね。今回はほんとうに突然目の前に群生が現れた感じだったので、ビックリするやら嬉しいやら (^_^)
      ご両親はキノコ狩りをされるんですね。アミタケやハナイグチは見分けが簡単な上に、汁物にすると極上の味なんですよねー。

  2. フムフム 唐松林にはハナイグチ あったかな唐松林 

    • Kさん、こんにちは。
      そうなんですよ、ハナイグチを狙うならカラマツ林です。
      昔はうちの実家のすぐ裏山みたいなところで簡単に採れたんですが、年々採れにくくなっている気がします。
      木曽にもカラマツ林はあると思いますよ。ただ、自由に歩いて良いかどうかが問題ですが (^_^;)
      このキノコは汁物にすると本当に美味いので、ぜひ探してみて下さい。

  3. おはようございます
    良いキノコが採れて、良い山歩きでしたね。
    しかし・・・、喩えキノコが採れなくても、最後一つ前の山の遠景、素晴らしいですね。
    山頂で見る山並みも素晴らしいですが、林間に覗く遠景も癒されます。

    • マンボウさん、こんにちは。
      今回のハナイグチは極上品なので、本当に嬉しかったです。これが採れなければ本当の意味で単なる山歩きで終わるところでした(笑)
      遠景の山々に目を付けるとは、さすが山を歩いているマンボウさん!
      雲で隠れていますが、ここから見えるのは南アルプスの仙丈ヶ岳方面です (^_^)

  4. おはようございます。
    ジコボーは不思議なことに道端に良く出ますね、私の方もパッと出ましたが、やはり出始めのがいいですね、開いてしまうと痛みやすいです、コムソウも遅れて出始めましたよ。

    • ハックル70さん、こんにちは。
      そうですね、ジコボウは林道脇でよく見かけます。虫に食われている場合が多いですけども (^_^;)
      林道で見つけたらその辺りから山に入るようにしていますが、今回入った場所は下藪が多くしかもカラマツがそれほどなかったので、イマイチでした。そんな状態だったので、帰りの林道脇の群生は嬉しかったです。
      もう一度山に行きましたが、確かにまたコムソウが出てきていました。ただ、こちらはそれほどの量にはなりませんでした (T-T)

  5. おはようございます。
    最高の茸ですね。そうなんですよね、ハナイグチは道端によく出てますよね。身近な茸で、鍋にも、お味噌汁にもよく合うので、大好きです。
    私も、先日時間ができたので行ってきたのですが、ちょっとだけでした。ハナイグチ、アミタケ、クロカワ、カノシタなどでした。ほとんどが、雨で傘がボロボロの状態で食べられないものが多くでした。日曜日に行ったので遅かったのや、気温が高いですよね。
    う~ん、本当に不作ですね。そろそろクリタケが取れる頃だと思うのだけど。
    新しい場所は、時間がなくて行けませんでした。なんだかんだで、時間を作るのが難しいです。
    しかし、今回の写真を見ると本当にワクワクしちゃいますよね。写真を見ていて楽しくなりました。

    • nomitaさん、こんにちは。
      ハナイグチは林道脇でよく見かけますが、大概は大きくなって傘裏が虫に食われていたりするんですよね。今回のは本当に極上品で嬉しくなっちゃいました。おっしゃる通りで汁物にすると最高ですね!
      山を歩いてきたんですね。今年は私はクロカワは1本も採れていません (><)
      普通ならキノコはもう終盤ですよね。クリタケが採れそうな山も見に行ってみます。
      通っている山にも行きましたが、散々状態でした (T-T) そちらには見切りをつけて、次は別の山へ行きます。
      キノコ狩り好きなら、このジコボウの群生写真には心躍りますよね。よくわかります、その気持ち (^
      ^)