今年の渓流シーズンは序盤から新型コロナウイルス感染拡大に伴い、思うように身動きできなかったり、6月下旬から7月いっぱいは異例の長梅雨で全く釣りができませんでした。
多難なシーズンでしたが、その中には新しい出会いや発見もありました。
今年もいよいよ残りわずか、来シーズンに思いを馳せながら今シーズンを振り返ることにします。
2020 天竜川水系・木曽川水系 フライ&テンカラ&ルアー
※登場する河川名は全て私が勝手に付けたもので、実在する川の名前ではありません。
2月・・・天竜川水系 アケビ沢
降り続く雨の解禁日。魚は予想外に好活性。
終日小雨がぱらつくすっきりとしない天気でしたが、解禁日にしては予想外に魚の反応が良く、数釣りが楽しめました。
直前放流物だけでなくワイルドな魚も釣れたのが嬉しい。
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3月・・・木曽川水系 ネズコ川
木曽川水系で放流されているアマゴが気になる。
Xpan4.3LTSと新たに購入したアブガルシア Revo LTX-BF8との組み合わせでの、初釣行。
このところ木曽の里川でよく見かける派手な朱点のアマゴ、本来のアマゴと形質が変わってきているようで心配です。
コンビニご飯も山のうつわに盛り付けるだけで数倍美味そうに見える不思議(笑)
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3月・・・矢作川水系 ヨモギ川
ジムニーで前泊。肌寒い霧雨の中で釣りスタート。
まだまだ寒い地元から逃げ出して暖かそうな矢作川水系へ。
前泊で出かけたものの、朝から冷たい霧雨に見舞われ、テンションダウンの中で釣りスタート。
ニンフで釣っているとマーカーアタックがあったのでドライに変更。そろそろドライフライでも釣れる季節になったようです。
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4月・・・木曽川水系 翡翠の川
自粛要請のコロナ禍の中、一日山に籠もる。
未曾有のコロナ禍により発令された自粛要請。家に籠もっていると滅入ってしまうので、人と接触しないように早朝から出かけて一晩山に籠もることに。
綺麗なアマゴが出迎えてくれましたが、夜のブルーシート泊は想像以上に寒くてギリギリでした。
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5月・・・天竜川水系 モグラ川
渓流ベイトフィネスでもロングティペットリーダーのフライでも楽しめた日。
前夜にはブルーシートで泊まり、早朝は渓流ベイトフィネス、暖かくなってからはフライでロングティペットリーダーの釣りを楽しみました。
のんびり渓流メシを食べて、綺麗なイワナやアマゴが釣れて、とても良い季節になりました。
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6月・・・木曽川水系 檜の森
一番好きな川でテンカラとフライを楽しむ。
増水を避けて、今まで来ることができなかった最上流部までMTBで頑張って上りました。
前半は小型ばかりでしたが、お昼を食べてゆっくり休んでからはテンカラでもフライでも良型が釣れて楽しい釣りになりました。一番好きな川は裏切りませんでした。
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6月・・・天竜川水系 仙人の川
汗だくになって歩いた末にキャッチした尺岩魚。
工事で想定外の場所から3時間も歩かなければいけなくなった暑い日。
汗だくになって歩き続けて、今日はボウズか、fと諦めかけた時に出てくれた大物!
そして、山菜のアイコ(ミヤマイラクサ)を見つけられたのも大きな収穫でした。
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7月・・・天竜川水系 龍の川
丸一か月降り続いた異例の長梅雨。晴れ間になんとか釣りに。
長梅雨のせいでどこの川も大増水。
雨が止んだタイミングで釣りに出かけてきたものの、上流部は大増水で釣りにならず、諦め半分で下流部に移動したら元気なアマゴが釣れました。
お昼に食べたなめろう丼が一番印象に残った釣りでした(笑)
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8月・・・天竜川水系→矢作川水系へ転渓
滝上からのあわや滑落の悪夢。転渓先で出会えた泣き尺アマゴ。
二泊三日の予定で計画した源流釣行。行く手を阻む大滝の高巻きであわや滑落の恐怖を味わい、引き返して馴染みの川へと移動しました。
先行者が狙ったと思われる大淵から、まさかの一発大逆転!
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9月・・・天竜川水系 麦酒川
渓流禁漁間近の超渇水の渓。予想外に良型が連発。
先行者ありだったので、仕方なく取水口下の超渇水の区間に。
シーズンも終盤。厳しい釣りが予想されたけど、意外と良型イワナが残っていて#0ラインを使ったしなやかなフライロッドを綺麗に曲げてくれました。
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2020渓流まとめ
ニューロッドはいずれもお気に入りに。
新たに入手したフライロッド インファンテ773-6 NSFとベイトルアーロッド ブランシエラ 3.9UL Limited。
いずれも自分の釣り方には合っているようで、とても調子良いです。すっかりお気に入りのロッドになりました。来シーズンもこの2本が活躍してくれることでしょう。
ブルーシートかタープか?
渓流シーズンが終わった10月にブルーシートの新たな設営方法を試しましたが、春になったらグラウンドシートを兼ねる瀬畑ハウス風の張り方も試してみます。
その上で、源流泊にはブルーシートが向いているのか、それとも軽量タープが良いのか、その辺りを検討してみたいと思います。
源流へのルート開拓とアマゴの瀬釣り
昨年末の『2019年渓流まとめ』の時には、「来年は人間が簡単には近づけない超源流に泊まって幻の大岩魚を釣りたいな」と書きました。
それを実現すべく、稜線超えの源流を目指しましたが、大滝に阻まれあえなく断念。来年は別ルートでこの川の源流に向かう計画を立てます。そして、他の川の源流ルートも開拓したいと思います。
それとは別に、開けた下流部のアマゴ釣りにも力を入れてみたいですね。
そして、今年はテンカラ釣りの楽しさを再認識したので、そちらもさらに探求したいと思います。
これからしばらくは、解禁日を妄想しながら毛鉤でも巻いて過ごします。
コメント
今年はコロナウイルスのおかげで隣県へのアジ釣りにいけませんでした。また増え始めたしどうなることやら。でも渓流本流は人に合わないし来年どうなろうとも行く(笑)
Nori1022さん、こんばんは。
アジ釣り、いつも楽しそうに見ていましたが、あれは隣県でしたっけ。
今年は4月頃に県を跨ぐ移動を自粛しろとしきりに言っていましたが、その後GOTOトラベルキャンペーンをやって感染者激増(因果関係はハッキリしませんが)、そしてまたクリスマス〜正月は自粛しろと。なんだか迷走中ですが、来年渓流が始まる頃には落ち着いて欲しいですね。
確かに、私も渓流で人に会うことはほとんどないので、コロナウイルスが今より感染拡大してしまったら、尚さら早朝から夕暮れまで谷に籠もります(笑)
今年は渓流つりも普段の半数でしたね
加齢の事も有り遠方え行けず又コロナの影響も有り
来季は如何でしょう良い年で有りたいですね、
釣りお爺さん、こんばんは。
コロナウイルスと異例の長梅雨のダブルパンチで、私も渓流に出かける回数が例年より少なめでした。
6月頃に一旦収まったかのように見えた新型コロナウイルスは、ここへ来てまた猛威を奮っていて、遠方へ出かけるのはためらいますね。
まだまだ出口が見えない状況ですが、来年の渓流シーズン本番頃には落ち着いてくれることを願うばかりです。
今年の冬はかなり寒いので、お体お気を付け下さい (^_^)
おはようございます
渓流釣の極意は、”魚が居る場所に竿を出す”につきると思っています。
そうすると、だんだん源流へ、そして新たな釣場へとなります。
そうすると、ソロキャンプってのは有力なツールですね。
来期も、魚枯れさせない程度の入渓を心がけ、あちらこちらで竿を出したいです。
マンボウさん、こんばんは。
昔から釣りは「一場所、二エサ、三に腕」と言われるように、場所選びが何よりも大事ですよね。
魚のいない場所では、どんな技術を駆使しようとも絶対に釣れないですもんね(笑)
源流には魚がたくさんいるはず・・・もちろんたくさん魚がいる源流もあるんですが、このところ源流指向の釣り人が多いのか、ちょっとやそっとの源流にはかなり人が入っているんですよねぇ。
それでも、来年は桃源郷と言われるようなイワナの楽園を目指して、山経由の源流へ向かってみたいと思っています。
それと、昨今意外と穴場となりつつある開けた里川の釣りも楽しみたいです (^_^)
今年の梅雨は異常でしたね。
私も6-7月はほとんど釣りに行けなかったな~
キジトラ1011さん、こんばんは。
本当にここまで長い梅雨しかも、実質丸々一か月雨が毎日降り続いた梅雨は経験がありません。
これは今年だけなのか、それとも地球規模で気象が変わってきているのか、ちょっと心配ですよね。
私も6月下旬から7月いっぱいは釣りに行けませんでした。
新型コロナウイルスの件も心配ですが、来年はゆったりと渓流釣りが楽しめるシーズンになってほしいですね (^_^)
こんばんは。
コロナ禍の影響で前半は釣り人も少なかったですが、後半は凄いほどでした、漁協の放流事業も何か良くわからないうちに禁漁になってしまいました、年々里川の釣りが厳しくなった感じがする一年でしたね。
ハックル70さん、こんばんは。
そうですね、自粛自粛の大合唱だった4月頃は釣り人は確かに少なめでしたが、5月の連休の人出の多さや、その後の渓流で見かける他県ナンバーの多さにはビックリしました。
漁協でも今年は予定していた釣り大会やイベントは軒並み中止になったので、予算は余ったんじゃないでしょうか。その分、来シーズンに意義あるお金の使い方をして欲しいですね (^_^)
里川の釣りもですが、源流方面もかなり人が多くなり、以前より魚が少なくなってきている気がします・・・
今シーズンは、誰もいない川へ行くにも 気まずい感じでしたね。私の行く川では、ほとんど人には会いませんでしたが。
今シーズンの まとめ を見ると、リコさんも少しは楽しめた感じですかね
Kさん、こんばんは。
誰にも会わない渓流に釣りに出かける分には問題ないはずなんですが、4月の自粛大合唱の時には、本当に家から出るだけでも悪者扱いされそうな勢いでしたよね (><)
その後は、異例の長梅雨もあったりして、なかなか大変は渓流シーズンでした。ちょっと不完全燃焼の感がないでもないですが、新しいことをいろいろ試すことはできたので、来年に繋がるシーズンになったのかなとは思います。
お互い、来年はのんびりと渓流釣りが楽しめるシーズンになって欲しいですね (^^)
今年はブルーシート泊と木の器が新たに加わった、新規開拓の年だったでしょうか。(でしたよね?・・・去年からだっけ?)
なんだかんだと良い魚をキャッチされているのは流石です。^^
今見返しても「なめろう丼」は反則級に旨そうですね。
ボクはニジマスをキャッチするまで、おちおちと年を越せません。(笑)
kuniさん、こんばんは。
そうです、そうです。ブルーシート泊を始めたのも、山のうつわ(木の器)を使い始めたのも今年からです。
なんか今年はいろいろあったので、自分でも去年のような気もしちゃいますが(笑)
おかげさまで良い魚にはたくさん出会えました。
私も、今年の渓流メシの中では、なめろう丼が一番印象に残っています。
日帰り釣行の時に、なめろうを冷凍して小さな保冷剤と一緒に持って行くと、お昼くらいにはちょうど良く解凍されているので、機会があればぜひお試しを。
次こそはグッドサイズのレインボー、きっとキャッチできますよ (^_^)
こんにちは。
私もいろいろ重なり、なかなか釣りに行けない中、
源流に絞ってなんとか昨年の半分くらいはこなせました。
人が少なくて魚影が濃く楽しめた川。
禁漁前にようやくでしたが尺物も釣れた川。
初めて源流に行った川。
反面、
体力の衰えを思い知らされた川。
荒れ放題で釣りにならなかった川。
そもそもたどり着けないお気に入りの川。
悲喜こもごもでしたが、
年々体力も落ち、渓流の環境も悪くなるばかりで
今後、いつまで釣りに行けるのか心配になる今日この頃です。
来年は、行けるうちに行っておきたい源流を目指すつもりで、
今から思いを馳せています。
wakudokirunさん、こんばんは。
今年は源流に絞った釣りだったんですね。
おっしゃる通りで、良い釣りができる源流も残ってはいますが、人がたくさん入って魚影が薄くなってしまった源流もありますね。
昨今のアウトドアブーム、渓流釣りブームの影響が少なからず出ているように思います。
釣り人が多くなったことだけが原因ではないかもしれませんが、私がブログを始めた6年ほど前に比べても釣れなくなった川が増えたように思います。
そうですね、源流行は体力が必要なので「行けるうちに」というのはありますね。お互い、安全第一で源流釣りを楽しみましょう (^_^)
それとは別に、私は開けた川の瀬釣りにも力を入れてみようかと思っています。
尺もあり、綺麗なアマゴもあり、、、
人の世は総じて大変でしたが、サカナは変わらずそこに居てくれたんですね
確かに「釣り切られ」の川が増えた気がしますが。。。