今年のキノコパトロール初日は腰ビクが空っぽという、釣りで言えば「ボウズ」という結果となりました。
それから10日後の9月15日、前日前々日と雨が降ったこともあり、さすがに今回は何か少しは採れるでしょう? ということで再び同じ山へ。
例年より遅れているキノコ|2025年秋 第2回キノコパトロール
残暑が厳しいものの朝晩はだいぶ涼しくなってきた
トチの実も落ちて秋が深まってはいますね。
二日間雨が降ったのでキノコも出てきているかも、と期待しながらの林道上り。
MTBをいつもの場所に停め、足元はカメレオン8で固め、最強の熊鈴の綺麗な音色を響かせながら山を登って行きます。
キツネノチャブクロや謎の小キノコなどはありますが、密かに狙っていたアカヤマドリ、タマゴタケやサクラシメジなんかは全く見当たりません。
そしていつもの道なき道を通り過ぎ、ショートカット斜面の登り口。
キノコがほとんど出ていない山
前回小さかったツノシメジ(食不適)がこんなに大きくなっていました。
10日も経てばこうなるか。だけど、他には幼菌も見当たりません。これはやっぱりはぐれツノシメジなんだな。
この前見かけたニンギョウタケ、大きくなれないまま茶色くなって干からびたような状態。
辺りも見回しても他には出ていないようです。
右に左に蛇行してキノコを探しながら登りますが、全くキノコがありません。
どうなってんの、これ?
結局、他にはこの白い謎キノコがあった程度で、山頂が近づいてきました。
これは、まさかの2回連続の空振りなの?
山神様も同情するほどに
とうとう、何も採れないまま長老アカマツのところに辿り着いてしまいました。
今日も徒労に終わったか、と肩を落として地面に目をやると、
あ、マツタケじゃん!!
裏を見ると、乾燥で柄の表面がササクレ割れ状態になっていて、傘の一部はどうやらナメクジに食べられてしまったようです。
いわゆる虫食いとは違って柄の中を虫に食われてしまったわけではないので、傘のダメな部分だけ切り落とせばお吸い物くらいには使えそう。とりあえず冷凍しておこう。
良質な個体ではないけど、これ一本をありがたく持ち帰ることしによう。
下りの斜面ではハナホウキタケ(毒)の幼菌を見かけたくらいです。
本日の収穫:マツタケ1本のみ
今年は昨年以上にキノコが遅れているのか。
前回全く採れなかったのは仕方ないとして、9月15日にこれほどキノコが出ていないのは私が本格的にキノコ狩りを始めて11年間のうちで初めてです。
今年は5月中頃から下旬まで梅雨入りしたのかと思うほど雨の日が多かったですが、いざ梅雨入り宣言したあとは雨が少なく、ゲリラ豪雨は二度ほどあったものの8月までまとまった雨はほとんど振りませんでした。それに加えて10年前とは比べものにならないほどの猛暑続き。その辺りが影響しているのかもしれません。
1週間後にまた同じ山へ行く予定なので、その時には今年のキノコについてもう少し状況がはっきりすると思います。
神頼みの代償?
あ、そうそう、前回と今回、キノコが採れる採れないに拘わらず長老アカマツのところまでお詣りに北のは、実はちょっと神頼みしたいことがあったからなんです。
神頼みするようになっちゃおしまいだな、という声が聞こえてきそうですが、自分でやれるだけやってあとはどうしようもなければ神頼みしかないじゃん(笑)
それなら、神社なり寺院なりに行った方がいいんじゃない?って話ですが、私は2時間半かけて山の上まで登りこの長老アカマツにお願いした方が御利益ありそうな気がして。
で、結果なんですが、願いは聞き入れられたようで懸案事項は良い方向へ向かってくれました。
ありがとうございます!
それと引き換えに今年のキノコはおあずけ、なんてことないですよね?(笑)
コメント
上伊那の方はもう採れるのですね。下伊那の方は来週くらいからだと思います。金木犀が香る頃に採れ始めるので香りだしたら山に行ってみたいと思います。昨年は12㎏ほど松茸が採れましたが今年は降雨量が少ないのでそれほど期待はしてません。