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綺麗な川の綺麗なアマゴ|木曽川水系フライフィッシング

フライフィッシング野外調理
この記事は約7分で読めます。

お彼岸に雪が降りましたが、また暖かい日が戻ってきたので木曽川水系へ釣りに出かけました。
前回はワサビ沢でなんとか釣れたので、もっと南下してその辺りの様子を偵察します。
前日に地元の沢を見たら、先日の雪&みぞれのせいでかなり増水してたので、水圧強いようならチェコニンフでいこうという予定で。
水量落ち着いてたら、これだけ気温が高ければもしかしたらドライフライにも反応があるかも、なんて妄想しながら。

木曽川水系ウルイ川 フライフィッシング

この川は昨年の4月下旬に初めて来て、岸のウルイを採ってお浸しにして食べて以来、勝手にウルイ川と呼んでいます。あの時は桜の花が散る頃でした。


昨年来た時はここから釣り始めたけど、上流にある取水口の影響だろうと思われる急激な減水跡を発見して支流へと移動したんだった。
今回ももう少し上流を見に行ってみることにします。

 
土手にはスイセンが咲き始めていて、暖かそうですね。
この辺りは釣りやすそうだけど、水深がもっとある淵がある方がいいか、今の時期的に。

 
さらに上流に車を走らせ、支流側に道なりに走ると川のそばに良い駐車場所発見。とりあえずここから釣り上ってみよう。支流なのに結構な量の水だね。最初はチェコニンフでやってみよう。
バックパックのサイドにドライ&マーカーニンフ用のロッドを装着し、手にはチェコニンフ用のロッドを持って、川へと降ります。

予想よりも水温が低い。とりあえずチェコニンフで。

午前10時、気温15℃、水温5℃。
気温はともかく、水温が想像よりかなり低いね。前回のワサビ沢より低いじゃない(>_<)
とりあえず、チェコニンフだな。

 
タックルは、HENDS GPX9004/1024+折れた爪を交換してなんとか今のところ使えているriver peak クリッカーFLラインはDT4F、チェコニンフのリーダーシステムについてはこちらをご覧下さい。
一応私が基本仕様にしている、リードフライ…TBHメイフライニンフ+ファーストドロッパー…クロカワムシフライ3、セカンドドロッパー…グレーニンフの組み合わせにします。
各エダスはマイクロリング(極小の丸カン)で結束してますが、これだとキャスティング時のトラブルがほとんどありません。
チェコニンフシステムのキャスティング自体もだいぶ慣れました。


こんな水深があって表面の流速も早い場所なんかは正にチェコニンフ向き。
重いリードフライをしっかり底まで沈めて流します。釣れそうな雰囲気満々ですが、アタリはないですねぇ。

 
その後もチェコニンフ向きのポイントが連続しますが、反応ないです。
黄色矢印のところにイイ感じにフライを流せてるんですが、全く反応なし。
岸が狭いから川に立ち込んでいて、ウェーダー越しの水もかなり冷たい。
まさか、ボウズじゃないよねー、とちょっと心配になってくる。

川幅がそこそこあるので、10ft(約3m)のチェコニンフロッドも振れますが、問題は移動時。大石ゴロゴロで場合によっては岸の藪に迂回しなきゃいけないので、一旦ロッドを畳んだり、取り回しが大変。

ロッドを替えて、マーカーニンフで探ることにします。マーカーニンフで狙えそうなポイントもたくさんあることだし。

マーカーニンフにチェンジして機動力をアップ。

 
カムパネラレッドラップオービス バテンキルクリックII
ラインはDT3F、リーダーは9ft6Xに6Xティペット2ft継ぎ足し。
レッドラップとHENDS GPX9004/1024は偶然にも仕舞寸法がほぼ同じなので、カムパネラのロッドケースが併用できるのが便利。

玉ウキマーカーをセットし、BHヘアズイヤーニンフを結んでスタート。
水深があるポイントが多いので、さらにスプリットショット(ガン玉)を噛まそうと思ったけど、持って来るのを忘れてしまった(^_^;)
とりあえず、ガン玉なしで狙えそうなポイントに絞ります。

 
ほどなくして、落ち込みのヒラキでマーカーが割と派手に動きました。
チビッコアマゴがきました。
いいよ、いいよ、チビッコでも食ってくれれば(笑)
良かった。ボウズは逃れたー。


このポイント、一段下の流れ出し辺りに立って二回目のキャスティングを終えマーカーを見つめていたら左足下の石がぐらっと動いて、あぶな!っと右手に持つロッドにブルブルと生命感が。
え!? 釣れてるの?
竿を立てて見ると、確かに元気な魚がかかっているじゃないか(笑)


綺麗なアマゴ!
体制を崩してニンフがふいに引っぱられたところを食ってきたのか、それともちょうど食った時に体制を崩して抜群のタイミングでアワセが効いたのか謎だけど、とにかく釣れた(^_^;)

それからほんの小さな沢が流れ込んでいたので、そちらへ入ってみることに。
でも、この沢は暗っぽくて石質も違うのでどうも魚が釣れる気がしない。
とりあえず、ここでお昼を食べることにします。あんまり陽射しギラギラのところだとガスストーブの火が見えなくて使いにくいことだし。

ワンバーナー調理にお勧め。炊きこみご飯と汁物セット。

 
今日は、私の渓流メシの定番炊きこみご飯と汁物の組み合わせにします。
この組み合わせの場合、ご飯はアルミクッカー、汁物はチタンクッカーがベスト。
というわけで、アルミパーソナルクッカーの大鍋とチタンパーソナルクッカーの小鍋をセットにして持って来ています。
ストーブは、マイクロマックスULです。

ご飯を炊いて蒸らしている間に汁物が作れるので、1つのバーナーだけでちょうど良いタイミングで料理が完成するのがお勧めポイント。
ウチで研いだ米に具材と醤油、日本酒を振りかけて持って来てます。これに水を入れて炊くだけです。超簡単。
今回は季節感のある具材アサリが主役。アサリはむき身にして自宅で醤油でさっと煮てあります。
これら材料を保冷剤と一緒に百均の保冷バッグに入れて持って来てます。

 
いつも通り、チタン小鍋の方に水を入れて重石代わりにします。こうやっておくと下のアルミ大鍋でご飯が炊ける頃には、上の水もかなり沸いてきています。
ご飯が炊けたらそのまま蓋をして蒸らします。蒸らし終わったら天地返しをして、細ネギを散らしたらできあがり。

 
ご飯を蒸らしている間に、小鍋を火にかけて沸騰させ、餃子を入れて火が通るまで煮ます。
味付けは丸鶏ガラスープのみでOK。今回はちょっと醤油も入れましたが。
液体だけでなくこういう顆粒のものをもってくるのにも、ナルゲンボトルシリーズが活躍します。


餃子に火が通ったら、シイタケと小松菜を入れてサッと似たら完成。


本日の渓流メシ
・アサリの炊きこみご飯
・スープ餃子
・ナムル
・食後の紅茶

アサリの他にたっぷり入れてある生姜の千切りが効いてますね。最高!
本来アサリと生姜だけでも良いと思うけど、今回はニンジンと油揚げも入ってます。
汁物はもちろん味噌汁でもいいんだけど、スープ餃子だとボリューム満点。
今回は小松菜ですが、私はニラを入れることが多いです。
それから、自宅で作って持って来たナムル。これはデイキャンプにタッパーに入れて持って行くのにお勧めですよ。作り方はこちら

なんか炊きこみご飯とナムルの色合いが一緒だけど(笑)、見た目以上にうまいセットになりました。満腹満腹。

さて、この後はどうしますか。


虫はほとんど飛んでないけど、たまたまベストのポケットにこんな虫が留まったので、これは神のお告げに違いない!と、ドライフライを結んでみます。

ドライフライを投げてみたくなる垂涎のポイント。


この川は本当に水が綺麗なんですよねー!
ドライフライを投げてみたくなるでしょ?

しかし、そんなに甘くはなかった。
釣り上りながら、アダムスパラシュートからコカゲロウフローティングニンフミッジピューパなどを投げてみますが、全くの無反応。
午後1時になって気温は19℃まで上がったけど水温は6℃。やはりまだ水面の餌には興味を示さないか・・・
神のお告げじゃなかったじゃん(笑)


再びマーカーニンフに戻します。
グレーニンフ#14を流してみますが、やはりもっと深く沈めたいのでBHヘアズイヤーニンフに戻します。玉ウキマーカーにぴょこんと生命反応。


結構がっつりニンフを食っていました。
これもそれほど大きくないけど、とにかく綺麗なアマゴ
このアマゴ、結構いい引きしてたのに写真撮影の時は妙に大人しくしてて、リリースされるのがわかっていたのか、フライを外して逃がすとまた元気にスルスルと元居た場所に帰っていきました。


少しの距離を上るのにも結構苦労してすでに3時近いし、段差が急になり遡行がさらに大変になってきたので、今日はここまで。

尺アマゴを釣り上げられるのはこんな川かもしれない。

 
車に戻って、次回のためにウルイ川本流をちょっと偵察。
橋の上から下流方面をみたら、5月以降アマゴを釣るのに良さそうな渓相。
しかし上流方面を見たら、どうやっても通行不可の大淵が。
うーん、本流はかなり険しいね。後で地図を見たら、この川の上流部はゴルジュ帯だらけ。

滝への案内板があったので、ちょっと歩いて散策。

 
なんだかちょっと恐い石階段、そして木で作られた古い階段をどんどん下りていくと、


もの凄い滝が現れた!
上から見下ろす形だけど、この大滝、下から見たら大迫力だろうな。
この滝壺には大アマゴ、大イワナが棲んでるかもね。

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魚ココロあれば水ココロあり

コメント

  1. こんばんは。
    今回もきっちり結果がでましたねー。
    本流は最初の滝までは開けて釣りやすそうですが人も多そうですね。
    最後の滝は立派です!
    でも沢屋さんにも人気がありそうですね。
    この日の最終場所の上がどうなっているのか見てみたいです。夏には面白そう。

    • 七流釣師さん、こんばんは。
      「きっちり」というには、釣れた数がちょっと少ないですけども(笑)
      釣りやすい区間が限られていて、所々ゴルジュ帯に遮られるような川です。
      夏場は泳いで通過なんてことも可能かもしれませんが(^_^;)
      私もここにこんな立派な滝があるとは思いもしませんでした。
      もっと暑くなったら、軽装でさらに奥を探ってみたいと思います。

  2. パチパチパチパチ。
    キレイなヤマメです。フライで行きたいのに、まだ餌釣りです。
    今日、予定してたけど、ハローワーク(職安)です。釣り資金稼ぎのためですが。

     4月5日から7日は、2泊釣行で隣県の米沢市です。3月の解禁じゃないと雪代がすごいことなので、元に戻してほしいのが勝手な釣り人の気持ちです。

    • FFfreakさん、こんばんは。
      ありがとうございます。綺麗なのが釣れたのでうれしかったです。
      こちらは気温がだいぶ高くなりましたが、まだまだ水温は低いんですよねー。雪代も入っているようですし。フライだとまだボウズになりはしないかとヒヤヒヤです(笑)
      釣りの資金稼ぎに働くっていいですね(^_^)
      二泊三日釣行、お気を付けて。雪代が入るとキツイですね。
      良い釣りを。

  3. おはようございます。
    綺麗な水と、適度な流れ幅で楽しめそうな渓ですね。
    何より、魚が綺麗なのが良いです。
    木曽川水系でも雪は消えて、水温も既に5℃超えなんですね。
    いよいよ、良い季節の足音が聞こえて来ました。

    • マンボウさん、こんばんは。
      ほんとに綺麗な水で、規模的にもこのくらいの支流が釣りやすいんですが、大岩が多いのとゴルジュ帯が所々にあるので、遡行がなかなか大変ですよねー。
      ただそれを差し引いても釣りに行くだけの綺麗な魚です。
      木曽でも岐阜県寄りの川なので、北部とはだいぶ雰囲気が違いました。
      桜が咲く頃になれば、魚も動きも良くなるでしょうね(^_^)

  4. おはようございます。
    木曽川も南部の方は良い渓谷が多いですね、私の方は薮沢が多く景観はいまいちです、もっと若ければその辺まで足を伸ばしたいところなんですが、七笑あたりでいつも止めてしまいます(笑)

    • ハックル70さん、こんばんは。
      そうですね、木曽の南部、岐阜県寄りは開けていて傾斜も緩いフライフィッシング向きの川が多いですね。
      ただ、水が綺麗で開けているので夏以降はアマゴたちもかなり神経質になって釣るのが難しくなるんですよねー。
      七笑辺りまでですか(笑)私はその周辺の川も好きですよ(^_^)

  5. こんばんは。
    NEWロッドにリニューアルネット、そして美しい川と美しい魚。本当最高ですね。羨ましいです!自分も早く釣り行きたい!
    ちなみに私のネットももう少しで完成しそうです。初めて挑んだ内張りで少し失敗しましたが…。

    • 北のヒデさん、こんばんは。
      ありがとうございます。ニューロッドで釣った綺麗なアマゴが例のネットに収まって写真が撮れたのでうれしかったです(^_^)
      こちらは今日はまるで5月のような陽気でした。そちらも例年よりは春の訪れが早いのでは?
      ネット出来上がりますか。北のヒデさんはブログなどをやってないですか? ネットの仕上がりを拝見したいところです(^_^)
      私も自作する時は、内張りをどうしようか悩むところです。最初は内張りなしにしようかと思っていますが。

      • こんばんは。
        Facebookはやってるんですが、コメント欄の下のウェブサイトのところに自分のアドレス入れたら見れるんでしょうかね?σ(^_^;)
        釣りはしない知人と近況連絡してるだけなので、リコプテラさんのサイトに比べたら本当につまらんと思いますが、こっそり見ていただければと思います。
        今度コメントする時アドレス入れて見て良いですか?

        • 北のヒデさん、こんばんは。
          そうですか、フェイスブックやってるんですね。私はフェイスブックはやってないんで詳しくないですが、やってない人でも見られますよね?
          ネットの完成写真をアップしてもらえるとうれしいです(^_^)
          コメントにアドレス書き込んでもらっても全然問題ないです。他の読者さんにアドレスが公開されるがまずければ、ブログに一番下にある「非公開なお話はこちらからどうぞ。」というところに書き込んでいただければと思います。

  6. どの魚も綺麗だけど、特にランチ前のアマゴが体型・色とも綺麗ですね。
    これは見惚れちゃうなぁ。
    そして、ランチの写真は、もっと見惚れちゃいます・・・もれなく涎付きで。(笑)

    • kuniさん、こんばんは。
      ありがとうございます。確かにこのアマゴには私も見惚れました。
      もしキャンプ釣行の時にこんなのが釣れたら、食べるのをためらうくらいに。でも、きっと食べちゃうけど(笑)
      今回のランチは季節感を出してアサリを使ってみました。渓流メシだといつも5割増しくらい食べちゃうんですよね(^_^;)

  7. 綺麗なアマゴに渓流飯。最高ですね(^^)

    • Kさん、こんばんは。
      木曽南部には綺麗なアマゴがいますねー。
      昨年も何度か行ってますが、この綺麗な水、夏頃になるとアマゴがスレスレで、なかなか手強いんですよね(^_^;)
      同じ物でも渓流で食べると一段と美味く感じるんですよね。渓流を歩いて疲れているせいかもしれないし、周囲の景色が良いからかもしれないですね(^_^)

  8. 綺麗な川ですね、それだけにアマゴも綺麗ですね
    こんな大滝壺には巨魚が潜んでるでしょう
    何時か尺物が掛かってくると
    思います、頑張って下さい。

    • 釣りお爺さん、こんばんは。
      アマゴの背中の色が川の水の色と同じで緑がかっていました。
      川によって棲むアマゴの色も変わるんでしょうね。
      ここにこんな大滝があるとは思ってもいませんでした。ここにはとんでもない主が棲んでいるんじゃないかと妄想しています。
      尺イワナよりも難しい尺アマゴ、いつか釣ってみたいです(^_^)

  9. こちはとは水の色が違いますねー、綺麗な緑で気持ちよいですね。体勢崩した瞬間に釣れると焦りますね。僕は膝まで波に洗われて磯から落ちる寸前堪えていたら、足元のルアーにヒラスズキ食ってマジで危うかったこと思い出しました。

    • Nori1022さん、こんばんは。
      水の色って川によってだいぶ違いますよね。
      こちらでも、今回の川とその隣の川はエメラルドグリーンの水です。
      ルアーの場合はほんとに足元で食ってくることありますよね。ラインがちょっとしか出てない状態ででかいのガツンと来ると焦りますね
      それがヒラスズキだったらかなりヤバイですね(^_^;)

  10. 流石の釣果と綺麗な魚体ですね。
    リコブテラさんにもおでこってあるのですか???
    毛鉤に詳しいですから無いと思っています。

    良いターコイズブルー!!!この滝・・・堪りませんね、高巻いてみたくなります。

    • 幻の渓流師さん、こんばんは。
      さすがと言われるほど釣れてないんですが、このアマゴはほんとに綺麗でした。
      この時期、いつもボウズすれすれの戦いになっていて、あの手この手でなんとか逃れているような状態です。いつボウズになってもおかしくありません(笑)
      この滝はちょっと恐くなるくらいの迫力でした。
      両側絶壁なので直近を高巻くことすらできないんですよね。ただ、道はこの滝の上にも繋がっているので今度はもっと上流も見てきたいと思っているところです(^_^)