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定評のあるアウトドアナイフ|オピネルの黒錆加工

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この記事は約13分で読めます。

釣りやキャンプ、登山などアウトドアに欠かせないものの一つにナイフがあります。
以前私がアウトドアで使っているナイフ類について書きましたが、その時にも登場した中学生以来ずっと使っていたリョービのナイフを、2017年のイタチ谷二泊三日釣行の時になくしてしまったんですよね。

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このナイフね。
これ、グリップ部が薄くて軽い丈夫な樹脂ででできていて、ポケットに入れても全然邪魔にならないし、山菜採りやキノコ狩りなんかにも気軽に使えるのでとても重宝してました。というか、アウトドアではほとんどこのナイフを使ってました。刃が薄くて調理もしやすいし。

それを前夜テントの外に置いたままにしてあって、朝起きたらなくなってたんですよね。本当に猿が持って行ったとしか思えない(笑)

このナイフ、リョービから発売されていたけど、元々はアメリカのアルマーというナイフブランドのもの。>>アルマーナイフ楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
手になじんでとても使いやすく、もう一度買いたいくらい。今でも同じタイプのナイフが売られているから、いつか買っちゃうかも。

他のナイフを持っているけど、メインで使える使い勝手の良いやつが欲しくて、前から気になっていたオピネルを買ってみることに。
アウトドア界隈では定番中の定番とされているナイフが、どれほどのものか確かめてみたい気もしたので。
ソロストーブの記事にも書きましたが、私は火器類と刃物は必要以上に欲しくなるところがあって、ちょっと危険(笑)

フランス製の定番アウトドアナイフ|オピネル

 
フォールディング(折りたたみ)ナイフ オピネル楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
ずーっと昔からあるから聞いたこと、見たことある人も多いでしょう。

オピネルの日本代理店サイト
HIGH MOUNT
CORNES
二つ代理店があって、HIGH MOUNTの方がカーボン、スレンレス両方を扱っています。
CORNESの方はステンレスのみの扱いですが、キッチンナイフや折りたたみノコギリ、剪定バサミなどマニアックなラインナップになっています。

オピネルはどんな場面でも使いやすく、リーズナブルな価格も魅力ですね。
凹みに爪を引っかけて刃を引っ張り出します。


木製の柄が手になじむ形状で、とても握りやすいです。
刃は薄い両刃で調理にも使いやすい形状。刃が厚いナイフは調理には使いにくいです。


オピネルはサイズがいろいろあって、No.6(刃渡り70mm)からNo.12(刃渡り120mm)のラインナップがあります。
グリップ(柄)はこのナチュラルカラーの他に何種類かのカラーがあり、上記代理店CORNESには樹脂製の柄のものもあります。
それから刃の材質が、ステンレスとカーボンスチール(炭素鋼)の二種類があります。
ステンレスはもちろん錆びにくいのが特徴。錆びやすいけど、ちゃんと研ぎさえすればカーボンスチールの方が切れ味は良いらしい。

私は、実際にモンベルショップへ行っていろんなサイズを握ってみて、No.9(刃渡り90mm)のカーボンスチールを選択。私は比較的手が大きいのでNo.10の方が力が入れやすいかなとも思ったけど、折り畳んだ時のサイズが大きすぎるので、No.9にしました。
手が小さめの人はNo.8の方がしっくりくるでしょう。

 
グリップ上部に回転式のロックがあります。
刃を開いたら、くるっと回してロックします。これで、ふいに刃が畳まれて指をけがするようなこともありません。畳んだ時もロックして不用意に刃が開かないようにしておきます。

カーボンスチールは切れ味は良いけど、錆びやすいのが欠点。でもその欠点を補う黒錆加工というのをやっている人が多いみたいなのです。

ジムニーに使った黒錆剤と同じような仕組みなのかな。錆びにくくなるならやってみましょう。

オピネルの黒錆加工

やり方をとてもわかりやすく解説しているこちらのサイトを参考にさせていただいてやってみます。

 
カーボンスチールの刃。売られている状態のままだと切れ味はちょっと怪しい。
#1200の耐水パーパーで軽く汚れなどを落とします。


黒錆加工をする前に少し刃を研いでおこうかな。両刃だと砥石よりもシャープナー(楽天で見るアマゾンで見る)で研ぐ方が簡単なのでお勧め。

分解して刃を取り外せるはずなんだけど・・・

 
最初にロック金具を取り外します。
まず、刃を折り畳んだ状態でロックします。
グリップをしっかり持って、プライヤーで刃をつかんでゆっくり引っ張りだします。

 
刃をゆっくり引っ張り出すとロック金具が外れます。
一気に力を入れると危険だし、ロック金具がどこかへすっ飛んでいくかも。

 
ロック金具が外れたところ。
刃を留めているピンを出っ張っている方の逆側からポンチとハンマーで叩いて抜きます。
これ、実際にやってみるとなかなか抜けない。

 
そもそもグリップに丸みがあるので、不安定で力がうまく入らない。
ゴムシートで固定して2本の木材の隙間にピンを打ち抜けばうまくいくかと、かなり力を入れて叩いたけど無理だよこれ。
写真2枚目の通り、ポンチ跡がこんなについたけどピンが抜ける気配なし。グリップ形状に合わせて木材を削ってしっかり固定すれば可能かもしれないけど、少なくとも上記参考サイトの写真のようにフローリングにナイフを置いて叩いたくらいでは無理。個体差の問題なのか、私が買ったものは無理でしたが簡単に外せる個体もある模様。

方針変更して、刃を外さずに黒錆加工。

刃は外さない方針に変更して、そのまま黒錆加工をすることにします。

 
ナイフの刃が浸る大きさの瓶を用意します。
刃に油分が着いているとムラができてしまうので、シリコンオフ楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)を吹き付けて拭き取ります。
シリコンオフは車の塗装補修の時に、油分を取り除くために以前から使っています。シリコンオフを使わなくても、台所用の中性洗剤の原液をスポンジに付けて洗ってからよく水で流せばOKです。
※ここでしっかり油脂分を落とさないと、ムラのある仕上がりになったりするので要注意。

 
鍋に水400mlを入れ、紅茶のティーバッグを三つ入れて沸騰してから2分ほど煮出します。ティーバッグの銘柄は特にこだわらなくて大丈夫です。

 
しっかり紅茶が出たら火を止め、水の量に対して3割くらいの酢(今回は120ml)を入れてかき混ぜたら、黒錆加工溶液の完成。

 
瓶に溶液を入れ、オピネルの刃を漬け込みます。
ちょっと溶液が足りないので(瓶ももう少し大きい方が良かったか)、ポンチやスプーンを一緒に入れて瓶の縁ギリギリまで水位をアップ。


このまま1時間漬け込みます。
水中からは細かい泡がたくさん出てきました(黄色矢印)。なにやら化学反応が起こっているようで、順調かも。かなり酸っぱいニオイがします。

 
途中でちょっと見てみるともうすでに真っ黒(写真がピンボケだけど)。
1時間経ったら、溶液の色がかなり濃くなって泡もいっぱい浮かんでますね。

 
取り出してみると、おぉー、刃がきれいに黒く染まっている。
カーボンスチールの刃だけが黒くなって、一緒にいれたポンチやスプーンは全く変化なし。


水で洗って拭き取ります。きれいに真っ黒になった刃。かっこいいね。
これで錆びにくくなりました。

木製グリップのオイル加工

グリップ部が水に濡れると水を吸い込んで膨張し、刃の出し入れがしにくくなるので、それを防ぐためにグリップに油を染み込ませます。
その前に、一旦ナイフをしっかり乾かします。

 
ナイフがしっかり乾いたら、外しておいたロック金具を取り付けます。
金具の向きを合わせて、押しつけるようにすると取り付けられます。

 
使うオイルはツールスタンド自作の記事にも書いた乾性油を使います。
ツールスタンドに塗った「えごま油」でももちろん良いんだけど、えごま油はその後食用として使ってしまったので、今回はウォルナットオイル。
これは、蕎麦打ちに使うのし棒を保管する前に薄く塗っておくために購入したもの。
ジップロックにウォルナットオイルを入れてそこにナイフ全体を漬け込みます。

 
そのまま1日漬け込むと、柄の部分に油が染み込んで良い色合いになりますね。
余分なオイルをキッチンペーパーで拭き取ってから、ブレードを開いて1日乾燥させます。
※ブレードを閉じたまま乾燥させると、固着してしまったりムラになってしまったりするので要注意。


できましたー!
刃が黒くてかっこいいですね。
これで、錆びにくくもなったので安心して思いっきり使えます。

先日のイタチ谷二泊三日釣行でもチラチラ登場してますね。
イワナの刺身を作ったり、調理メインにしっかり活躍してくれました。使い終わったら薄く油を塗って保管すると良いですね。


二日間源流で使ったオピネル。
黒錆加工した直後の真っ黒な状態から、少し部分的に擦れてムラができた感じに。
黒錆加工を紹介しているサイトはどこでも、黒錆加工さえすればずっとノーメンテナンスで使えそうな雰囲気で書かれてますが、当然時々研いだり、表面の黒錆加工がかなり落ちてきたら再度黒錆加工をする必要はありますね。
使わずに飾っておくなら一度だけ黒錆加工すれば完璧ですが(笑)
グリップのオイル加工に関しては黒錆加工よりさらに頻繁にやる方が良いと思います。

オピネルはステンレス、炭素鋼どちらがおすすめなのか。

ステンレス製の長所:
錆に強いので使った後は汚れを拭き取るくらいで、メンテナンスが楽。
ステンレス製の短所:
鋼材が硬く、粘りもあるので一般的に研ぎにくい。

カーボンスチール製の長所:
研ぎやすいので切れ味がすぐ戻る。
カーボンスチール製の短所:
鋼材に粘りがないので刃こぼれしやすく、錆びやすい。

ネット上では、カーボンスチール(炭素鋼)を買って黒錆加工をするのをお勧めする人が圧倒的に多いですね。
「手入れさえ怠らなければ、こちらの方が切れ味が良いし、黒錆加工をしたり手入れしたりするのも楽しみの一つみたいでかっこいいでしょ」ってのが理由。たぶんね(笑)

「炭素鋼の方が切れ味が良い」ってのは、ほんとは「炭素鋼の方が研ぎやすい」というのが正しい気がする。
上記のアルマーのナイフもステンレスだけど、ちゃんと時間をかけて研げば切れ味は良かったです。

2018.7.13追記:
当初の記事では「炭素鋼の方が比較的柔らかいので刃こぼれしやすい」と記載しましたが、鋼材の質や熱処理方法によって単純にどちらが硬度が高いと言えないということがわかりました。
それともう1点、「刃こぼれしやすい」というのは、鋼材がより硬く粘りがない場合に起きる現象で、「柔らかいから刃こぼれしやすい」というのは間違いなので、本文を訂正しました。

 

自分で砥石を使いこなせない人はシャープナーを使うか、刃物を発送して研いでくれるサービスもあるのでそれを利用するのも良いかも。
一例としては丁研さん。
頼み方は簡単。レターパックライトで刃物を送るだけです。
返送料は無料なので、ナイフだったら送料含めて1,000円ちょっと。複数本一度に頼めば、1本当たりはさらに安くなりますね。ハサミやパン切り包丁、彫刻刀など研ぎにくい物も頼めるで一度試してみるのも良いかも。

出刃包丁や柳刃包丁など片刃の刃物は砥石を使わなければダメですが、両刃のナイフはシャープナーを使う方が研ぎやすいですね。


プロビジョン 万能研ぎ器ソリング楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
このシャープナーというか研ぎ器、ナイフはもちろん、ハサミや爪切りなどいろんな刃物が研げるアイディア製品。一つあると便利そう。

結局、ステンレスにしろカーボンスチールにしろ、ちゃんと「研ぎ」ができる人であれば、どちらも切れ味は良くできるので、むしろ丈夫なステンレスの方がお勧め。ステンレスはカーボンスチールに比べて買ったままの状態だと切れ味が悪いので、使う前に必ず一度研ぐ必要はありますが。

従って、私が本当にお勧めするオピネルは、ステンレスのNo.8かNo.9。それにグリップのオイル加工だけすれば完璧。

とは言え、今回買ったカーボンスチールのオピネルも気に入ってますよ。
買う時点で最高の物を選ぶのも重要だけど、手元にある道具をどう使いこなすかの方が重要だと考えます。
確かに道具には比較して優劣がつく点もありますがそれは絶対的なものではなく、その道具が生きるか死ぬかは使う人次第だと思うのです。

今回のオピネルは、刃が薄くて切れ味も良いので調理や細かい作業に向きます。イワナの刺身なんかも作れますよ。
ただ、これでネイチャーストーブ用の薪割りとかはやらない方が良いです。そちらに向いている別のナイフは次回(いや、次々回かな)紹介します(^_^)

ナイフ用の鋼材について(2018.7.14追記)

刃物用の鋼材の主な物は炭素鋼とステンレスです。他にもセラミック製などもありますが。
炭素鋼とステンレス、これがどうも探求しがいのあるテーマのようです。

炭素鋼とは。

炭素を0.0218~2.14%含む鉄の合金で、炭素以外の含有元素の量が合金鋼に分類されない量以下であるもの。
炭素含有量が0.0218%以下のものを「鉄」と呼び、2.14%以上のものを「鋳鉄(ちゅうてつ)」と呼びます。
鉄鉱石を還元したものを銑鉄(せんてつ)といい、4%から5%の炭素を含みます。これをそのまま鋳型に流したものが「鋳物(いもの)」とも呼ばれる鋳鉄です。鋳鉄はもろくて可塑性がなく、鎚で叩いたり、曲げたりすると割れてしまいます。
もろい銑鉄から炭素を除去すると、鉄は強靭になるとともに可塑性を持ち、叩いて整形(鍛造)したり、曲げたり、延ばしたりの加工が可能になります。この炭素の少ない鉄が「鋼鉄」つまり炭素鋼です。
そして、炭素含有量が多ければ多いほど硬くなるけれど、その分割れやすく(刃こぼれしやすく)なります。

カーボンスチールなんて言うから、なんか釣り竿で言うカーボンロッドのように比較的新しい素材なのかと思ったら、ずーっと昔からある鉄鋼のことだった(笑)

ステンレスとは。

クロム、またはクロムとニッケルを含む、さびにくい合金のことです。
ステンレスは次の三つに分類されます。

種 類 特 徴
クロム+ニッケル系 オーステナイト系

SUS304
SUS316など

スプーンや食器に使用される。
・耐食性に優れている。

・ 熱処理によって硬化しない。
・ 基本的に磁性を持たない(磁石につかない)。
・ 成分中にクロム、ニッケルを含み、炭素が殆ど入っていない。
クロム系 フェライト系

SUS410L
SUS430など

ボルト・ナット類、家電部品に使用される。
・ 耐食性はオーステナイト系のものより劣るが、価格が安い。

・ 熱処理によって硬化しない。
・ 常温で磁性を持っている(磁石につく) 。
・ 成分中にクロムを含み、炭素量が少量である。(一般に0.12%以下)
マルテンサイト系 

SUS420J2
SUS440Cなど

刃物類、ベアリング、ゲージに使用される。
・ 耐食性は他の系統のものより劣る。
・ 熱処理によって硬化する(焼きが入る)。
・ 常温で磁性を持っている(磁石につく)。
・ 成分中にクロムを含み、炭素量が多い。

よく、ステンレス製品に「18-8」なんていう表記がされていたりしますよね。
この18-8というのは、クロムを18%にニッケルを8%含んだ合金だという意味でSUS304のことを指します。
18ステンレスなら、クロムを18%含んだ合金という意味でSUS430のことを指します。
18-8ステンレスはカトラリー(スプーンやフォークなど)に広く一般的に使われていますが、わずかに金属臭がします(金属臭についてはこちらもごらん下さい)。
さらにニッケルを多く含む18-10(SUS304L)、18-12(SUS305)になるとかなり金属臭は低減され、クロム、ニッケルとも20%ずつ含む20-20(SUS310)になると金属臭は全くしないと言って良いでしょう。

刃物に使われるのは、マルテンサイト系ステンレス

ステンレスの中で、焼入れによって硬化し刃物等に使用されるステンレスは、マルテンサイト系に区分される炭素量が多いステンレスで、ステンレス鋼と呼ばれます。
一般に、包丁に使用されているステンレス鋼は、炭素の含有量0.6~1.0%、クロムの含有量13~16%のものです。

オピネルに使われているステンレス鋼と炭素鋼のどちらが硬度が高いのか、現段階ではっきり言えませんが、他のステンレスナイフを研いだ経験では、ステンレスの方が硬くて研ぎにくいという印象です。一般的には「ステンレスは粘りがあって研ぎにくい」と言われますが、硬度が高くて尚かつ粘りがあるので研ぎにくいということかな。

「粘りがある」とは、割れにくくて刃こぼれがしにくい性質を言います。靭性が高いとも言います。
刃物用の鋼材については、まだ書きたいことがあるし、ステンレスの刃物を研ぐのに適した砥石や補助具などについてもまたあらためて記事にします。
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コメント

  1. 男のロマンを感じるのがナイフですね
    色々な使い方が有り渓流釣りには欠かせません
    私も数丁もってますが、保存の仕方が悪くサビも出ました
    勉強させて頂きました。真似してみます。

    • 釣りお爺さん、こんばんは。
      そうですねー、私も刃物にはちょっと惹かれています。
      釣りには何らかのナイフは必需品ですよね。いろんな場面で活躍してくれます。
      鋼(炭素鋼)の刃は研ぎやすいですが、錆びやすいのが欠点ですよね。
      事前に黒錆加工をしておくと、ある程度は防げそうです(^_^)

  2. 有名なナイフですね。
    黒錆加工されたナイフは見たことがありますが何も加工に疑問を持ちませんでした。(笑)
    確かにかっこいい出来で良い雰囲気ですね。
    初めて知りました。コレクターには良いですね。
    その後に使用に伴う再度の黒錆加工は自分にはちょっと大変かも?^^;

    • 幻の渓流師さん、こんばんは。
      有名なナイフですが、お手頃価格で庶民向けなのがありがたいです。
      黒錆加工、自分でやってみたらとても簡単で、しかも真っ黒にきれいに仕上がったのでうれしいです。
      あくまでも表面加工なので、使っていくうちに少しずつ擦れて地金が出てきますが、それほど頻繁に加工しなくても大丈夫そうですよ(^_^)

  3. 炭素含有量が多い方が、高硬度と理解していました、、、。

    • AKさん、こんばんは。
      「炭素含有量が多い方が硬度が高い」というご認識は正しいです。
      私はちょっと勘違いして「炭素鋼の方が柔らかいので刃こぼれしやすい」と書いてしまいましたが、硬度が高くなるほど刃こぼれしやすくなります。
      ただ、オピネルの炭素鋼版とステンレス版のどちらが硬度が高いのかは今のところはっきりしません。ステンレスは硬くて研ぎにくい印象です。それと粘りもあるのがさらに研ぎにくい原因のようです。
      本文に追記もしましたが、ナイフ用鋼材についてはあらためて詳細記事にしたいと思います(^_^)

  4. リコプテラさんには、今回の選択がベストではないかと思います。
    だって、そう言う手間そのものを楽しむ人だと思うから。(笑)

    木材のオイル仕上げをする時、ドライヤーでじっくりと木材を温めておいて、まだ熱いくらいの内にオイルに漬け込んでやると、内部の空気が膨張した状態から冷えて空気が収縮するために内部にオイルが浸透しやすくなりますよ。
    ボクの勝手な経験則なので、温め過ぎて木材を傷めない内容に気をつけくださいね。^^

    • kuniさん、こんばんは。
      おっしゃる通り(笑)
      私はこういうメンテナンスも嫌いじゃないので、確かにカーボンスチールの方で良かったのかも。だけど、他の人にはお勧めしないという(爆)
      なるほど、オイル仕上げの前にドライヤーを使うんですか。温めすぎないのがコツですね。忘れないように本文にも追記しておきます。
      次回やってみますね。ありがとうございます!

  5. 調理用にこれを買おうと思っていたところでした。めっちゃ参考になりました。ナイフも調べてみたらきりがない(笑)

    • Nori1022さん、こんばんは。
      おー、なんとタイムリーな。少しでも参考になればうれしく思います。
      Noriさんのブログ見たら、早速買っちゃってるじゃないですか(笑)
      お揃いになりましたね。
      刃が薄いので調理用には使いやすいですよ。ホントのことを言うと、オートキャンプなら家庭用の三徳包丁の方が使いやすいですけど(爆)
      ナイフというのは、私にとってちょっと危険なジャンルです。いろいろ見ているとあれやこれや欲しくなってしまうのです(^_^;)

  6. こんばんは ここまでの処理をすると、愛着が増しますね(^^) 刃物って男心をくすぐります。かなり昔に持っていましたが、実家を探しても見つかりませんでした。何処へ行ったやら・・・

    • Kさん、こんばんは。
      そうですね、愛着が倍増したことだけは確かです(笑)
      刃物には男心と物欲をくすぐられっぱなしです。困ったことに実はもう一つもっと豪快な作業にも使えるやつを買ってしまったので、近々それもブログに書きます。
      ご実家で行方不明になったナイフ、きっといつか「こんなところにあったのかー」と出てくると思いますよ(^_^)

  7. アルマーのナイフだったのね。失くされたのは。
    中国系のアメリカ人・ナイフメーカーですね。
     ラブレスはステンレス、ランドールは主として炭素鋼など考え方に違いがあります。
     
     
     わたしもオピネルは家使いにおいてます。シャープニングはフック砥石でございます。
    錆びるのが嫌で持ち出さなかったけど、この手があったのね。
     ウッド部分はネット同様天ぷら油の保存期限切れで手摺り込みしてます。

     昨日の飯豊山系の釣行は減水中のため6匹の釣果のみ。
    ただ、33センチを筆頭に31、30と尺物が3匹でました。トンボがメインディッシュ。ブナムシもおりました。
     フライが減水で見破られやすくて、他に尺物2匹にはUターンされました。

    • FFfreak さん、こんばんは。
      そうなんですよー、アルマーのナイフお気に入りだったのに猿に持ってい行かれました(笑)
      ラブレス? ランドール? 知らなかったので検索してみたら、オソロシイ値段ですね。炭素鋼の黒錆加工は簡単にできるのでお勧めです。
      飯豊山系、6尾のみと言っても尺上が3尾も出るとは、凄いですね! トンボやブナ虫など大きな餌を食べていると魚も大きくなるんでしょうかねー(^_^)

  8. おはようございます。
    黒錆加工こんな良い方法があったんですね、日本刀に凝っていた頃、刀の鍔作りに夢中になっていた時がありましたがこの方法を知っていればよかったですね、ピカピカに磨いた鍔をネズミの糞や赤土を混ぜた液を作り塗り、日光に当てて錆を出させて、お茶の液で黒くしました、タンニンが作用するんですね。

    • ハックル70さん、こんばんは。
      あらゆる刃物の中で、一番切れ味が良いのはなんと言っても日本刀ですよね。刀鍛冶さんにはちょっと憧れます。
      私も、もっと早い時代に生まれていたら日本刀に凝っていたかもしれません(笑)
      刀の鍔作りですか。私には全くわからない世界ですが、なんだか楽しそうですね。
      ネズミの糞や赤土、それに日に当てるというところも、自然の力を使ったうまく使った古の知恵という感じで、昔の人は凄い!

  9. おはようございます。
    黒錆加工面白いですね。
    使って、ハゲルのがもったいないです。
    これだけ手をかければ愛着ひとしお。

    • マンボウさん、こんばんは。
      黒錆加工、化学の実験みたいでちょっとおもしろかったです。意外と簡単にきれいに真っ黒になりました。
      あくまでも表面加工なので、ナイフをバリバリ使うと擦れて部分的に地金が見えてきたりしますが、まぁそれも風格が出て悪くないです。
      愛着が倍増したことは確かですね。錆びないように注意しながら、時々研いだりまた黒錆加工をするのも楽しみの一つにしたいと思います(^_^)

  10. こんにちは! 初めまして、naotyanと申します。

    偶然このサイトを見つけコメントしました。何か、趣味など自分と同じ匂いがするもので。
    オピネル、フランス版肥後守ですねぇ、紛失してしまいましたが、以前息子とお揃いで愛用しておりました。良く切れましたねぇ、直ぐ刃が鈍るのが欠点でしたが、その時はその辺の石でゴシゴシと研いで使っていました。それと、若干型は違うようですが、ほぼ同じアルマーも持っております。ブレードの付け根にSEKI-Japanのロゴ入りです。

    又お邪魔致したいと思いますが、ブックマークに入れさせて頂いても宜しいでしょうか? 

    • naotyan さん、初めまして。
      ブログ少し拝見しました。早くもキノコを求めて山を彷徨っている辺り、確かに同じニオイがしますね(笑)またゆっくり見させていただきます。
      キノコ、昨年は空前の不作だったので、今年はどうだろうかと心配しています。
      オピネルやアルマー、それにジムニーにも乗られているようで、本当に共通点が多そうですね。
      ブックマークとはそちらのブログからのリンクのことでしょうか。
      全く問題ありません。今後ともよろしくお願いします。
      こちらのブログからもリンクを貼らせていただきます(^_^)

  11. 鋼材の記事有難うございました。

    • AKさん、こんばんは。
      コメントいただいて、間違いに気づいたので記事を追記修正しました。
      こちらこそ、ありがとうございました。
      ナイフの鋼材については、また別記事にまとめたいと思っていますので、よろしかったらまたお読みください(^_^)