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ビブラムアイドログリップはヌメリに効いたのか?

釣り道具
この記事は約6分で読めます。

世間では3連休の最中、一日だけ釣りにでかけてみました。
今日は、例のビブラムアイドログリップの本格テストもするつもりでやってきました。
というか、平地は最高気温35℃とか言っているので、避暑が主な目的(笑)
本当は普通に釣行記を書きたいところだけど、今日は我慢して(いや、読む人に我慢を強いることになりそう。みんなそんなにウェーディングシューズに興味ないよね笑)アイドログリップについてだけ書きます。釣行記は明日アップできるかな(^_^)

 
グリーンバックにビブラムアイドログリップのソールを装着して、ウェットウェーディングスタイルで自転車を漕ぎます。自転車漕ぎや林道歩きはアイドログリップで何ら問題はありません。軽快です!


汗だくになって川に辿り着きました。
あれれ、この前の大雨の影響で増水していると思っていたけど、どちらかというと減水気味だよ。これ、どーゆーこと? まぁいいや。

コーカーズ交換用ソール、ビブラムアイドログリップのテスト


さて、早速アイドログリップを本格的に試してみよう。
この川は夏場は、アクアグリッパーを採用しているモンベル サワートレッカーRS(現行品はサワークライマー)で遡行することが多いけど、ヌメリが多く本来ならフェルトを使うのがベスト。ここで、アイドログリップの実力を確かめてみます。

 
川の中を歩いてみると、うん、まぁそれほど滑る感じはないね。
川から頭を出した濡れた丸石。これも大丈夫か。
ヌメリがあるかどうか、見た目だけでは判断できないところが難しい。
怪しいところは、いきなり全体重を掛けずにちょっと足を乗せて滑るかどうか確認してから前進しましょう。

 
花崗岩質じゃなくても完全に乾いている石は大丈夫だけど、水かぶりの石は滑る。
ちょっと怪しくなってきたゾ。


この辺りから川底に岩盤がむき出しになる区間です。

 
恐る恐る、傾斜のついた水中の岩盤に踏み出してみます。
ダメだねこれは。ズルズル。全く利かない。
クリングオンよりはマシだけど、これはアクアグリッパーでも同様だったので、やはりゴム底はヌメリの強いところでは無理だってことですね(T_T)
ただ、この傾斜のある平滑な岩盤ではフェルトでもそこそこ滑っちゃう気はするけど・・・

前回ちょっとだけテストした川では滑らない印象だったけど、あの川はヌメリがそれほどなかったということでしょう。


こういう地上の苔岩や草付きの斜面なんかは、不安感がなく良い感じなんだけどなぁ。

ビブラムアイドログリップまとめ

(1)花崗岩質の丸石にはアクアグリッパー同様に食いつく。
(2)ヌメリのある石にはアクアグリッパー同様に無力。
(3)苔石や草付きの斜面、枯れ葉の堆積した岩などはアクアグリッパーより安心。
(4)ウィードと呼ばれる長い藻類が生えている川でも実力を発揮。

4に関しては、身近なところに該当する川がなく自分で確認できていませんが、このソール形状を見ればメーカーの謳い文句通りだろうと思います。そのような川にはアクアグリッパーは対応できないです。

川苔やヌメリのない源流域ではアクアグリッパー同様に使え、高巻きの際はアクアグリッパーより安心。さらに、ウィードのある川でも威力を発揮。
ソールだけだったらビブラムアイドログリップはアクアグリッパー+αの実力ということになるけど、コーカーズのシューズよりモンベルのシューズの方が柔軟性が高く足へのフィット感も良いので、どちらの方がより源流向きかと言えばアクアグリッパーを採用している現行製品で言えばモンベル サワークライマーの方です。


今回のテストをしてみて、やはりゴム底はどんなパターンであれヌメリのある場所では危険です。とても人には勧められません。
結局、川にヌメリがあるかないかで、ゴム底とフェルト底を使い分けるのが一番。
そういう意味では、コーカーズのソール交換システム OmniTrax(オムニトラックス) 3.0はとても素晴らしいです。
グリーンバックは購入したままだと縫製糸など耐久性の低さが問題であまりおすすめできないと書きましたが、自分で補強したらこのまま使い続けられそうなので、ヌメリのある川ではフェルトソール、源流の花崗岩質岩ではアイドログリップと使い分けて愛用しようと思います。

ただ、このシューズは厚いネオプレンウェーダー用にワンサイズ大きい(US10)ものにしたため、基本的にウェットウェーディングでは使いません。今回はテストのために履きましたが、シューズの中で若干足が泳ぎました。

当面、夏場のウェットウェーディング時は、ヌメリのない川ではサワートレッカーRS(現行品ではサワークライマー)、ヌメリのある川ではデビルズキャニオン+フェルトソールということになるでしょう。

ゴムとフェルトの良いとこ取りシューズ?

ウェーディングシューズについて調べていたら、ちょっと注目すべき製品が。

SIMMS INTRUDER BOOT  本体価格25,000円
〔日本代理店サイトマーベリック
SIMMS(シムス)というメーカーは、ウェーダーやウェーディングシューズに定評があり、その他ウェアやバッグ類なんかも作っていますね。ウェーダーの最上位モデルなんか10万円以上したりして、ちょっとお高いイメージはありますが。
このシューズ、楽天とアマゾンにリンクを貼ろうと思ったけど、消費税込みでも27,000円のシューズがなぜか、38,800円とか41,800円とかで売られている。
何?この怪しさ。
そんなのにリンク貼らないよ(笑)
たまに楽天やアマゾンは定価以上の価格で出品されていたりするので要注意。

近くの取り扱いショップで履いてみてから買うのが一番ですが、近くに取り扱いショップがない方は、正規販売店で通販もしている以下のショップがおすすめ。
こちら三店とも利用したことがありますが、対応が良く信頼できます。

BLUE DUN
ルアーフライショップ上飯田
加藤けばり店

で、このシューズ、どこに着目したかというともちろんソールです。
ビブラム製 マジックグリップラバー・アウトソールのタイプと、それの中央部分にフェルトを配置したハイブリッドタイプがあります。
もちろん私が注目しているのはこのハイブリッドタイプ(写真下段)。
フェルトの真ん中に5つ描かれた星形みたいなのは、オプションのスタッドを埋め込む込むためのマークです。私が使うとしたらスタッドはいらないですけど。

このソールって、ゴム底とフェルトの欠点を補い合えるんじゃない?

まぁ、底面積を半分ずつ分け合うわけだからそれぞれの性能も半減して中途半端になる可能性も否めないところはある。
それにソールの貼り替え修理はできないので、コストパフォーマンス的にどうなのか。

このシューズは他にも特筆すべき特徴があります。
上の写真を見ての通り、足首周りがサワートレッカーRSと同様にネオプレンになっています。サワートレッカーRSは足首周りだけだけど、このシューズはネオプレンソックスを一体化させています。つまり、裸足のまま履くことになるのでその辺りしっかりサイズ確認した方が良いですね。

このネオプレンソックス一体型というのは良いような悪いような、ネオプレンソックスにがダメになればシューズもお終いということになるので。
縫製部分も含めアッパー部分は耐久性がありそうだけど、そこは実際に使ってみないとなんとも言えません。

でも、これ試してみたいなー。誰か使っている人いないかなぁ。
もし使っている人がいたら、使用感をお知らせ下さいませ。

実はもう一つ気になるフットウェアがあるんだけど、それについてはまたいずれ書きます。
やばい、渓流シューズ問題もクッカーストーブ並に深みにはまってきた予感(苦笑)

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コメント

  1. ははは、シムスのウェーディングシューズも興味沸いたんですね。

     結局、ウェーディングシューズは外縁が減るのでラバー、グリップはセンターということでフェルトかも。
     シムスはフライ道具に関してやはり考えてるというのがわかります。と言っても持ってるのはサングローブとシャッポ(帽子ね=死語かな?)だけですが。
     パタゴニアにもいいものがあるけど、こちらは山岳用品のほうに分がある感じ。
    でも、ベストは同じもの(外ポケットはすべてオールジッパー)を2着持っていて交替して使用中ですが型落ちになりまちた。-ガイドウォーターベストと言います。

     降雨が3週間ほどありません。明日は討ち死にでしょう。

    • FFfreakさん、こんばんは。
      私の場合、一つのことを探求していると次から次へと興味のある製品が出てくるんですよ。散財しそうで恐いです。SIMMSは買いませんけども、たぶん(笑)
      SIMMS製品は定評ありますね。
      パタゴニアですか、私はあまり使ったことないのでちょっとのぞいてみます。物欲が刺激されない程度に(笑)
      ちょっと強烈な暑さが続きすぎてますよね。なんともおかしな気候・・・

  2. こんばんは。
    リコプテラさんの影響でラバーソールを使い始めましたが、最初は少し注意したらこれ1足でどこでも行ける?なんて思う程に強い場面でのグリップに驚きました。が、皆同じような感覚になるようで、テストしたらやはり苔には弱いですよね。それでもナメと増水以外は苔のある場所の歩き方次第でカバーも出来ますよね。ハイブリットは…何となく長所を打ち消してしまうような気もしますがどうでしょうか。

    • 七流釣師さん、こんばんは。
      アクアグリッパーはヌメリのない大岩では最強ですね。でも、ヌメリがあると全くの無力(^_^;)
      そうですね、そのシューズの特性を理解して注意して使えば一足でもかなりなところまで対応できますね。
      SIMMSのハイブリッドタイプ、気にはなってますが結局、ゴムとフェルトの面積が半々なので、効果も半々で中途半端感は否めないかもしれないですね。
      でも、ちょっと履いてみたい(笑)

  3. ウェーディングシューズひとつ取っても、しっかりと検証されるあたり、さすがリコプテラさんですね。^^

    ボクは全身の末端の筋肉が駄目なので、踏ん張りが利かないこともありフェルト以外に手を出す(いや、寧ろ足を出す?)ことはできません。
    実際のところフェルトは、かなりの万能選手ではあると思いますけどね。

    • kuniさん、こんばんは。
      私は気になりだすと次から次へと疑問が沸いてきて
      、自分で試してみないと気が済まないんですよね。自分で試さなくても、誰かが試してレポートしてくれるとそれはそれで、ありがたいんですが(笑)
      フェルトが一番カバーできる範囲は広いと思いますが、私の場合最近は大岩を登ったりするような源流に行くことが多くて、一度フェルトでずるっと滑って転んでからちょっとビビっているところがあります(^_^;)

  4. こんばんは。
    やはりヌメリ岩は強敵ですね。
    昔は靴の上に付ける草履がヌメリ岩では大活躍したんですが、今は見かけませんね。
    やはり、耐久性の問題ですかね。
    今の時代なら、ワラ草履ではなくナイロン紐草履なんてのが合ってもよさそうです。

    • マンボウさん、こんばんは。
      ヌメリのある大岩ほど恐いものはないです(^_^;)
      靴の上に付ける草履? ワラジのようなものでしょうか?
      知っている川だと、ゴム底、フェルトどちらが適しているか事前にわかるので大丈夫ですが、林道を歩いて行った先で初めての川だと両対応できるような準備が必要になるというところが問題ですよね。
      足下については、もう少し探求してみます(^_^)

  5. 私めは淡水はフェルトにしております。概ねどこにいっても80点位の合格点な感じで。ゴムの奴は場所によってはどうしても駄目なことあるので。磯はフェルトスパイクしか無理です。

    • Nori1022さん、こんばんは。
      フェルトとゴム底、どちらがカバーできる範囲が広いかと言えばやはりフェルトですよね。ただ、私が行く川の中には大きな岩盤を上っていくようなところがあって、そこだとフェルトは無力で、ゴム底が強烈に食いつきます。
      磯こそは、絶対に転倒したくないですね。というか、転倒したらタダでは済みませんね。いずれにしても、足下は万全の状態で釣りに臨みたいですね(^_^)

  6. おはようございます。
    フライやテンカラの場合は、どうしても川の中に立ちこみますから滑らない靴は大切ですよね、気温が上がるとヌメリも出てきますので危ないです、私は最近は餌釣りの場合はほとんど岸からの場所を選ぶようになってしまいました、足腰の衰えは致命的ですね。

    • ハックル70さん、こんばんは。
      釣りの技術どうのこうのの前に、やはり安全面は万全にしたいですよね。
      連日暑い日が続いていて、日差しも強いので水苔が猛威を振るっている状態です。ヌメリがある場所はやはりフェルトが一番なようです。
      岸からでもしっかりと釣果を出されるハックルさんは、やはり凄いです。
      それにしても、この暑さは異常ですよね。伊那では観測史上初の37.9℃を記録しました。勘弁して欲しいです(^_^;)

  7. 自分はフェルトの経験がほとんどでビプラムソールはありませんので興味深かったです。
    やはり沢の苔の有る無しに大きく左右されるのでしょうかね。
    よく分からないのですがビプラムソールも何種類かあるのでしょうか?
    それともビプラムソールのゴムパターの違いで適、不適があるのでしょうか?
    ちょっと気になるところです。(^^)

    • 幻の渓流師さん、こんばんは。
      今回のソールはヌメリがなければ石に食い付くようにグリップしますが、ヌメリがあると無力なので使いどころが限定されますね。
      「ビブラム」というのは、イタリアのビブラム(Vibram)社の製造しているソールの総称なので、その中にコンパウンド(配合素材)やソールパターンが違う製品が多数あって、それぞれ適合する場面も変わります。
      実際のところは、履いて試すしかないんですよねー(^_^;)