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2021秋のきのこ狩り速報(3)|アミタケは出てきたけれど

きのこ狩り
この記事は約5分で読めます。

前回コウタケが少し採れたのでもっとたくさん出てきていないかと、5日後の9月17日に再度山へ出かけました。

山が乾燥しています|2021年秋 第三回キノコパトロール

 
いつも通り林道をちょこっと歩きまして、いつもの山を登り始めます。

 
ニンギョウタケもだいぶ大きくなりました。
前回も見かけたコスリコギタケ(食毒不明)もちらほら。

アミタケやキシメジが出てきました

 
アミタケが出ています。

 
それから、キシメジ(注)も出ています。

 
これはオウギタケかな、と思いましたが採ってみるとヌメリイグチでした。
ちょっと虫に食われてますが。

 
前回は全然なかったアミタケがそこそこ生えています。
それからその隣にオウギタケもちょこっと。

 
ケロウジ(食不適)も少し。

 
今年はほんとにショウゲンジが少ないんですよねぇ。

ウスヒラタケ? スギヒラタケ?


ん? この枯れ木にぐるっとたくさん生えてるのはウスヒラタケ
妙に真っ白だから、もしかしたらスギヒラタケ(毒)
スギヒラタケは古い図鑑だと食べられるキノコとして載っていますが、平成16年以降、スギヒラタケを食べたことが原因と考えられる病気(急性脳症:意識障害やけいれんが主な症状)が多数報告されるようになり、今では毒キノコとされています。

 
スギヒラタケは主に杉などの針葉樹の倒木などに生えますが、今回生えていたのは栗の枯れ木。
広葉樹の倒木などに生えるのはウスヒラタケの方なんだけど、傘がもっと灰〜薄褐色のような色合いなのが典型個体なので、これ、ちょっと白すぎる感じ。


一応採ってはいこう。

ウスムラサキホウキタケ、キホウキタケ、ツノシメジなど珍しい面々

 
これはホウキタケをウスムラサキ色にした、見た目のまんまのウスムラサキホウキタケ
これはホウキタケと食味は全く同じで食べられます。


思ったよりも全体に山が乾いています。

 
ウラベニホテイシメジが干からびてしまっています。

 
今年はドクベニタケ(毒)も数が極端に少ないです。
それから、クサウラベニタケ(毒)も少ないんですよね。

 
今年は綺麗なギンリョウソウ(キノコではない)を良く見かけます。
キホウキタケ(毒)は珍しいです。

 
サクラシメジがポツンとこれも干からびそうです。
写真2枚目はたぶんツルタケダマシ(毒)だと思います。一見美味しそうに見えますね。

 
極上のウラベニホテイシメジが一本ありました。

 
アミタケを少し追加。
それから赤いヒキガエルさんに遭遇。ちょっとギョッとします。


いつものように長老アカマツに挨拶をしてから、山を下ります。

 
これ、ぱっと見アイシメジかと思いましたが、ハエトリシメジ(注)ですね。
これもキシメジ同様少し注意が必要なキノコですが食べられるので採っていきます。

 
ショウゲンジやアミタケを少し追加。

 
それから林道手前で、前回採らなかったツノシメジ(食毒不明)を採ります。
ちょっとだけ食べてみます。

林道下りの途中、前回まですっかり忘れていた、昨年ナラタケを採った倒木ポイントだけチェック。


まだ早いのか、ナラタケは全くありませんでした。今後に期待します。

キノコは一旦休憩? 今後の雨に期待します。


今回は全体的にキノコが少なめです。
本日の収穫:キシメジウラベニホテイシメジウスムラサキホウキタケハエトリシメジオウギタケヌメリイグチアミタケショウゲンジ
ツノシメジ(食毒不明)、ウスヒラタケ or スギヒラタケ(毒)も写真に写っていますが、正式な収穫からは外しておきます。

アミタケは出てきた感じですが、相変わらずショウゲンジが少なすぎます。
アミタケとショウゲンジがこのくらいあれば、一度キノコ汁を作れる程度にはなりますが。
毒きのこも少ないし、この後少し雨が降らないと収量は増えないかもしれません。


キシメジは今では毒扱いされているので採らない人が多いと思いますが、うちの辺りでは昔から食べられていたし、一度塩蔵にしてから塩抜きしてマリネにすると美味しいです。
ちょうど一瓶分になりました。

ツノシメジを食べてみました

 
四つだけ採ってきたツノシメジ(食毒不明)。
前回も書きましたが、このキノコは最初に発見されたのが比較的新しいので未だに食毒不明扱い。
近似種がある可能性もあるし本当は迂闊に食べない方が良いと思うけど、長野県産のものを食べた報告もあったので、ちょっとだけ食べてみます。
洗って、傘は1cm幅にカット、柄は縦に割ります。

 
沸騰したお湯で2分ほど茹でて少し水に晒しました。
シイタケよりも旨みがあるなんて書かれていたので、ゆで汁をちょっと飲んでみました。
うーん、特に良い出汁が出ているという感じではないですね。
身の方は醬油をちょこっと掛けて食べてみます。確かに旨みはありますが、シイタケよりも美味しいとは思わないです。

 
残りの2本は、さっきより少し大きめに切って、油で炒めてみます。
炒めている最中になんだか少し汗臭いような匂いがします。
こちらもちょっと醬油を掛けて食べてみますが、うーん、やはりちょっと匂いが気になります。

ツノシメジを食べるなら一度茹でこぼしてから調理した方が良いと思いますが、そもそもそんなにたくさん採れるキノコじゃないし、敢えて食べるほど美味しくもないです(笑)
それに今回食べて特に異変は無かったですが、食毒不明であることに変わりはなく、山にあっても見るだけにしておいた方がいいですね。

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コメント

  1. ツノシメジ 食毒不明とありましたが、勇気がありますね

    • Kさん、こんばんは。
      ツノシメジはネット上に結構試食レポートが載っていたのでちょっと食べてみましたが、基本的に食毒不明のキノコは食べない方が良いです。お前が言うなって感じだと思いますが(笑)
      実際に食べてみて、ネット上の噂ほど美味しくはないので、私は今後は食べることはないと思うキノコでした (^_^)

  2. おはようございます
    婆妻様は、最果ての北海道出身ですが、近くに緑が無い工業都市で育った為にキノコや山菜を食べ慣れていないというか、ハードルが高いんです。
    ゲテモノハードルは低いので、ヘボやカエルやバッタやスッポンは平気で食べる婆妻なんですがね。
    そんな婆妻様が、山採りキノコで唯一食べる事が出来るのが、今回登場のアミタケ。
    茹でると、紫に変わるので、安心して食べています。

    • マンボウさん、こんばんは。
      北海道と言うと広々とした大自然というイメージなんですが、工業都市もあるんですね。言われてみれば、どの都道府県にも工業都市はありますか。
      山菜は比較的数も限られますが、キノコの数はとにかく多いのが難点かもしれないですね。
      ゲテモノハードルが低い奥様なら、きっと、ざざ虫も食べられますね(笑)
      アミタケは確かにとてもわかりやすいキノコで、茹でると紫色になるのもいいですよね。味も文句なしだし (^_^)

  3. アミタケって、良い出汁が出るキノコでしたよね確か。
    リコプテラさんのようなチャレンジャーがいて下さるおかげで、キノコ図鑑が充実していくのでしょうね。(笑)

    • kuniさん、こんばんは。
      そうですね、良い出汁も出るし、ヌルシャキッとした食感がキノコ汁には欠かせない存在です。
      基本的にキノコに関してはチャレンジしない方が良いと思いますが、ツノシメジに関してはすでに「食べてみたらシイタケよりも美味かった」というようなレポートを見かけたので、試さずにはいられませんでした。
      自分で食べた結果、シイタケには遠く及ばないと確認できました(笑)