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暑い日のお散歩釣り|木曽川水系 フライフィッシング

山菜採りフライフィッシング
この記事は約8分で読めます。

4月21日、なんだか二日連続夏日になるとか。
夏日ってなんだったけ?
調べてみると、最高気温が25℃以上だと夏日と言うらしい。
あ、そうなの。25℃ってそんなに暑い感じしないよね。25℃超えるなんて頻繁にありそうで、夏日だらけになっちゃいそうだけど、いいのかな。良いも悪いもないか、別に(笑)
ちなみに30℃を超えると真夏日。こちらは名実ともに暑くてたまらない。

午後だけ釣りに行けそう。早速出かけます。
土曜日で気候も良くてきっと人がたくさん出てるだろうから、状況に応じて川移動が簡単な木曽川水系に行ってみよう。

途中、本流筋の各所に車が停まってますねー。増水してるけど、陽気的には絶好の釣り日和だもんね。遠方からの車もちらほら。

ちょっとテンカラ竿を振ってみます。

まずは、開けた川でテンカラ竿振ってみよう。


こんな感じの平瀬が続くポイント。ちょっと増水してるね。流れもかなり速い。釣り人いないね。
まだ、こんなところに魚はいないかなぁ。でも、今日の陽気ならこういう場所でテンカラ竿を思いっきり振ってみたいじゃない。

 
シマノ 渓流テンカラ ZLにレベルラインの仕掛けです。
昨年の晩秋にフィッシュオン鹿留で試し釣りしただけで、自然渓流で振るのは初めて。
これだけ開けてると思う存分振れます。レベルラインがとても振りやすいです。イイ感じ。

写真2枚目の黄色丸印のように、手前に強い流れを挟んだポイントこそテンカラ竿の威力が発揮されます。短いフライロッドだと、ラインを手前の速い流れに浮かべざるを得ず、結果フライがすぐに引っぱられてしまいます。
アマゴが出そうな雰囲気満々ですが、生命反応ないです。

30分ほど釣り上りながら毛ばりを打ってみましたが、全く反応なし(T_T)
絶対に出そうなポイントに、これだけうまく毛ばりが流れているのに全く反応ないとは・・・
たぶん、まだこういう瀬には魚がいないんじゃない? 自分の腕のせいという話もあるけども(笑)まぁ、5月以降かな。
今日は別の川へ向かいます。

里川のお散歩釣り|木曽川水系ニリンソウ沢 フライフィッシング


やってきました、ニリンソウ沢
さっき通った時は、ここの入口に車が停まっていたけど、いなくなっていたので入ってみることに。
上流にもまだ集落がある小さい里川の下流部。まぁ、お散歩気分でちょっと釣ってみよう。
このところいつもバックパックを背負っているから、フィッシングベストだけだと実に身軽。いつもは体力トレーニングしてるようなもんだな(笑)
ドライフライになんらかの反応があるといいんだけど。

 
ここは障害物が多くてテンカラ竿だと厳しいので、フライタックルでいきます。
AXISCO AXGF763-6楽天で見るアマゾンで見る)+オービス バテンキルクリックII。ラインはDT3F、リーダー9ft6Xに7Xティペット2ft継ぎ足し。
足元はリトルプレゼンツウェットゲーターデビルズキャニオンの組み合わせ。

午後1時、気温25℃、水温12℃。風がちょっと強いのが気になるけど、釣り開始。

 
ここではまだ桜が咲いています。
写真2枚目、うまく写っていないけど、ときおり突風にあおられ桜の花びらがキラキラ舞いました。そう言えば何年か前に桜吹雪の中で釣ったことあるな。全然釣れなかったけど。なんか今日もイヤな予感するね(笑)

ティペットにアダムスパラシュート#14を結んで釣り開始。
しばらくは倒木があったり枝が張り出したりで、キャスティングしにくい区間が続きます。

 
しばらく釣り上ると、写真1枚目の黄色丸印でピチャッと小さいのがフライをつつきました。
写真2枚目では、フライの直前まで浮上する魚の影が。でも、フライ直前で躊躇して食いません。あれれ?だめか。アマゴかなあれは。
さっき停まってた車が釣り人だとすれば(まぁ、ここに停めるのは十中八九釣り人だけど)、アマゴが神経質になっていても不思議じゃない。
フライをコカゲロウフローティングニンフ#17に替えてみましたが、もう出てきてくれませんでした。

いろんな山菜に囲まれる沢。


ニリンソウがきれいに咲いていました。
このニリンソウはもう何度も紹介していてクセがなくて食べやすい山菜ですが、葉っぱだけなら猛毒のトリカブトに似ているんですよね。詳しくはこちら
渓流沿いに咲くニリンソウの花はとてもきれいです。

 
写真1枚目、ニリンソウ。写真2枚目、トリカブト
まぁ、こうやって見ればそれほど似てないですが、同じ場所に混生していることもあるし、とてもわかりにくい個体もあるので、甘く見ない方がいいです。間違えて食べると死にますから(>_<)

 
写真1枚目はシャク。詳しくはこちら
これは、たくさん生えているのに見向きもされない山菜。食べると結構うまいのに。
写真2枚目はコゴミ。詳しくはこちら
こちらは人気山菜ですね。味噌汁に入れたり、天ぷらにしてもかなりうまい。

 
こちらはスイセンスイセンって花がきれいなんだけど、毒草なんですよ。
葉っぱだけならこんな感じでニラに似てなくもない。実際にうちの近くの小学校の先生が生徒にニラと間違えて食べさせて集団中毒になった事件がありました。オソロシ。
匂いで違うとわかると思うんだけども。

 
それからホップの芽(カラハナソウ)も。
これはハックルさんに教えてもらった山菜。以前はまったく気づきませんでしたが、教えてもらってからは渓流沿いでよく見かけるようになりました。
キノコに詳しくない人が、マツタケが生えていても見逃すのと一緒かな(^_^;)


ところで、ホップの芽の葉っぱってこんな形してます。
それと同じ所にホップの芽に似ているのが一緒に生えているんですよね。

 
茎がザラザラしてるのは一緒。でも、葉っぱの形が違います。
芽はホップの芽によく似ている。これ、何だろう??
ウィキペディアのカラハナソウの項目を見ると、

葉は長い柄をもち、つるに対生し、形は広卵形で3から5裂する場合があり、縁は荒い鋸歯状になる。

とあるから、これもホップの芽なのかなぁ。葉っぱの形が違うだけで。
3つに割れているだけで葉の質感は同じだし。??


ワサビも少しだけ生えています。

風でざわつく水面に飛び出すアマゴたち。

ときおり強い風が吹き抜け、ちょっとキャスティングに難儀します。

 
ザラ瀬の奥、対岸護岸際に良さそうな流速の小場所が。
念のためリーダーキャストでコンパラダンCDC+をプカプカ浮かべてみたら、強い流れに持って行かれそうなギリギリのところで出ました。自分の立ち位置より下で出たのでちょっとびっくり。
ともかく良かった。今日もドライで釣れて。


この辺りからは開けてロッドが振りやすくなります。テンカラ竿でもいけそうな感じの渓相。

 
白波の脇の浅瀬から。エルクヘアカディス#14。
サイズは相変わらず17、18cm程度だけど、フライに反応してくれれば楽しい。

 
コンパラダンCDC+に戻して、石裏で分断された流れが再び一つなって餌が集まりそうなポイントで。
この後も、サイズは小さいもののアマゴの反応良くなって数尾釣れました。


このポイントも上記と同じ、石裏で分断された流れが再び合流して餌が集まる部分。
アダムスパラシュートが浮力を失い水面直下を流下。辛うじて見えるピンクのウイングポストを目で追っていると、水面下でギラっと魚が反転するのが見えました。
アワセを入れると、結構イイ引きをします。そうそう、こういう手応えが欲しかったのだ。


幅広のきれいなアマゴでした。うれしい。

 
このポイントは頭上から枝が垂れ下がっていて(黄色矢印)とても釣りにくいポイント。
うまくフライを投げられれば魚が出るだろうと確信して、なんとか白泡の切れ目にキャスト。こういうテクニカルなポイントは、ミディアムスローアクションのレッドラップだとかなり難しいけど、このAXISCO AXGF763-6はピンポイントキャストが得意。
読み通りアマゴが出てくれました。

この先もしばらく釣り上りますが、さっきまで反応が良かったアマゴたちからの反応がピタリと止まりました。
結局反応が良かったのは、午後1時半から3時までの間でした。前回のワサビ沢では夕方4時頃から反応が良くなったのに、この川は夕方に近づくと全く反応しなくなりました。

この沢のこの区間はアマゴとイワナの混生域ですが、今日もイワナからの反応は全くなし。
これから暑くなると源流方面のイワナを狙うことが多くなるので、意図的に春先は下流部のアマゴを狙っているからいいんだけども。


この沢のヤマブキはまだ蕾状態でした。
「毛鉤釣りはヤマブキが咲く頃から」とよく言われますが、この沢もヤマブキが咲けば絶好調になるかもね。

タラの芽を求めて、別の川へ。

早めに切り上げて、この前ワサビ沢で見かけたタラの芽の様子を見に行ってみよう。今日はきっとちょうど良くなっているはず。


ワサビ沢を上から見下ろします。この水量多いね。それにますます藪が濃くなって釣りにくくなってるな。今日は釣りはしないけど。

 
タラの芽ポイントの斜面を川に向かって下りて行きます。
何本かは良さそうなのもあるけど、全体にはまだ早いですね。
これだけ気温が高いのにまだ早いとは。地温がまだ低いのかなぁ。


少しだけ採って帰ることに。


帰りに、今まで気づかなかった場所にワサビの群落発見!
こんなところにあったか。
葉ワサビを誰も採っていないということは、秘蔵ポイントにできるかも。
お気楽なお散歩釣りだったけど、これは大きな収穫。

ところで、このところフライを巻く時間がとれないので、フライボックスの中がちょっと心配な状態になってるんですよね。次回釣行までにしっかり巻かないと。

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コメント

  1. またまたフルコースの釣行ですね。沢の写真を見ると何故かほっとしますね。
    山菜やら釣法も詳しいと渓流釣りのツアーのような羨ましいコースが楽しめるのですね。(^^)
    ロケーションの違いで近い川でもだいぶ様子が変わりますね。
    これですと見るこちら側も楽しめますね。
    今年はなんなのかやたら用事で休日が釣りに行けない状況、こんな時はブログ釣行ですね。(笑)

    • 幻の渓流師さん、こんばんは。
      今回は渓流メシがなかったので、フルコースじゃないかもしれないです(笑)
      私は常に釣りの時に他のことに手を出しすぎる傾向にありますけど。
      お忙しいようですね。ブログを読んで楽しんでいただければ、うれしく思います。
      ありがとうございます(^_^;)

  2. おはようございます。
    天気が良くて良かったですね、これから下り坂のようです、レネゲイド風毛ばりでも巻こうかと思っていますが、テストしてからにしようかとも思いますし、GWに向けて放流があるみたいですのでテストはその後になるかな? ホップの芽、三つ葉のがあるとは気が付きませんでした。

    • ハックル70さん、こんばんは。
      雨、結構降りましたね。またしばらく増水状態でしょうか。
      レネゲイドはその独特の形が私もお気に入りのフライのひとつで、夏場によく使います。
      どの漁協もゴールデンウィーク前には放流するみたいですね。私もできれば管理釣り場並に釣れる状態でテストしたいことあるんですよね(笑)
      私もその後調べてみましたが、この三つ葉のやつもどうやらホップの芽みたいですね。

  3. おはようございます。
    春の山菜、丁寧に生えている場所と生え方の写真も載せて下さり良いですね。
    しっかり見て、フムフムと覚えたつもりが、渓に行くとキット踏みながら歩いているんでしょう。
    どうも、水と魚以外の物はすべてスルーしてしまう、特殊な眼のようです(笑)。
    アマゴもいよいよ良い感じの場所に出始めましたね、楽しみです。

    • マンボウさん、こんばんは。
      今回は渓流沿いで見かけたものを載せてみました。私も気づかずに踏んづけてることあると思いますが(笑)
      普通は釣り人は、水の流れと魚に集中していて当然です。私は集中力がないのでキョロキョロしながら渓流歩いてますが。
      渓魚が瀬に出てくると楽しい季節ですねー(^_^)

  4.  気温が下がった昨日、約束してしまったので釣行に。
    4連続の暖かい日(暑い日)が続いた後に気温が下がれば結果は明白。
     少しの魚が見に来ただけで、バイトする感じがしません。
    あるプールでは足下の水底に数匹見えるものの、水面にはダメ。

     いいの、いいの、いつも興奮してると、感謝の気持ちが薄くなるから。
    ごく小さい岩魚が今季の初ニンフで釣れてくれてアリガトです。

     エキノコックスは愛知県知多半島の間違いでした。今年3月のニュースでした。

     自分以外には生水をおススメしませんが、山岳渓流の沢水は醍醐味です。
    登山者はいまだ、普通に水場でゴクゴクですし、リスク回避には浄水器がいいかもです。
     同行した先輩はピロリ菌を除去したので、生水は口にしません。

    • FFfreak さん、こんばんは。
      急に気温水温が下がると魚の活性下がっちゃいますよね。ニンフの釣りでしたか。
      確かに、釣れる日もあれば釣れない日もあるってのが釣りですね。私もたまにしか大きいのが釣れないので、釣れた時の喜びはひとしお(^_^)
      エキノコックスの件、ありがとうございます。
      私も飲む場所には気を遣っていたとは言え、今まで特に問題なかったですが、今は携帯浄水器の性能の良いのがあるみたいですね。ちょっと調べてみます。

  5. 垂れ下がった木の枝とか根っことか、ここは鉄板だろうというポイントには何故かキャストの邪魔になるものが立ちふさがる確率70パーくらいはあるような気がする(笑)

    • Nori1022さん、こんばんは。
      そうなんですよー、ほんとに良いポイントに限って邪魔なものがある。
      そして、そこにフライを引っかけてポイントを潰してしまう確率70パー(笑)
      でも、その障害物がなかったらみんなに簡単に釣られて、魚がいなくなっているかもしれないので、善し悪しですかねー(^_^)

  6. 色々な釣り方を満喫されたようで。^^
    ボクも今回の釣行では本流のツーハンドロッド、#5シングルハンド、沢で#3シングルハンドと使ったのに、テンカラ振るタイミングはありませんでした。
    レベルラインを振るには風が強かったというのもありますが・・・

    もう少し季節が進むと、どのタックルで釣るか迷っちゃいそうですね。(笑)

    • kuniさん、こんばんは。
      テンカラに関しては、満喫とまではいかなかったですけども。そもそも魚釣れてないし(笑)
      いろんなタックル持って行くと状況に応じて臨機応変に釣りができますよね。こちらでも、そろそろテンカラの瀬釣りができるんじゃないかと期待しています。
      確かに、どの釣り方でもイケそうな時は迷いますねー(^_^)

  7. こんばんは 木曽川を見て、増水ね。と思い買い物へ出かけてしまいました。ついでに実家に子供達を連れて行ったら、釣りができる状態。行けばよかったと後悔でした(T_T)

    • Kさん、こんばんは。
      確かに本流はかなり増水してましたね。それでも、ルアーマンは結構いましたが。
      ご実家の近くにも良い川があるのかな。それはいいですね。
      まぁ、それほど状況は良いとは言えなかったので、家族サービスで正解じゃないでしょうか。釣りの方は、連休明けからさらに良い季節になりますし(^_^)

  8. こんばんは。
    アレ?沢メシの記述がありませんよ?と思ったら今回は午後から釣行でしたか。
    午後からでも思い立ったらサクっと釣りに行ける環境が羨ましいです。
    前半苦労されたみたいですが、後半に釣れたのでイメージ良く終われましたね。

    • 七流釣師さん、こんばんは。
      そうなんですよ、今回は渓流メシはなしです。早めにお昼を食べてから出かけました。里川だと人も多いので、あんまり川岸でのんびりできない感じだし。
      本当に、川環境には恵まれていると思います。ありがたいことです。
      テンカラの瀬釣りはからっっきしでしたが、ドライフライになんとかアマゴが出てくれて良い釣りになりました(^_^)

  9. 今年は少し早いけどいい時期になりましたね。
    釣りに山菜に忙しいですよね〜笑笑
    ボクもブログが追いつかないしフライ巻く時間が・・・(爆)

    • いわなたろうさん、こんばんは。
      一昨年でしたっけ、4月に雨ばかり降っていて全然釣りができなかったの。
      今年は夏が早くやってきた感じですよね。
      このところ、山菜に気をとられてイマイチ釣りに集中できません。
      せめて常用フライ3種類くらいはちゃんと補充しておかないと、次回はニンフで釣ることになってしまうかも(笑)