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復活のイワナ天国二泊三日(2)|二日目…フライフィッシングを楽しもう!

ソロキャンプフライフィッシングテンカラ釣り
この記事は約15分で読めます。

前日はとにかく歩きに歩いたので、本当にヘトヘトになりました。

復活のイワナ天国二泊三日(1)|一日目…ひたすら歩いたご褒美
7月下旬に8月の夏休み計画を立てました。なんとか二泊三日で釣りに行くための三連休。 今年(2021年)は7月16日に梅雨明け宣言が出て、それからは最高気温30℃超えの真夏日、日によっては35℃超えの猛暑日が続いていました。できればこの間に...

だけど、様子見程度にやってみたテンカラで尺イワナを筆頭に、良型ばかりが爆釣だったので疲れは吹っ飛びました。
久しぶりにイワナの刺身も食べられて、夜中に雨も降ることもなかったのでとても幸せな一日となったのです。

ぐっすり眠って幸せな目覚め|天竜川水系 イタチ谷(二日目)


そして翌朝、4時を少し回った頃、目が覚めました。
寝袋にくるまったままブルーシートの下から見上げる空もうっすらと明るくなってきているようです。


まだ早いか、と二度寝しているうちに急速に辺りは明るくなってきていました。
そろそろ活動開始しなくては。

 
とりあえず朝食の準備をしましょう。薪に火を付けてお湯を沸かします。
瀬戸際ハウスは撤収して全部背負って上って行こうかとも思いましたが、お昼の装備だけ持って軽装で上って行った方がいいね。

 
お湯を沸かしている間にちゃちゃっと追加の薪集めをします。
鹿の角が落ちていました。

 
今日の夜もここに泊まることにしたので、この薪は夜の分。
オピネルのグリップは丸くて握りやすいんですが、木製なので濡れるを吸水して膨張し刃が開きにくくなってしまうのが欠点。焚き火でちょっと乾かします。


昨晩の炊き込みご飯の残りと、インスタントのなめこ汁で朝食を簡単に済ませ、紅茶を飲んでちょっと休憩。

 
ネイチャーハイクのバックパックは、ウェストベルト(写真1枚目黄色矢印)を簡単に取り外せます。荷物が少ない時は外すと軽快になります。

 
お昼の食材だけバックパックに入れて、残りはまた木の上に。
乾いていないタイツとソックス、サワークライマーRAを履きます。
渓流泊での朝、濡れた濡れたタイツとソックスを履く時が一番嫌(笑)

 
それでは、出発!
もしかしたら、今日は他の人も上ってくるかもね。
昨日釣った区間はパスして、岸際をどんどん上って行きます。


以前は、ここは対岸際に流れがあったけど、だいぶ変わっちゃったな。
今日の目的地は上流部の沢です。

 
浅瀬続きの区間をパスして歩きますが、この辺りは魚がいそうなので試しに竿を出してみます。
と言っても、まだ谷は薄暗くドライフライに出そうもない感じなので、昨日と同じくテンカラで様子をみます。

ほんのお試しのつもりだったのに・・・まさかの大物!

朝6時半、気温16℃、水温13℃。

 
道具と仕掛けは昨日と同じ。
竿はNEOテンカラ ミノムシ33楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)。
ラインは、FUJINOソフトテンカラ楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)。3.3mのラインにハリス1号を1m接続して、全長4.3mの仕掛けです。
写真2枚目の浅瀬、小落ち込みの白泡切れ目から出ましたが、バラしました。
早朝から毛ばりに反応はしてくるね。

私の場合、テンカラ竿ではドライフライを使うことはあまりなくて、沈む毛ばりを水面下に漂わせる釣り方です。漂わせると言っても長時間は流さず、水面を叩いて(ドライフライのようにふんわり落とさず、敢えて毛ばりで水面を強く叩きます)一、二、三と数えたら一旦毛ばりを引き上げます。
そして、また水面を叩く。というような釣り方、いわゆる叩き釣りがメインです。


大淵にやってきましたが、ここも水が少ないですね。
釣り人の痕跡もあるので、こんな「いかにも」という大場所にはイワナが残っていないだろうな。


手前の浅場には出ていないので、姿勢を低くして徐々に前進。
黄色丸印に打ち込んで、一、二、三でピックアップ。そのままもう一度打ち込もうとしたら、奥から大きいイワナが出て来て黄色矢印のように旋回し始めたのでギョッとしました。
何だあれ?
もしかしたら私が打ち込んだ毛ばりを食べようと思って出てきたけど、ピックアップしちゃったから食べ損なったってこと?
すかさず同じ場所にもう一投。毛ばりを落とすと同時に、さらに姿勢を低くします。
普段はラインを弛ませすぎないようにして、3秒くらいでピックアップしちゃいますが、今回はラインをフライラインのように水面にペタッと浮かべそのまま流します。
毛ばりに気づいてくれ!
ラインが少し引っ張られた、ような気がします。
合わせます!

ギュイーンと引っ張られるライン!弓なりにしなる竿!!
きたーっ!!!

イワナは一気に流れ込み方向の岩の下に潜り込もうとします。おっとっと、これはきっとさっき旋回してた大物だな。よくぞ、食ってくれた。
食ってくれさえすれば、これだけ開けたポイントで延べ竿に1号ハリスは頼もしい。逃がしてなるものか。
ぐいんぐいんと力強い引くイワナを竿の弾力でいなし、隙を見て持ち上げて空気を吸わせます。
何度かのやり取りの末、イワナも諦めたようですーっと水面を寄せてきてランディング!


な、なんと、昨日の尺イワナを上回る34cmのイワナ!!!
やりましたーっ!
昨日に続き、テンカラの自己記録更新です。
谷に日が射す前に釣れちゃったから写真の色味が悪いのが残念だけど。


リリース前にもう一枚。ずっしりとした重み。いやぁ、惚れ惚れするイワナです。


水に浸けてしばらく手で支えていると、体力を回復したイワナはゆっくりと尾ビレをくねらせて、大岩の方へ帰って行きました。
ありがとうございます! 今日はもうこれで、この後一尾も釣れなくても文句言いません。
嘘です、もう少し釣りを楽しみたいです(笑)
ともかく、感謝感謝の本日一尾目!

師匠の毛ばりはやっぱり釣れる!!


34cmのイワナを仕留めたのはハックル師匠スギッパ巻です。
ハックルさんはブログを通じて交流させてもらっている釣り名人であり、山菜名人であり、きのこ名人です。私の師匠だと勝手に思っています。
ハックルさんの毛ばりは以前から使わせてもらっているし、自分でも真似て巻いたりしています。
ハックルさんが巻く雄雉の襟元の緑がかった黒い羽を使ったやや蓑毛の長い“爺さん毛ばり”も良く釣れますが、私はこの二段蓑毛のスギッパ巻が好きなんですよね。アマゴもイワナも好反応です。
今日使ったスギッパ巻きは正真正銘ハックルさんご本人が巻いた物。さすが、私が巻くヘナチョコ毛ばりとは違います(笑)

自分で巻いた毛ばりで釣れればもちろん嬉しいけど、師匠が巻いた毛ばりを源流まで持って来て大物が釣れたのはもっと嬉しい!
ハックルさん、見てくれてるかな。本当にありがとうございます!

これで心の余裕ができました。あとは余禄みたいなもんです。
休憩しよ。

目的の沢を目指して崩落の林道を進む。


ようやく谷に日射しが下りて来ました。


一尾釣れたところで、林道に上がって目的の沢へと向かいます。


いくつか崩落箇所を乗り越えて進みますが、無理な場所はまた川に降ります。

 
そんなことの繰り返しで地道に前へ進みますが、やはり林道は一昨年よりも酷くなっています。


昨日の夕方も探すの苦労したフキ
この辺りでは、やっと見つけてもこんなミニチュアのフキしか見当たらないんですよね。
この辺りは何か生育条件を満たしていないんでしょうか。
朝晩の気温が低いからかなぁ??


何度目かに川に降りたところで、川面にも日が射しドライフライでも釣れそうな気がしてきたので、ちょっとロッドを振ってみます。
テンカラであんな大物釣っちゃった後だけど、フライでも大きいの釣りたいな。
あんまり欲張っちゃダメかな?

午前9時、気温20℃、水温14℃。

 
タックルは、ユーフレックス インファンテ773-6 NSFオービス バテンキル クリックII
このフロータント、最近ずっと使っていますが、ほんとにこれはお勧め。フライに簡単に適量塗れるので、浮力の持続性もとても良いです。

エルクヘアカディス#14を結びます。
これまでの爆釣はテンカラゆえなのか、それともドライフライにも好反応なのか、果たして。

 
しばらく遡ってみると、水量はかなり少なくなり、昨日釣った区間に比べると川底のヌメリもかなり強いです。フェルト底じゃないと滑っちゃうな。
これはちょっとよろしくない状態かも。一雨降って、一旦川底を洗い流さないと。


それでも、ちょっと木陰になっているここからは出ました。


良い色合いのイワナです。


うーん、淀んでるね流れが。
この上の方で取水されてるから、この辺りをパスしてもっと上に行けば水量がもっとあるはず。
先を急ごう。


林道の崩落はさらに酷くなってきたので、河原を上ることにします。
今日も暑いですねぇ。空にはうっすらと筋状の雲が。これは何の予兆?
暑さにめげず砂混じりの河原を上っていると、大きな足跡発見!


これは疑う余地なく、ツキノワグマの足跡じゃん!


これもそう。
この辺りによく水を飲みに来たりするかな。
細かい砂地の足跡は時間経過が推定しにくいんですよね。もしかしたら直前に歩いたばかりかも。
警戒警戒。


アブラゼミがジージーと鳴きだして、耳からも暑さを感じます。


取水口の上までくると、やっぱり水量が復活していました。
このくらい水が流れていれば、川底のヌメリもほとんど無さそう。
本流筋を釣り上るのも楽しそうだけど、今日は当初の予定通り沢の状態を見に行きます。

イワナが幸せに暮らす沢


あれれ、ここに沢があったはずなんだけど、まさか枯れちゃったんじゃないよね?


水の流れ道が変わっただけで大丈夫、ちゃんと水が流れている。
どうだろ、この沢でもちゃんとイワナが暮らしているかな。


ピーコックパラシュート#12に出ましたが、バラしました。


手前の大岩に身を隠しエルクヘアカディス#14を流れ込み頭に落として浮かべてくると、流れ込み側からこちらに向かってイワナが出ました。口を開けてフライを食い損ねるのがはっきり見えたので、合わせずにそのままにしておくと、もう一度身を翻し、今度はちゃんと食いました!
これだけイワナの動きがはっきり見えればばっちり合わせられます。

流れ込み左側の岩の下に潜り込まれたので、前に出てロッドを右に倒して引っ張り出します。
手前の大岩の下から別のイワナが3尾くらい走り出しました。魚影が濃い!
細いティペット(ハリス)を使っているのでテンカラの時のようにぐいぐい引っ張る訳にはいきません。倒木がちょっと邪魔だったりするし。
だけど、普段は7X(0.4号)だけど今日は6X(0.6号)なのでまだ余裕があります。
慎重にやりとりして無事ランディング。


お腹のオレンジ色が鮮やかなヤマトイワナでした。
イワナは棲んでいる川底に擬態するかのように川によって体色が違いますが、お腹はどうしてこんな鮮やかなオレンジ色してるのかな。


満足できる一尾が釣れたし、ちょうど木陰になっているところで、ちょっと早めにお昼にしよう。
今日もかなり歩いたから疲れちゃった。昨日の疲労も完全には回復していない気がする。

 
荷物を降ろし、ポケットストーブに固形燃料を2個置いて着火。

 
お馴染みのトマトポタージュそうめんと、ソーセージを焼いて食べます。
ソーセージもやベーコンも一応「要冷蔵」指定だけど、こんな風に真空パックになっているものなら保冷剤なしで持ち歩いてもある程度は大丈夫でしょ。

 
アルミパーソナルクッカーにお湯を沸かしインスタントのトマトポタージュに注いで冷やしておきます。そうめんを茹でて川の水で冷やし、山フライパンでソーセージを焼きます。超簡単。


灼熱の渓流そうめん、最高です!

今日も瀬戸際ハウスまで戻らなきゃいけないので、午後は早めに切り上げたいな。
これが全部荷物を持って来ていたとしても、また設営して(まぁ設営は簡単なんだけど)薪を集めたりする時間を考えると、大差なくなっちゃうんですよね。

 
釣り再開でーす。
落差の大きい区間は、ルートを慎重に選んで上って行きます。


ここはイワナにとっては棲みやすそうな場所。
大岩の下に逃げ込めるし、餌も流れて集まってきそうだし。
餌を食べるのにちょうど良さそうな黄色丸印のところで、ピーコックパラシュート#14に出ました。


これも力強いヒレを持ったヤマトイワナです。


上るたびにこんなポイントが現れて、心躍ります。


ここは大岩に阻まれて流れが二つに割れて落ち込んでいます。
真ん中辺りにゆらゆら定位しているイワナが2尾見えます。ピーコックパラシュート#14を浮かべると迷わずイワナが浮上しました。


これは23cmくらいですが、昨日今日と大きいのばっかり釣れていたのでとても小さく感じます。そして、二日通してこのイワナが最小サイズでした。
もちろんもっと小さいイワナもいるはずだけど、大きいイワナほど優位な場所に定位しているので、先に大きいのが食ってくるんですよね。


流れは徐々に細くなってきましたが、まだまだ上まで楽しめそうです。
現在時刻は13時半。時間的にはこれからが釣れそうですが、下って行く時間を計算すると2時半頃には下り始めた方が良いかも。


倒木に阻まれたり遡行は大変になってきましたが、その後も狭いポイントからも順調にイワナの反応がありました。
このポイントで終わりにしよう、と決めた一投目。
岸際の白い石ギリギリに落として流してきたエルクヘアカディス#14。次の落ち込みに引っ張られようとする直前の肩のところで、出ました。


最後に良いイワナが釣れたので、気分良く終わりにできます。

あとはゆっくり下るだけ、のはずが・・・

 
空を見上げると怪しい雲がもくもくと。
バックパックに雨具が入っているので慌てることはないですが、下りて行くにはちょうど良いタイミングなのかも。

 
流木が転がる谷を慎重に下り、本流筋に出ました。ここまでくれば後は気楽です。

 
もうこんなに紅くなっている葉っぱも落ちていたりして、谷の秋の訪れは思ったよりも早いのかもしれません。
途中、少し時間的に余裕ができたのでちょっとだけロッドを振ってみようかな。と思って、何気なくバックパックサイドに装着しているランディングネットに手をやると・・・あれ?
ネットが無い!?
背中のマグネットが外れても落とさないように、ナス環でつないで腰のベルトに伸縮するコードで接続してあったはずなのに、なぜかネットがない。

もしかして、最後の1尾を釣って写真撮影の時に外したままその場に置いてきちゃった? そんなアホなことする?
でも、それしか考えられない。取りに戻るしかないか。

いやぁ、やっちゃったなぁ。ここまでがんばって下りて来たのに、またあそこを上るの? いや、上りますよ、もちろん。ランディングネットを諦めるわけにはいかない。
往復2時間くらい掛かるんじゃないのかな。想像しただけでぞっとする。
考えれば考えるほど戻るのが嫌になっちゃうから、バックパックをその場に置いて、すぐにUターン。


荷物無しとは言え、同じ道のりを往復するのは疲れるぜよ。

 
途中、何らかの骨を見つけたり、この辺りの河原は宿泊地としてベストだな、なんて思いながら歩きます。

 
沢の入り口に辿り着き、大岩の転がる沢に突入。
釣り竿を持たずに沢を上るのってつまんないね(笑)


シシ神が出てきそうなこんな場所も通過しまして。
もうちょっと先だったかな。


デジカメの画像と見比べながら、最終ポイントを探します。
ランディングネットあるよね・・・無かったら道すがらのどこかに落としたってことになっちゃうけど・・・


あ、ここじゃない?
あった、あったぁ、ランディングネット!


こんなところに置きっぱなしにして気づかないなんて、ほんとにアホだな。
ともかく、見つかって良かった。
ちょっと休憩してまた下ることにしよう。

 
あ、このマグネットリリーサーの相方、バックパックに付けたまま来ちゃった。
フィッシングベストのポケットを探ると、着火用の麻ひもがあったので、それで背中に結んでいくしかないか。


こんな感じです。
バックパックのところまで釣りをするわけじゃないので、外せなくても問題ないです。

 
雲が黒くなってきました。降ってくるかな。
ランディングネットを無事回収したので、足早に下って行きます。
本日2回目なので、ルート選択で迷うことなくスイスイと下れます。

 
やっとバックパックのところまで戻ってきました。
今度はしっかりランディングネットを装着します。足早に下りて来たつもりなのに、結局往復2時間弱かかりました。疲れたよー。
あとはもう暗くなる前に瀬戸際ハウスに辿り着けば良いので、ゆっくり歩きます。


無駄な往復2時間がなければ夕方ちょっと釣りができたのに、ほんとにもぉー。
ブツブツと文句を言いながら下ります(苦笑)

贅沢な源流の夕食|イワナの塩焼きと蒲焼丼


なんやかんやで、瀬戸際ハウスに戻ってきたのは18時。
釣りは諦めて、晩ご飯の準備をした方が良さそうです。まぁね、美味いものが食べられれば文句ないですよ。

 
ブルーシートの下に置いておいた着替えの上に何かいるじゃん。
蝉でした。私は蝉の種類はそんなに詳しくなくて、現地ではヒグラシかなと思ったんですが、帰宅してから背中の特徴的な模様を調べてみたら、どうやらコエゾゼミという種類で本州中部以西では標高900〜1500mの山地に生息するらしい。


全然飛んでいこうとしないので、岸から離れた木陰の倒木の上に逃がしました。


今日はミニランタンではなくて、MH3クラッシャブルランタンシェードをメインランタンにしてみます。

 
今日もイワナをいただきます。
実は初日にあんまりたくさん釣れたので、今回の三日分、三尾を網に入れて確保しておいたんです。
今日はイワナの蒲焼き丼でいただこうかな。とりあえず三枚におろそう。

 
薄暗くなってきましたね。残りの一尾は一夜干しにして明日の朝焼いて食べようと思ったけど、朝はあんまり時間をかけたくないから、今日塩焼きも追加してちょっと豪華な夕食にさせてもらおう。


イワナを焼きつつ、今日も日本酒で乾杯!
塩焼きは本当は焚き火が熾火になったくらいの方がいいんだけど、塩焼きを一番最後に食べるってのもちょっと・・・


イワナ、だいぶ焼けてきましたが、ちょっと塩を振り過ぎちゃったかな。
ピコグリルのスピットの上ではご飯を炊いてお湯も沸かします。


焼き上がりました! イワナの塩焼き。
背中の辺りから、ガブリ! 美味いんだなぁ、これが。今日も幸せです〜。

 
油を少し引いた山フライパンで、三枚におろしたイワナの身と内臓(胃袋、肝臓、心臓)、水で戻したマイタケ、を焼きます。
イワナの両面を焼いたら、蒲焼きのタレを絡めながらさらに焼きます。


炊き上がったご飯にも蒲焼きのタレを少し掛けて、イワナとマイタケを盛り付けたら出来上がり。
イワナの蒲焼丼。
奥側に写っているのがマイタケで、左側に写っているのは胃袋です。

イワナの蒲焼丼、身がふんわりとしていてタレもよく絡んで美味いです!
胃袋のコリコリ感も良いですね。
簡単にできるし、これは渓流泊岩魚料理の定番にしよう。

今日はイワナ2匹も食べちゃった。バチが当たるかな。

 
三枚おろしと塩焼きで残った頭と骨、焚き火でこんがり焼いておきます。これは明日の朝食べます。
しばらくお茶を飲んでゆっくりしていましたが、時間はすでに20時半。
昨晩よりも虫が多い気がするので、今日はシュラフの顔のところにこの網を掛けて寝ます。無いよりはマシです。

 
今日はランディングネット置き忘れのせいで、約2時間のロスがあったけど、朝一で34cmのイワナが釣れたし、フライフィッシングも存分に楽しめたので、文句はありません。
今日も疲れたたけど、楽しかったなぁ。明日はもう無事に帰るだけでいいかも。
焚き火の明かりをオレンジ色に反射するブルーシートの下で、一日を振り返りながら深い眠りに就きました。
・・・三日目につづく

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コメント

  1. スゴいデカイ!!
    のべ竿でこのサイズはタマんないですね!

    • keymanflymanさん、こんにちは。
      ありがとうございます!
      フライロッドやリールロッドでのやりとりも楽しいですが、延べ竿はまた違ったスリルがありますね。竿が長い分「しなり」を生かせるので開けた川ならフライロッドよりも釣り人が有利って感じしますが。
      ともかく、最高に楽しかったです (^_^)

  2. 34cmの岩魚 おめでとうございますなかなか出逢えない大きさですね。 野営に料理 また、楽しい釣りになられたみたいですね。     私も、木曽地域周辺で使われていた? スギッパ巻きが気になり、最近 スギッパ巻き風 毛鉤を使っています。ちょっと明るめに巻いているので、今度は暗めに巻いてみようかな

    • Kさん、こんにちは。
      ありがとうございます!
      大物専門に狙っている人からしたらそれほどの大物じゃないかもしれないですが、個人的にはテンカラのサイズ記録だったので、もの凄く嬉しかったし楽しい釣りでした。

      昔使われていたスギッパ巻は師匠のハックルさんもブログに書かれている通り、もっとフライのレネゲイドそっくりの毛ばりだったようですね。
      ハックルさんが巻くスギッパ巻は二段目のハックルが短めで独特の形状ですが、これは本当に良く釣れるし、二段目のハックルが短いことでフッキングも良いです。
      夏は黒い毛ばりだな、と今回の釣行で改めて思いました (^_^)

  3. おはようございます
    楽しみにしていた2日目編が、漸くアップしていただけました。
    冒頭からガツンですね~、素晴らしい。
    私の過去最長イワナは、今回のガツンと同サイズの類似体形で、今回の瀬戸際ハウス近くでした。
    それにしても、”イワナが幸せに暮らす沢”とは実にいいネーミングですね。
    また、これだけ奥に入ると、沢の名に恥じぬ立派な足跡。
    野生のを見た事がないだけに、足跡写真を見ただけで身震いします。
    どれもこれも、綺麗な魚体ばかり、素晴らしいです!!「

    • マンボウさん、こんにちは。
      谷に日が射さないうちから、まさか困難い毛ばりに好反応だとは思いませんでした。
      朝早かったからこそ、警戒心が強いはずの大岩魚が果敢に毛ばりにアタックしてくれたのかもしれませんが。
      「イワナが幸せに暮らす沢」は倒木も多く遡行が大変ですが、人間が近づきにくいことがイワナが昔と変わらず暮らしていくには都合が良いのでしょう。いつまでもこのままの沢であって欲しいです。
      ツキノワグマの足跡、なかなかの巨漢だと思われ、至近距離で出会ったら体が動かなくなりそうです(汗)

  4. 釣果もですし、釣行全体の空気感?がとても良いですね(^_^)
    テンカラでのナイスサイズも見事です。
    私もテンカラを少し振るんですが、見事に魚に嫌われますので、羨ましいです^^;

    • アイさん、こんにちは。
      今回はありがたいことに釣果に恵まれました。
      釣行全体の空気感はいつものんびりしてますので、緊張感に欠けるかもしれませんが(笑)
      アイさんはもっと大物を頻繁に釣られてるので、それに比べるとちょっと物足りないですが、個人的にはテンカラでの最大サイズ記録を更新できたので嬉しかったです。
      餌竿に比べると竿がかなり短いので、長いラインを使って魚に悟られないように毛ばりを打ち込むのにちょっと慣れが必要かもしれないですが、ガツンと食ってきた瞬間がたまりません (^_^)

  5. 初日も良い釣りをされていたけど、いきなり朝イチから34センチって!!
    ・・・で、フライに替えても、また良いイワナ。

    超簡単と言いつつも、このランチは渓流で食べるには充分に贅沢。^^

    そしてまさかのランディングネット放置事件。
    『ネタ』的にはアリだけど、ご本人は相当大変だったでしょう。(笑)

    晩飯はイワナの塩焼きにかば焼き丼!?
    羨まし過ぎて、倒れそう。

    まだ3日目のネタを隠し持ってるんだから、リコプテラさんは罪な人だわ。

    • kuniさん、こんにちは。
      初日に引き続きバチが当たりそうなくらい二日目も良い釣りができたので、ありがたいことです。渓流で食べると大概なんでも普段の倍以上に美味く感じますよね (^_^)
      イワナの塩焼きと蒲焼き丼は、ちょっと贅沢し過ぎちゃったかなと思っています。そのうち川の神様に怒られるでしょう(笑)

      ランディングネットの回収は本当に大変でしたよ。疲れ切って幕営地に帰る途中だったので、その日はもうそのまま帰って、翌日探しに行こうかと思ったくらい。
      三日目はそれほど大したことないんですが、またお付き合い下さい (^_^)

  6. お久しぶりです。
    今回の記事を見て自分も行って来ました
    キャンプ地前のカーブのトロ場で33cm(1cm負けました)が出ました
    にしても大曲~大黒沢出合の渓相随分復活してましたね。
    去年川が道路になっていたとは思えないほどです。
    今年にかけてあまり釣り人入らなかったせいなのか熊は多かったです
    丸山谷~発電所で5頭も見かけちゃいました

    • Ctcn さん、こんにちは。
      お、行ってきたんですね。ということは、お盆の大雨の後ですよね?
      あの雨で林道は大丈夫だろうかと心配してましたが、少なくとも第一キャンプ村までは大丈夫だったんですね。良かった。
      33cmのイワナ、おめでとうございます! あの辺りで出ましたか。
      おっしゃる辺りの流れは確かに復活していましたね。
      熊をそんなに見かけちゃいました? 私は足跡だけでしたが、林道を結構うろうろしてるんですねー。ご無事で何より (^_^)