スポンサーリンク
スポンサーリンク

晩秋のソロキャンプ|長野県辰野町 蛇石キャンプ場

ソロキャンプ
この記事は約11分で読めます。

ヘブンテントを入手してテスト泊はしてみましたが、今度は実際にキャンプをしてみようと、珍しくキャンプ場へと出かけました。
以前に詳しく紹介した辰野町の蛇石キャンプ場です。無料で予約も必要ないので、思い立った時にいつでも気軽に出かけられるのが良いですね。

紅葉の蛇石キャンプ場|ヘブンテントでソロキャンプ

紅葉に染まる静かなキャンプ場


11月上旬、落ち葉が多く紅葉ももう終わりに近づいた頃。
午後やって来ましたが、前日にかなり雨が降って午前中もパラついていたので恐らく誰もいないでしょう。


と思ったんですが、テントが一張り設営されていてスクーターが停まっていました。
昨日の雨の中、テントで過ごしたのかな。まぁ、それも楽しいかもしれないけど。

 
他には誰もいないし、立木はたくさんあるのでヘブンテントはどこにでも設営できるね。
どこがいいかな。

 
橋の向こう側は紅葉がきれいだからそっちにしようかな。

 
無料キャンプ場だけど、炊事場やトイレが完備されているので安心です。
「この水は飲めません」と書かれていますが、湧かして使う分には大丈夫。川から引いていて塩素消毒していない水だということです。

紅葉目当てのカメラマン達が帰るまで近くを散策

 
この二箇所のどちらかなら、立木を使って上手い具合にヘブンテントが設営できそうです。
すぐに設営しようかと思っていると、一眼レフに高そうなレンズを付けた人たちが紅葉の写真を撮っているので、しばらく待っていることにしました。


国の天然記念物に指定されている蛇石でも見ますか。


黄色矢印の細長い石がまるで大蛇のように見えます。
この時期は水が少なくて見やすいんですが、落ち葉でちょっと隠れてますね。左の方にずっと長く繋がっているんですよ。

 
カメラマンの方々がなかなか帰らないので、ちょっと上の山を散策。
広葉樹の大木にムキタケらしきもの発見(写真2枚目黄色矢印)。
だけど、高い所で手が届かないので採れません。残念。

 
4時頃になると皆さん帰って行ったので、ヘブンテント設営開始!
地面はモミジの絨毯に覆われています。

ささっと簡単に設営できるヘブンテントの素晴らしさ

 
今日は車で来ているので、荷物の軽量化の必要はありません。
ヘブンテントを取り出しまして・・・

 
まずは、スリングを立木に固定。

 
そして、ヘブンテントのカラビナの一方をスリングに掛けます。

 
あとは収納袋からテントをずるずると引っ張り出しつつ伸ばしていって、もう一方のカラビナをスリングに掛けるだけ。


あっという間にヘブンテントが張れます。
このようにスムーズに設営するには、テントの収納方法が重要です。それについては、こちらをご覧下さい。

 
一旦張った状態から、カラビナ位置をラダーのできるだけ上の方に移動。
スリングとテントがなるべく一直線にピーンと張るようにします。

 
あとはフレーム2本を頭側と足側に固定。

 
テント内にマットを広げてパワーポンプで空気を入れます。30秒ほどで完了。
ここまでは5分くらいでできちゃいますね。

 
今回は前面にフライシート立ち上げた形で設営するので、モンベルミニタープのポールを使ってガイラインとペグで固定。
こんな感じですね。


はい、出来上がりましたー!
紅葉に包まれたキャンプサイト、いい感じじゃない。

 
照明器具は、今回はOlantern Miniの試用も兼ねて、モンベルミニランタンPerun2も持って来ています。

 
温度計も設置して、ヘブンテントに座ってちょっと休憩。

 
寝転んでみても快適。テントから見える景色もいいですねぇ。

 
シュラフも広げて寝られる準備をしてから、まだ早いけど夕食の準備に取りかかろう。
ずっと前に買ったコールマンのBBQコンロを設置。

ガサゴソやっていたら、一台車がやって来ました。まさか、また写真を撮る人じゃないよね?もう薄暗くなってきてるから、違うよね。
と思ったら、一眼レフを手にやっぱり紅葉の写真を撮りに来たみたい。ヘブンテント張っちゃったよもう・・・
橋を渡ってこっちに向かってくるけど、テントが邪魔だとか言われないよね?
いや、こっちはただキャンプ場でテント張ってるだけだから文句ないよね?

ともかくこっちに来るから挨拶してみると、
飯田から紅葉の写真を撮りに来たというお爺さんでした。
「キャンプですか」と尋ねられたので、
「ええ、なんか邪魔な物立てちゃってすみません」と恐縮して返すと
「いえいえ、それも一緒に撮っていいですか? 珍しい物だから話のタネになりそうで」とフレンドリーに声を掛けられたので、
「ええ、どうぞどうぞ」

一般の人から見ても、やっぱりちょっと変わったテント(またはハンモック)に見えるみたいです。
撮った写真を見せてもらったら、紅葉の中に浮かぶヘブンテントがとても絵になってました。
お爺さんはしばらく周辺の写真を撮ってから帰って行きました。

夕食と焚き火の準備を開始

 
さて、地面を覆っている落ち葉をある程度拾い範囲で掃除して、コールマンのBBQコンロの上にチャコスタ(楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)を設置。これで炭に着火します。
それからいつものピコグリル398も設置。

こんなに落ち葉に覆われているとは思わなかったけどこういう状況なら、本当ならスパッタシート楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)と呼ばれる不燃シートを敷いた方が良いと思います。最近ガラス繊維でできているシートをよく見かけますが、しっかり表面がコーティングされていないと、素手で触るとガラス繊維が刺さってチクチクすることもあるようです。


私が持っているのはカーボンフェルト(上の写真)なのでそういう心配はないですが。

 
普段の渓流泊の時は河原に落ちている流木を拾って薪にしてますが、今日はちゃんとホームセンターで薪を買ってきました。広葉樹の高品質な薪です。598円(税込)で売ってました。
モーラナイフでバトニング。

 
良く乾いているので、ガンガン割れます。
細くした薪を焚き付けにします。

 
Olantern Miniとモンベルコンパクトランタンに点灯。


本日のテントサイトはこんな感じ。
テーブルとイスは実家に転がっていたのを借りて来ました。
渓流泊の時は荷物が限定されるので、テーブルもイスも持って行きませんが、キャンプ場のソロキャンプ用にテーブルとイスを買いたいな。

パラパラと雨が落ちてきたけど、炭でゆっくり夕食を

タイミングの悪いことに、雨がパラパラ落ちてきました。
ちょっと心配になりましたが、フライシートがテント前面に伸びているおかげで、テントの方へ(後ろへ)少しずれれば、雨も凌げそうです。


鶏つくね鍋の準備をします。
日本酒チビチビやりながら調理しますかね。調理って言ったって、材料は全部切ってあるから、後は火に掛けるだけ。

 
炭にしっかり着火したらBBQコンロに移します。
アルパインクッカー16に水と具材を入れて火に掛けます。


鍋を煮立てつつ、その横でサンマ、エビ、ソーセージを焼きます。


火力が強いから、焼き物はあっという間に焼けます。
うっかりしていると焦げちゃう。
サンマの塩焼き美味いねぇ。日本酒が進みます。


つくねはたくさんあるから、少しずつ鍋に入れて煮ます。

 
日本酒を飲んでいるから炭水化物はいらないけど、小さい餅を持って来たので3枚だけ入れて食べよう。
寒い時はやっぱり日本酒と鍋がいいですね!

気づくとパラパラ落ちてきていた雨は上がりました。

 
気温は11℃。
ちょっとトイレに行って来よう。
無料キャンプ場だけど、夜はちゃんとトイレに灯りが点くのでありがたい。
あれ? そう言えば、もう一人テントを張っていた人は帰っちゃったのか? 全く灯りが見えないけど・・・


テントが張ってあった方向へ見に行くと、テントもスクータもあるけど真っ暗。
大丈夫かな?
ちょっとヘッドライトでテントを照らしていたら、向こうからライト点滅で返事がありました。
あ、大丈夫なんだ。テントの向こう側に居て、灯りが見えなかっただけだ。
近くまで行ってみようか思ったけど、邪魔しないでUターン。

焚き火を眺めてのんびり過ごす時間は至福


テントサイトに戻ってきたけど、まだ時間は早いから焚き火でもしますか。

 
お湯を沸かしてお茶でも飲もう。
まったりしながら、オピネルと細くした薪でフェザースティックを作ろう。別にこんなことしなくても火は付けられるけど、ヒマだから(笑)

 
麻ひもをほぐして火口にし、その上にフェザースティックを乗せます。
百円ショップで買ったファイヤースターターで着火。

 
火付きが良いですね。
細い薪から徐々に太い薪をどんどん追加していきます。

 
河原の流木とは違って、火付きも火持ちもいいですねぇ。

 
ココアを飲んで、ポテトチップスも食べちゃおうかな。
これは本当は、昼間ヘブンテントを張ってから時間があるだろうから、テント内で寝転がって食べようと思って持って来たもの。カメラマンが多くて設営時間が遅くなったから、そんなヒマはなくなっちゃったけど。

 
炭がまだ燃えていてもったいないから、残りのソーセージとポテトチップスも焼いて食べてみよう。
ポテトチップスは焼くと揚げ立てのような感じになって、美味いです!!


特別することもないので、焚き火を眺めながらのんびりします。

この寝心地を味わってしまうとクセになる。

 
ランタンをテント内に移動。
テントに座ってしばらくゆらゆら。例え地面が濡れていたとしても、テントの底が濡れないのって最高!

 
午後9時、気温は10℃。それほど寒くないですが、テント内に入ります。
焚き火はそろそろ火が消えそうです。


テントから見上げるフライシートに焚き火の炎が紅く映ります。
寒かったらフライシートを降ろしてクローズ状態にして寝ようと思ったけど、今日はこのまま大丈夫そうです。

それから、時々寝返りを打った記憶はあるけど、明け方までぐっすり眠りました。
厚みのあるマットの断熱性はかなりのもので、寒くはありませんでした。
そして、ハンモックなのに寝返りが打てるというのはヘブンテントならでは。

まだ暗いうちにテントから這い出してガサゴソ

 
午前4時、気温7℃。
BBQコンロの炭はすっかり灰になりました。

 
ピコグリルの方は炭が残っていますね。
BBQグリルとピコグリルは朝は使わないので先に仕舞っちゃおう。

 
ガスでお湯を沸かして、ココアを飲んで温まろう。
まだ外は暗いから、シュラフに潜り込んで二度寝。二度寝って気持ちいいんですよねぇ。

 
暗闇でテントが揺れるとOlantern Miniのスイッチが呼吸するようにゆっくり点滅します。
これって、地味に便利なんですよね。

 
夜が明けてきました。
今朝の最低気温は6℃でした。このくらいの気温までは今の装備で大丈夫そうです。


周囲が急速に明るくなってきたので、ちょっと散歩して戻ってきたら昨日より回りの紅葉が色鮮やかに見えます。紅葉に囲まれて浮かぶヘブンテント。

 
エアマットも畳んで、車に運べる荷物は運んじゃおう。
プリウスに一晩の間にすっかり落ち葉が積もってしまいました。

寒い朝は暖かいラーメンで温まろう!!

 
マイクロマックスULに着火。今日は朝からちょっと風があります。風に弱そうに見えるマイクロマックスULだけど、3本ゴトクが風防の役割も果たしていて意外と風に強いんですよね。
昨日の残りの鍋を温めて、一旦火から降ろします。

 
3層鋼フライパンに少量のお湯を沸かし、チルドシュウマイを入れて蒸します。
ロストルを持ってくるつもりだったけど忘れちゃったので、このまま茹でるような形でいきます。

 
シュウマイができたら中華麺と餅を入れて煮ます。


本日のキャンプ朝食は、
・餅入り鶏つくねラーメン
・シュウマイ
・柿
・紅茶

肌寒いので、暖かいラーメンは最高です!
シュウマイはロストルを忘れたせいで皮がちょっと底にくっ付いちゃったけど、美味かったです。

 
炊事場が使えるのはありがたいです。片付けも簡単。
このキャンプ場付近はほんとうに熊がよく目撃されるので、生ゴミなどはしっかり持ち帰らないといけません。

まさかとは思ったけど早朝からまたカメラマンがやって来て、なんか私がテントを張っている辺りで写真を撮りたそうにしているので、早々に撤退します。
本当はもっとゆっくりしたかったんだけどな。

 
ペグを抜いて、フライシートを降ろしてみると、落ち葉がたくさん積もっていました。

 
朝露で少し濡れているので、落ち葉だけ払ってとりあえずそのまま畳みます。家に帰ってから乾かしてちゃんと仕舞うことにします。
設営も簡単だけど、仕舞うのも至って簡単。テント生地が全く汚れないのも嬉しいんですよね。


撤収が終わると、待ってましたとばかりに写真を撮り始めるカメラマン。

晩秋から冬は、キャンプに最適なシーズンなのかも?

私は今まで釣りに言って源流に泊まったりはしていましたが、キャンプ場でソロキャンプというのはほとんどやったことがありませんでした。
釣り抜きでキャンプ場でソロキャンプっていうのもかなり楽しいですね。釣りがない分、のんびり過ごせるのが良いです。
夏のように虫に悩まされることはないし人もそんなに多くないし、渓流釣りが終わって10月、11月というのはキャンプには最適な季節なのかもしれません。寒さ対策さえできれば、12月からの冬キャンプも楽しそうだし。

キャンプ場に車で行くなら荷物の制限はないけど、なんとか背負っていけるくらいのソロキャンプ道具を揃えてキャンプそのものを楽しむのも悪くないね、なんて思っています。
地元にはキャンプ場はたくさんあるので、キャンプ場巡りも楽しそうだしね。

即日追記:
そうそう、書き忘れましたが『蛇石キャンプ場』でキャンプしたら帰り道の途中にある『かやぶきの館』でぜひお風呂に入ってください。


かやぶきの館
400円で日帰り入浴できますよ。
キャンプの後でお風呂に入ってさっぱりできるのは嬉しいですよね〜。

スポンサーリンク
リコプテラをフォローする
魚ココロあれば水ココロあり

コメント

  1. こんにちは
    実に綺麗な紅葉ですね。
    紅い絨毯が見事です。
    ソロキャンも、殆ど痕跡を残さずに撤収出来るたのも見事です。

    • 紅葉の中でキャンプ、最高なロケーションですね 確かに、虫が居ない季節はキャンプに適していますね。              蛇石キャンプ場 ソロキャンプブームで混みあっているかと思ったら、そうでもないですね。一度、見に行ってみようかな。

      • Kさん、こんにちは。
        紅葉を狙って行ったわけではありませんが、たまたまタイミング良く本当にロケーションは最高でした!
        キャンプは夏のイメージがありますがいろんな面で晩秋がキャンプには最適な季節なのかもしれません。土日はそこそこ人がいますが、平日はほんとに空いていますよ。

        あ、そうそう、Kさん、
        「返信」からコメントいただくことが多いですが、それだと特定の人への(今回はマンボウさんへの)返信という扱いになってしまうので(もちろん意図的に特定の方への返信の場合はそれで良いのですが)、私へのコメントの場合は他の方のコメントが並ぶ一番下に「コメントをどうぞ」と書かれていてその下の「コメント」欄に書いていただけると幸いです (^_^)

    • マンボウさん、こんにちは。
      紅葉はもう終わりに近づいていましたが、紅い落ち葉が地面に敷き詰められていてそれが見事でした。
      キャンプ場だと荷物の制限がないし炊事場もあって、準備や後片付けがしっかりできますね。
      今までキャンプ場でのソロキャンプはあまりやっていませんでしたが、渓流泊とは別の楽しみ方があるようです (^_^)

  2. こんばんは。
    子供が大きくなってキャンプへ行くこともなくなりましたが、記事を読んでいるとまたキャンプしたくなりました。

    ゆったりと過ごす時間最高ですねー。

    • TKen3 さん、こんにちは。
      そうですね、少し前まではキャンプというと小さいお子さん連れのファミリーキャンプを思い浮かべることが多かったですよね。
      ここ最近はソロキャンプが脚光を浴びるようになってきましたね。キャンプ場がソロキャンパーでいっぱいになっている光景はちょっと面白いですが(笑)
      ソロキャンプ、やってみるととても楽しいのでぜひ! (^_^)

  3. めっちゃ紅葉すごいですね、ここでこのテントでキャンプは贅沢で素晴らしいですね!

    • Nori1022さん、こんにちは。
      紅葉のピークは少し過ぎていましたが、そのおかげで紅いモミジの落ち葉が地面を覆い尽くしてそれが景色としては最高でした。
      狙って行ったわけではないですが、偶然最高のタイミングでキャンプできました。肌寒かったですが、このくらいの季節の方が焚き火をするには良いですね。
      これからは秋〜冬のキャンプにはまりそうです(笑)

  4. こんにちは~
    充実してますねぇ~
    落ち葉もキレイで朝ラーうまそ♪

    • 半漁人さん、こんにちは。
      ぷらっと出かけてみましたが、たまたま絶景の中でテントを張れたので心身共にリフレッシュできました。今までキャンプ場でのキャンプはあまりやりませんでしたが、涼しく(寒く?)なって空いているキャンプ場ならゆったりできて良いですね。
      朝はかなり肌寒かったので、朝ラーは本当に最高でしたよ (^_^)

  5. カメラマンに急かされたのは少々残念ですが、このシチュエーションは最高ですね。^^
    ヘブンな夜を過ごせたようで♪

    いよいよ師走に突入したし、次は12月の天国ですね。

    • kuniさん、こんにちは。
      こちらはキャンプ場で普通にキャンプしてるだけなので、そんなに遠慮することもなかったのかもしれませんが、この絶景をカメラに収めたいという気持ちもわかるのがツライところ(笑)

      私はヘブンテントのヘブンは「天国」を意味する「Heaven」だとばかり思っていたんですが、実は「避難所、安息の地」を意味する「Haven」だと後から教えてもらいました(苦笑)
      まぁ、天国でも安息地でも意味合いは近いですけど。寝心地はほんとに天国のようだし。
      雪中ヘブンテント、凍死しないように気をつけます (^_^)

  6. すみません⤵️返信の仕方が間違っていたみたいですね。 リコさん、マンボウさんご迷惑をおかけしました。

    • Kさん、こんにちは。
      いえいえ、大した問題ではないので。
      今後ともよろしくお願いいたします (^_^)