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行きはよいよい帰りは怖い|天竜川水系 テンカラ&フライフィッシング

フライフィッシングテンカラ釣り野外調理
この記事は約7分で読めます。

前回は慣れない職場での奮闘最中の釣行ということで、川の神様も同情してくれたのか、思いのほか良い釣りができました。

そして、新職場の奮闘と地域役員の仕事が重なった地獄の5月をなんとか乗り切り、6月上旬の休日。やっと少し落ち着いた心持ちで釣りを楽しめます。

慌てず騒がず駐車場所に辿り着いたのは午前8時。先客の県外ナンバーと地元車の2台が停まっています。想定内です。
県外から一番乗りで到着したら、ほぼ間違いなく上へと向かったでしょう。地元の釣り人もおそらくは上。
崖が崩落して杣道が危険な状態になってから、昨年は一度も上へ向かいませんでしたが、別の川で出会った釣り人の情報では、ある程度踏み跡がついてなんとか通れる状態になっているとのこと。
先行者がいなければ上の状態を見に行くつもりでした。先行者ありなので、素直に下に向かいます。

新緑の源流は超渇水|天竜川水系 麦酒川

※麦酒川というのは私が勝手に付けた名前で、実在の河川名ではありません。

 
季節的にはまだ少し早いけど、ウェットウェーディングスタイルで足元を固め、新緑のトンネルを潜って、つづら折りのスタート地点へ向かいます。


つづら折りを下ります。いつものことながら、ここを帰りに登ってくることを思うとげんなりします。それだけに、このコースで入渓する人は少ないと思われます。

 
それでも、今日誰か歩いた形跡があるか観察しながら歩きます。人が歩いていれば、急斜面の折り返し辺りに少しずり落ちたような足跡が見られるはず。
やっぱり今日は誰も歩いていませんね。


代わりに鹿の足跡がたくさんありました。鹿たちは頻繁に往復しているようです。


あらら、昨年は大丈夫だったのに杣道が崩落して寸断。まぁ、なんとか通れます。

 
林道に無事到着。ここから下ります。
ヘビイチゴの花が咲いていますね。

 
前回は小さいフキしかありませんでしたが、この林道沿いならミツバくらいあるだろう。
想像通りミツバを見つけたので少し採っていきます。


雨が降らないのでだいぶ減水しています。眼下の大淵には魚影は確認できませんね。

 
これはトリカブト(猛毒)
これ、どんな匂いがするのか折って嗅いでみると、青くさい匂いがするだけで嫌な臭いはしません。このくらい成長していると間違えることはないと思うけど、芽出しの頃はニリンソウに似ているので要注意。


ここにもイワナが定位しています。これはそこそこのサイズじゃない?
ともかくもっと下から入渓します。


この堰堤下から入ろう。黄色丸印のところ、イワナが定位しています。
定位というより、餌を求めて泳ぎ回っています。

 
堰堤からさらに少し下って、ここから入渓。超渇水状態です。
タックルは、ユーフレックス インファンテ773-6 NSFオービス バテンキル クリックII。ラインはDT-3F、6X12ftリーダーに7Xフロロティペット2ft継ぎ足し。
ロッドのエンドキャップがガタついていたので、しっかり接着しました。これで大丈夫。
エルクヘアカディス#14を結んでキャスティング開始。


しばらく無反応が続き、ここでやっと生命反応。
小滝からのバブルレーン、廊下状のポイントから激しく出てフッキングしたものの、ランディングしようと手前の岩によじ登ろうとモタモタしているうちにバラしてしまいました(涙)


ここは以前に良型が釣れたポイント。
今回も出ましたが、掛かりが浅かったのかフッキング直後にまたもやバラし。
それにしても綺麗な水ですね〜。


その後は反応がないまま堰堤下に到着。
堰堤下っていかにも大物がいそうな感じだけど、今まであんまり良い思いをしたことがないんですよね(笑)


まずは、堰堤の上から覗き込んだ時に魚影を確認した右の方を狙います。
一発勝負なので大物キラーのイワイイワナIIを結びます。滝壺の深場からの駆け上がりで出ましたが、これまたフッキング直後にフックアウト。針先が鈍っているわけではないのに、なぜかバラし連発。


その後、プールを見回していると左側でライズがあったので、すかさずキャスティング。
イワナが浮上してきて、フライを鼻でちょんとつついて、Uターン。
もっとナチュラルなタイプのフライに替えた方が良いか。


フライをミッシングリンク#14に変更。
左側の深場にキャストして駆け上がり付近までドラグフリーで浮かべて来ると、激しく出ました!
今度こそはしっかりフッキング、のはず。そこそこ良い型のようです。


ニッコウイワナと呼ばれるタイプの野性魚。フライを丸吞みにしていました。
ミッシングリンクは本当に丸吞み率が高いです。
まだ他に何尾かいそうなので、イワナをネットに入れて置いたまま、もう一度キャスト。


再度右側の駆け上がりで出ましたが、フッキングせず。
堰堤ど真ん中の深場からまたしても激しく出ました。


白点の大きいイワナ(上)。サイズは同じくらいですが、形質がだいぶ違います。
2尾ともどこか愛嬌のある顔をしていますね。

 
堰堤を高巻いて再入渓。
テンカラ竿に持ち替えます。
竿はNISSIN ZEROSUM テンカラ 7 : 3 3207、SUNLINEぶっとびテンカラ レベルライン3号(楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)を3.3m+FUJINO フロロテンカラハリス0.8号(楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)を1mほど。仕掛け全長は4.3m。
スギッパ巻きを結びます。


いかにも源流といった雰囲気の渓相。実際ここは源流なんですが、人気河川なので釣り人が多いんですよね。

 
左右の小落ち込みが合流した流心から。


高巻きをしつつ前進。

 
落ち込みの肩、ギリギリのところから出た白点が大きいタイプです。
やはり残っているのは小型が多いかな。

 
ST-350アルミパーソナルクッカーを乗せお湯を沸かし、採ってきたミツバを茹でておひたしにします。

 
スーパーで目に付いた刺身こんにゃくとミツバを和える予定。
それからコンビニ調達のバナナ。
コンビニではバナナの1本売りをしているのがありがたい。

 
刻んだ長ネギを山フライパンで炒め、そこに細かく切ったニンジンとピーマン、ソーセージも追加して炒めます。

 
冷やご飯を投入して炒め、最後に溶き卵を加え強火で仕上げます。

チャーハンを作る時の卵を入れるタイミングは人それぞれで、
(1)卵先派
(2)TKG方式
(3)卵後派
の3つがあります。ご飯を入れる前に溶き卵を炒めるのが「卵先派」。先に卵を炒めるので、具材としての卵の存在感がある仕上がりになります。
ご飯に溶き卵を入れて混ぜ合わせ先にTKG(卵かけご飯)を作ってから炒めるのが「TKG方式」。しっかりとご飯の一粒一粒が卵でコーティングされるので、ご飯がパラパラの仕上がりになります。比較的新しく登場した作り方ですね。
今回の私の作り方のように、ご飯を炒めてから溶き卵を加えるのが「卵後派」。卵先派とTKG方式の中間の仕上がりになります。つまり、卵の具材感もそこそこあって、パラパラ感もそこそこ。
チャーハンはシンプルながら奥が深いです。

丸鶏がらスープの素と塩コショウで味を調えたら出来上がり!


本日の渓流メシ
・チャーハン
・ミツバと刺身こんにゃくの酢味噌和え
・揚げ茄子の味噌汁(フリーズドライ)
・バナナ
・食後のコーヒー

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緑に包まれたこんな場所でご飯を食べられるのは幸せです。
さて、もう少し釣り上ってみましょう。

 
小型のカワゲラの成虫を見かけました。再びフライタックルに戻してみます。

 
魚にとっても一雨降って餌がたくさん流れて来て欲しいところかも。


落ち込みからのバブルレーン、廊下状の深みから。


大きくはないけど、自分の巻いたフライに飛び出してくれれば楽しいです。


次の落ち込みへとフライが流れ出す寸前に食いました。


時間的に活性が高くなってきているようです。


深場の沈み石の脇から出ました。


今日はこれで終わりにします。


林道に上がって、先ほどの淵を見下ろします。本当に綺麗な水。
魚影は確認できないけど、もっと大きいのが潜んでいそうなんだよね。もう少し雨が降って水量が増えた方がイワナたちにとっても嬉しいはず。


つづら折りの登り口。
うーん、ここを登るのほんとに気合いが必要なんだよね…
例の崖は踏み跡がついてなんとか通れるという話だから、林道を上ってそっちのコースから帰ろうかな。もし危険な状態だったら、またここまで戻ってくればいいさ。


途中、大淵を覗き込むと、良型がいる。下りて行きたい気持ちをぐっと抑えて、さらに先へ。


落石がヤバい。こんなのに直撃されたらひとたまりも無い。
このコースの方が距離は長いけど楽なはず、と思ったけど結構息が上がるな。

 
無事に杣道入口に到着。ここからはほぼ水平もしくは緩やかな下りなので楽ちん。
いつぞやハチ公が絡まっていた場所を通過。


ほどなく、崖に到着。
うーん、これ安全に通過できる? 確かに踏み跡はあるにはあるけど。


ふー、なんとか無事に通過して振り返ったところ。
足元が滑ったら奈落の底へ一直線。
今回崖の状態は確認できたので、次回はちょっとした道具を持って来て土木工事をしながら渡ることにしよう。そして、数年ぶりにもっと上流へ釣りに行ってみよう。


ともかく、ここから先はもう安心。
と言っても、両脇の笹藪からいつ熊が出てきてもおかしくないけどね。


無事に帰ってきました。
朝方停まっていた2台の車はすでに帰ったようです。

今日も一日釣りが楽しめて、無事に帰って来られました。
ありがとうございます。

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