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プリウスの目がキラキラに|車のヘッドライトの黄ばみとり

プリウス
この記事は約7分で読めます。

同じ自動車に長年乗っていると、ヘッドライトが黄ばんで濁ってきますよね。
以前にも、ジムニーのヘッドライトクリーニングの記事で「古い車でもヘッドライトだけはピカピカにしておきたい」と書きました。
プリウスもかれこれ8年ほど乗っているので、だいぶヘッドライトが濁ってきました。
6年目の時にすでに少し濁ってきたのが気になったので、試しにガソリンスタンドでやっているヘッドライトクリーニングに出してみたんです。

やり方としてはジムニーで私がやったのと同じで、つまり、まずヘッドライト表面を削って磨き、最後にコーティング材を塗るという方式。
自分でやるのとの違いは、ポリッシャーという道具を使うということ。

さすが商売でやっているだけあって、仕上がりはかなり満足いくものでした。
ただ、2年ほど経つとまたライトが濁ってきたので、今度は自分でもう一度やってみようということに。

車のヘッドライトの黄ばみをとってピカピカに|プリウス30


こんな感じにプリウスのヘッドライトが少し黄ばんで濁ってきています。
これが私は気になって仕方ありません。これじゃ点灯時の照度も下がってるよね。それに何より見た目がいかにも古い車みたいになっちゃって悲しい。

この際、ヘッドライトを外すことはできないの?

 
スタンドに磨きに出した時もそうだったけど、プリウス30のヘッドライトはヘンテコな形をしてるので(笑)、縁の部分が磨きにくいんですよね。
この際ヘッドライト外せないかな。スタンドの整備士に聞いたらかなり大変な仕事になりそうだとか言ってたけど。
この辺りのクリップとか外せば簡単にヘッドライトが外せそうな気もする。

 
だめだ、全然ビクともしない。
裏側のインナーフェンダーを外せばネジとかあるのかな。
バンパーも外さなきゃいけないかな?


プリウスのバンパーは黄色で囲んだ部分全体が一体になってるんで、確かにちょっと大変そう。
今回はパンパーはいじらずに、このまま作業できる範囲でやってみよう。

ハッドライとを外すのは諦め、マスキングして作業開始。


まずはボンネットは開けて、左右のライトの周囲をマスキングテープでマスク。
ライトがヘンテコな形してるから(笑)、この作業も結構大変。

耐水ペーパーで思い切ってヘッドライトを削る。

 
ジムニーのように四角いヘッドライトなら、こんな専用パッドにペーパーを巻き付けて作業すれば力が入れやすくて効率的だけど、なんせプリウスのヘッドライトは曲面が多いのでペーパーを手に持って地道に削ることにします。


#1500の耐水ペーパーに水を付けて思い切って削っていきます。


縁の部分は特に慎重かつ念入りに削ります。

 
全体をある程度削ったら、スポンジを水に濡らして洗い流して確認します。

 
削り足りない部分を削って洗い流して、を繰り返し、全体が均一に削れたらもう一度きれいに洗い流し、洗車用のタオルで水分をしっかり拭き取ります。


黄ばみは取れたけど、全体に細かい傷が付いて真っ白に濁った状態に。
この時点で不安度MAXになりますが、前にもジムニーで経験してるので大丈夫。たぶんね(笑)

研磨キズを3Mのコンパウンドできれいに消す。

ここからが本番。

 
ここで登場!
3M コンパウンド ハード・1楽天市場で見るアマゾンで見るヤフーで見る
これをパッドに少量出して、ヘッドライトを磨いていきます。

 
少し力を入れて耐水ペーパーの傷が消えるように磨きます。
ある程度磨いたら洗車用タオルで拭いて状況確認。納得いくまでこれを繰り返します。


傷が消えてかなり綺麗になってきました。あともう一息かな。

 
反対側はちょっと違うコンパウンドを使ってみます。
ソフト99 超鏡面用9800楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る


そこそこになるけど、こっちの方がキズが消えにくいかなぁ。
3Mのやつの方がヘッドライト磨きには向いている感じです。この後もう一度磨き直しました。

大体きれいにはなったけど、まだ納得いかないのでこの日の作業はここで終了。

今回も大活躍。マキタのドライバドリル。

 
翌日、ホームセンターでこれ買ってきました。
ヤナセ マジックパッド楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
SK11 マジックフェルト楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
マジックパッドを、以前から愛用しているマキタドライバドリル M655DWXに装着しまして、

 
フェルトはマジックテープで簡単に装着できます。
ちなみに、研磨用のパッドは他にもスポンジや羊毛バフなどがありますが、プラスチックにはフェルトが良いと思います。
写真2枚目の用にフェルトにコンパウンドを出して空転させると、コンパウンドが飛び散るので要注意。私はやっちゃいましたが(笑)
ちゃんとヘッドライトに押し当ててから回転させましょう。それか、ヘッドライト側にコンパウンドを少し出してフェルトを押し当てて回転させる方が良いかも。

 
マジックパッドの注意書きとして「3,000rpm以上では使用しないで下さい」ということになっていたので、ドライバドリルは高速モードのダイヤル4にしてみました。
が、後で調べてみたら高速でも0〜1,300min¯¹となっていました。なんか見慣れない単位で書かれてるけど・・・

rpmとmin¯¹の違い

rpm(アール・ピー・エム)は「Revolutions Per Minute」の略で、1分間に何回転するかという単位。
エンジンの回転数なんかにも使われるので、良く見かけますね。
私は今の今まで「Rotations Per Minute」の略かと思ってたけど(笑)

min¯¹(パー・ミニット)は「1分当たり」という意味の回転数の単位で、例えば3000min¯¹であれば、「1分間に3000回転」という意味です。
rpmと同じじゃん(笑)
そうなんですよ、rpmとmin¯¹は全く同じものを表します。

rpmはSI単位(国際単位)ではないのに対し、min¯¹はSI単位(国際単位)なので、min¯¹に統一しようと動きがあるようです。
ちなみに、s¯¹は1秒当たり、h¯¹は1時間当たりを意味します。

結局のところ、高速モードの最高速1,300rpmでやった方がさらにきれいに磨けたかも。次回は高速回転で作業します。

ともかく、このフェルトを押し当ててグルグル磨きます。
やはり手で磨くのとは別次元の作業効率。電気の力は凄い!

 
縁の部分はもっと繊細に磨けるヤナセ フェルト軸付ホイール25×25楽天で見るアマゾンでみるヤフーで見る)に付け替えて。

 
時々洗車用タオルで拭いて仕上がり具合を確かめながら進めます。
納得いくまできれいになったらしっかりと拭き上げ、ジムニーの時にも使ったカーメイトヘッドライトクリーナー 親水コート C78楽天市場で見るアマゾンで見るヤフーで見る)のコーティング材を塗ります。

 
これの効力にやや疑問を感じるけど、今回は手元にあるこれで対応しました。

黄ばんで濁った目が、キラキラの澄んだ目に!

さて仕上がりですが、


ピカピカの右目。


ピカピカの左目。
一番上の写真と比較すると一目瞭然ですね。
ガソリンスタンドの仕上がりと同等、もしくは少し上等な仕上がりになりました。

次回は、さらにワンランク上の仕上がりを目指したい。

ただ、細かいことを言うと凄ーく近づいて見るとちょっと不満な点も。


バンパーに接する縁の部分。ここが完全には磨けていません。
いや、表面は磨けているんですが、裏側(本当にバンパーに接している部分)は当然磨けないのでそちら側のくすみが取れてないんですよね。結果少し濁って見える。
これを完璧にするには、バンパーを外してヘッドライトを外すしかないですね。

それからもう一つは、最後のコーティング材ももっとしっかりしたものにしたい。


axe ヘッドライトWコーティングシステム楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
ちょっと高いけど、これを使えばたぶん万全。

もう寒くなり、車いじりも辛くなってきたので、春になって暖かくなったら、とりあえずヘッドライト外しに挑戦してみます。
ともかく、今回はまずまずの仕上がりに満足です!

2020.11.21追記:
きれいになったヘッドライトでしたが、1年ほどするとまた少し黄ばんできてしまいました。そこで新たにウレタンクリア塗装をする方法で挑戦してみました。『完全版』をご覧下さい。

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コメント

  1. 我が家の車もお願いしま~す(^-^)   知り合いに磨いてもらいましたが、年数が経って また濁ってきてしまいました

    • Kさん、こんばんは。
      はい、わかりました。特別価格で施工いたします(笑)
      私の今回のも今はピカピカですが、どの程度保つのかは未知数です。意外とすぐに濁って来ちゃったりして・・・経過を観察したいと思います。
      濁ってきたら次回はもっと進化したやり方を考えてみます(^_^)

  2. 相変わらず綺麗になるまで、妥協がありませんね。^^
    ボクはけっこう簡単に済ませちゃったから、すぐにまた黄ばんじゃった。(笑)

    • kuniさん、こんばんは。
      いえいえ、今回はバンパーを外すのを諦めた時点で少し妥協してるんですよ。
      こちらだいぶ寒くなってきたので、正直外での大がかりな作業はあまりやりたくないんですよね(笑)
      春先になったらバンパーを外してヘッドライトを外してみるかもしれません。
      私のもどの程度保つかは今のところわかりません(^_^)

  3. おはようございます。
    私も以前古い車の時、セットになった磨き材を買ってきてやりましたが、なかなか根気のいる作業でしたね、ドリルを使うアイディアは良いですね、しかし、この部分の技術の進歩は見られないですね、もっと良いヘッドライトが出回っても良いはずなんですがねぇ~。

    • ハックル70 さん、こんばんは。
      手作業だと途中で嫌になっちゃいますが、電動工具だとかなり楽ですね。
      やはりプラスチック製だとどうしても経年劣化して黄ばんで濁って来ちゃいますね。車のウインドウガラスは何年経っても濁らないので、ヘッドライトもガラス製にすれば良いのにと、素人の私は思いますがどうなんでしょうね。
      車メーカーもあんまり劣化しないものを作っちゃうと、新しい車が売れなくなっちゃうのかもしれませんが(笑)

  4. おはようございます。
    素晴らしい、仕上がりですね。
    縁なんぞもフェルトホイールでやるところが流石です。
    ボディ用コンパウンドのグリグリでお終いの我車とは大違いの仕上がりです。

    • マンボウさん、こんばんは。
      とりあえず現状は満足できる仕上がりになりました。ただ、どの程度この状態が保つかというのが問題ですね。
      今回ドリルを使ったのは作業効率が上がって、以前よりはかなり楽でした。
      コンパウンドもいろんな種類があるので、樹脂との相性もあるんでしょうね。今回の3Mのコンパウンドはプラスチック磨きには良さそうです(^_^)

  5. おはようございます。
    昔わたしも挑戦したことあります。私の車と妻の車、2台も。使ったのは、ピカール、でした。簡単で安かったのでこれでいいやって感じで、布に含ませてひたすら磨きました。
    まずは、妻の車から・・・と実験的にやってみました。おおいいじゃん!的になたので私の車もやってみました。さらに丹念に。最後になんだか忘れたけどコーティング剤をスプレーして、おお、完璧!ってチョー簡単な安上がりな方法でしたけどやってみた思い出があります。案外ピカピカでかなり満足でした。妻も喜んでいたので良かったです。
    ひたすら手で擦ったのですが、そうですよね、ドリルでやればよかったのか・・・そうですよね。道具をちゃんと使うべきですね。勉強になりました。

    • nomitaさん、こんばんは。
      私は1台だけなのでやる気になりましたが、2台の施工となるとかなり大変ですね。
      プラスチックを磨くのにピカールが良いというのは、私も聞いた事があります。
      自分ではやってみたことがないので、試してみたい気はします。
      今回はドリルを使ったのでかなり楽でしたが、手磨きで2台を仕上げると思うとゾッとします(笑)

  6. リコプテラさん
    お久しぶりです。

    いつのまにか年末に・・・
    年取ると一年があっという間ですね。

    車ってガソスタの洗車と違って、
    自分できれいにするとすごいすっきりした感があるの私だけでしょうか?
    心も洗われるんですかね?

    きっとリコプテラさんのプリウスもすっきりして喜んでいると思います。

    • むらさきいもさん、こんばんは。
      本当にあっという間に年末ですね。私もこのところ1年がもの凄く早いので、だいぶ年をとったということでしょうね(笑)
      自分で洗車したりワックス掛けすると達成感があって気分爽快ですよね。わかります、私もそうです。
      心が洗われるとは、うまいことをおっしゃいますね。そうかもしれません。
      プリウスはこのところとてもご機嫌良さそうです(^_^)

  7. 初めまして。
    今年からベイトフィネスを始めていつもブログを拝見し勉強させていただいております、北海道の者です。
    リコプテラさんのようにいつか川沿いで山菜を採り渓流魚を釣って キャンプをしてみたいと思っております。 ヒグマにおびえながら 笑

    今回ヘッドライトコーティングをなさっていたので、気になってコメントさせていただきました。
    私 自動車の整備 板金塗装工場で板金塗装を担当しております。
    自社の感謝祭やお客様からの注文でライト磨き クリヤー塗装をやったりします。
    その工程が参考になれば・・と思いまして。

    まず 国産車のライトの特性みたいな部分なんですがどれだけ磨いてもクリヤーまたは
    コーティングをしても100%クリアーな状態になるとは言えません。
    おそらく プラスチックの性質が関係するものだと思います。
    車種 メーカーによっても変わります。 ほぼ全ての国産車で試した結果
    仕上がりは2通り。超クリアーになるか(表面だけ。内面の汚れくすみは除去できない)
    若干 青白くなるか。です。

    ライト磨きは 汚れ、くすみ、ライトに施されているトップコートの剥がれなどが
    あれば#1500程度の耐水ペーパで除去。
    コンパウンド 中目→細目→超微粒子→コーティング剤 で完成。
    磨きは機械を使っても 手磨きでもどちらでも綺麗になります。
    一つ一つの工程を丁寧にじっくり磨くことが完成度の高さを左右します。

    クリヤー塗装はライトを脱着しなければいけません。みんから などのサイトを
    参考になさってはどうでしょう。
    基本 車の部品は見えているボルトやクリップをはずして凹凸の付いている部分同士が
    かみあっていて勢いよく引っ張ると外れます。バンパー等はこの仕組みが主です。

    作業はまずペーパーをかけるのですが
    #400程度から#1500程度までじょじょに上げていきます。
    400→600→800→1000→1200→1500 というような。
    400などは粗いのでやりすぎはプラスチックを薄くしていると考えてください。
    1500まで研いだら一度ライト磨きと同様に仕上げちゃいます。
    次に #3000のペーパー又は3Mスコッチブライト#2000から上の番手
    で全体を軽く研ぎます。 周りをマスキングして綺麗に脱脂して自動車用品店で
    売られているカンスプレーのクリヤーを塗装します。完成。
    後は取り付けて綺麗になったなーと感動します。笑
    市販のカンスプレーで施工したことはないので あくまでも自己責任になっちゃいます。

    クリヤー塗装はくすむ事はないのでずっと綺麗なままです。
    私の車 平成14年車のホンダ車を乗っていますが10年くらい前に施工して
    現在もクリアーな状態です。もしご自身でやってみようという気持ちになれば
    参考にしてください。  では。
     
    気になったんですが そちらでも 行者にんにく こちらではアイヌねぎと言うんですが 採れるのですか? 素朴な疑問です 笑 

    • ヒロさん、初めまして。
      ブログを読んでいただき、ありがとうございます(^_^)
      渓流ベイトフィネス仲間ですね。まぁ、私も駆け出しですが。

      板金塗装のプロからコメントいただけるとはうれしい限りです。
      ペーパー磨きも、コンパウンド掛けももっと細かく分けて何度もやらないといけないんですね。なるほどー。
      一番の驚きは、クリヤー塗装してしまうという方法です。それは全く思いつきませんでした。というか、ライトにクリヤー塗装しちゃって良いんだ(笑)
      これは、もの凄く参考になりました。ありがとうございます!
      まずは、春先にヘッドライトをうまく外せるか挑戦してみます。

      行者ニンニクですが、長野県の山にも自生しています。北海道と信州は気候的に似通っているところがあるので、植生も似たものがあるのかもしれないですね(^_^)

  8. なかなかペーパーでの水研ぎは怖くて出来ないのですがこの使用記は助かりますね。
    カナリ透明感が出てるので依頼する費用を考えるとこれはチャレンジですね。
    基本水研ぎと3M コンパウンド ハード・1と電動研磨でしょうか疑問なのは最終仕上げでのコート剤が判断出来てません、コメントにクリアー塗装が有りますがこれだと長持ちなのでしょうかね。^^;
    いつもジムニーは半年過ぎぐらいで水研ぎなく繰り返してますがもう一台の車両が黄色いので長持ちの方法を探してます。^^

    • 幻の渓流師さん、こんばんは。
      ヘッドライトの水研ぎ、最初は不安になりますが3M コンパウンド ハード・1さえあれば傷は消せるので思い切ってやっちゃって大丈夫です。
      最後のコーティング剤は上記の『axe ヘッドライトWコーティングシステム』が良いと思いますが、ヒロさんがコメントくれたクリア塗装は上手くいけば強力だと思います。来春には試してみるかもしれません^_^