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ドライフライに反応しない魚がルアーを猛追|木曽川水系 ルアーフィッシング

フライフィッシングルアーフィッシング
この記事は約8分で読めます。

もう何回も愚痴ってますが、9月は雨続きで全然釣りに行けず最後に釣りに行ったのは8月27日。それから3週間全く釣りには行けず、やっとのことで釣りに行けたのが9月18日のこと。
雨続きで川は増水してるし、そもそも早朝からは行けないのでのんびり出かけます。

どこに行こうか考えましたが、ひょっとするとこれが今年最後の渓流釣りになりかねないので、ちょっと遠いけどお気に入りの檜の森へ行くことにしました。いつもの上流部ではなく、車止め付近でも釣れるのか確かめてみたいと思います。その辺りは水量が多い上に、増水してると思うのでルアータックルを持って行こう。

ドライに反応しない魚たち|木曽川水系檜の森 ルアーフィッシング


やってきました檜の森。車止めからすぐ川に下りてみます。
いつも、この辺りでも釣れそうだと思いつつMTBで林道を走ってから入渓してました。上流部はイワナがたくさんいますが、この辺りでも釣れるのだろうか。この辺りで釣りをしている人を見かけたことがないのが不安で仕方ないけども。

到着してすぐに川岸でお昼を作り始めるおかしな人(笑)

すでに時間は11時半を回っているので、先にお昼を作って食べよう。
このくらいの時間なら、途中の道の駅で何か食べてくれば楽なのに、敢えて河原で調理してみたりして。その方が雰囲気出るじゃない(笑)

ところで、バタバタと準備して出かけたせいで、食材のうどんをバックパックに入れ忘れたということに途中で気づきました。途中のコンビニによったけどうどんがなかったので、仕方なくラーメン(袋麺)を買ってきました。ついでにおにぎりも一個追加。

 
現地に着くと、オピネルも忘れて来たことに気づきました。昨年イタチ谷で猿にナイフを持って行かれて?から、予備の小っちゃいナイフをベストに入れています。このミニナイフ、ドライバーや缶切り、ヤスリなどもセットされていていざという時に役立ちます。今日がその「いざ」という時です。と言っても、キウイフルーツの皮を剥くだけなんだけど(笑)

 
サッポロ一番塩らーめんを買ってきました。
うどん用に用意した具材は、そのままラーメンの具材に変更。
本日のクッカーはチタンパーソナルクッカー、ストーブはマイクロマックスU.L.と超軽量コンビ。

 
チタンパーソナルクッカーの大鍋は四角いインスタント麺も割らずに入る大きさ。
麺がほぐれてきたら、天然キノコ(下ゆでして持ってきたアミタケ、ショウゲンジ)、豚肉、ネギ、油揚げを入れてさらに似ます。
ラーメンに油揚げって聞いたことないけどね。
具材に火が通ったら、真ん中に卵を割り入れ少し火を入れ、ラーメン付属の白ごまを振りかけたら出来上がり。


本日のランチ
・天然キノコ入り塩ラーメン
・コンビニおにぎり
・キュウリと白菜の浅漬け
・キウイフルーツ
・食後の紅茶

うどんの予定がラーメンになっちゃったけど、具だくさんだから麺が見えない(笑)
アミタケとショウゲンジの組み合わせは麺類に合いますねー。ほんとに美味い!
キノコがたっぷり入っているんだけど他の具材も並べたら、見た目上キノコの存在感が薄くなっちゃってます。
ラーメンだけでも十分なのに、コンビニおにぎりも追加したので満腹満腹。

やっと釣り開始。まずはドライフライで様子見。

片付けをして少しのんびりしてから釣りを開始することにします。
あ、もう一つ忘れ物が・・・
なんと、ランディングネットを忘れちゃった!
あんまり久しぶりの釣りだとこういうことになっちゃう。ネットがなくても釣りはできるけど、ランディングに不安を抱えながらの釣りになるね、これは。

この辺りは水量が多くて水圧が強く、深い場所が多いので今日はルアーをやってみようかと思ってますが、その前にドライフライを投げて様子を見てみよう。

 
タックルはカムパネラレッドラップオービス バテンキルクリックII。ラインはDT3F、リーダーは9ft6Xに7Xティペット2ft継ぎ足し。
もうウェットウェーディングの季節は終わっている気もするけど、この日は晴れているのでなんとかサワートレッカーRSで行こう。

午後1時、気温24℃、水温15℃、アダムスパラシュート#14を結んで釣り開始。


目の前のポイント。魚がいて、水面の餌に意識が向いていればなんらかの反応がありそう。
でも、全く何の反応もなし。ちょっと水深がありすぎるかな。
魚がいないのか、それとも水面の餌に意識が向いていないのか。


それからしばらくドライフライに無反応で、ちょっと不安になってきます。
水は澄んでるけど、やっぱり水量多いんだよねー。

 
写真1枚目の瀬でピチャッと小さいのが出ましたがフッキングしません。魚がいることはいるんだな。
写真2枚目の深いプールもドライフライには反応がなく、大きな岩に足をかけて上ろうと思ったら、黄色丸印のところ底に定位している魚が見えました。
そぉーっと覗き込むと、イワナかな? 2尾ゆらゆらと泳いでいます。


水深は1mくらいあって、ドライフライには全く無反応。
ちょっと立ち位置を移動して、チェコニンフ風にリードフライにクロカワムシフライ3、ドロッパーにグレーニンフを付けて沈めてみます。
30分ほど粘っていろいろやってみますが、ダメですねぇ。こういう時は餌釣りが最強だな、と思いつつ諦めて先に進みます。

ともかく、魚がいることはわかったのでやる気が出てきました。
深場が多くなってきたし、ドライフライに反応がないからルアーに切り替えようかとも思ったけど、とりあえずフライで1尾釣るまではやってみよう。

 
ゆったりしてる流れに見えて結構流速もあるから、マーカーニンフもやりにくい状況。
岸際の比較的浅いプールで、やっときれいにドライに出ました。


きれいなアマゴさん、良かった良かった。
秋になると、サイズはそれほどでなくても顔つきがちょっとワイルドになってくるね。

ルアーに替えた途端に好反応な魚たち。

ボウズは逃れたところで、ルアーに切り替えて探ってみます。

 
タックルは前回同様、ダイワ SILVER CREEK N.Stage ST50UL+シマノ SENSILITE Mg 1500。
私はナイロンのカラーラインに、透明なフロロのリーダーを3mくらい結んでいます。
ルアーはダイワ SC(シルバークリーク)シャッド。このルアーは引き始めからすぐに水を掴んでくれるので、小渓流ではほんとに使いやすいです。この川はポイントが大きいので、普通のフローティングミノーでもシンキングミノーでも大丈夫ですが。
ともかく、渓流ルアーの初心者にお勧めなルアーはこのシルバークリークシャッドです。投げて巻くだけで、ある程度は釣れます。

 
対岸に投げて、流心を横切って泳がせてくると追尾してくる魚が見えます。そのまま足元まで引いてくるとギリギリのところでガブッとくいつきました。ルアーを追ってくる魚が見えるとエキサイティングですね!
でも、釣れたのはメザシかと思うほど痩せたヤマトイワナ。秋になったのにどうしてこんなにやせっぽちなの? 餌があんまりないのかなあ。


写真1枚目の白泡の切れ目辺りでもヒットしました。良型のイワナでしたが、ネットがないためにちょっともたもたしていたらバラしちゃいました(>_<)

 
写真2枚目の流心向こう側のかけあがりでもヒット。
チビアマゴだけど、きれいですねー。

ルアーに変えた途端に、かなり好反応。やっぱりフライとルアーは釣れる条件が違うんだね。フライとルアー、両方のタックルを持っているのが最強かもしれない。
フライ専門にやっている人からしたら、なんて節操のない釣りをしているんだ、と怒られそうだけど私はあまり垣根を作らずにいろんな釣り方をミックスしたいと思っています。
もちろん、ドライフライの釣りしかしないというのも楽しみ方の一つだと思うので、それはそれで素晴らしい。


こういう広くて深いプールもルアーならお手のもの。
対岸にアップクロスで投げて、時折わずかなアクションを加えながら流心を横切らせます。ちょうど流心付近でガツンっと食ってきました。


なかなか良い引きをしたアマゴ。
この辺りはイワナよりアマゴの方が多いみたい。

 
このアマゴよく見るとお尻からハリガネムシが出てきています。
ハリガネムシというとても興味深い生物については、昨年のイタチ谷二泊三日釣行の記事に詳しく書きましたが、魚のお尻から出てきているハリガネムシは自然に外に出てくるので放っておいても問題ありません。
だけど、気になるのでやっぱり引っ張り出して駆除(^_^)

 
さっきのやせっぽちヤマトイワナとは全く違うニッコウイワナ系も釣れます。

 
イワナは痩せてるのが多いけど、アマゴはどれも太っていて元気。
ここのイワナはより俊敏なアマゴに全部餌を取られちゃってるってこと?

 
そろそろ終わりにしようかな。
最後にちょっとスピナーを投げてみよう。最近スピナーって使う人が少ないと思うけど、これもよく釣れるので、初心者にお勧め。
写真のものは、スウェーデンのマイヤーというメーカーが出しているパンサー。歴史あるスピナーです。日本ではダイワが売っていますね。私のお気に入りはコパー(銅)ブレードのもの。


このスピナーというルアーの欠点は、ラインに撚りがかかってトラブルを起こしやすいということ。

それを改善した、AR-スピナーはとても使い勝手が良いです。これもよく釣れるし、小さなポイントの立ち上がりも良いので扱いやすいです。

シングルフックとトレブルフックどちらにすべきか?

今回のスピナーはトレブルフック(三本イカリ針)のまま使いましたが、スピナーもシングルフックに交換してみたりもしました。

私は管釣りのルアーに凝っていた時期があるので、その流れで渓流で使っているルアーも基本的に全てシングルバーブレスフックに付け替えて使っています。
魚へのダメージを少なくするためにバーブレスフックを使うというのには異論はないと思うんだけど、トレブルフックとシングルフックはどちらがダメージが少ないのか、ちょっと疑問なところもあるんですよね

「そりゃ、もちろんシングルフックでしょ?」って思うでしょ。
確かに3本ハリがあるより、1本の方が刺さる箇所が少なくてダメージ少なそう。

だけど、シングルフックは実際に使ってみると、刺さりが良いので魚の口を貫通するんですよね。そうすると特に小さい魚だとまれに、ハリが内側から目に刺さっちゃったりすることがあるんですよ。
トレブルフックだと2点もしくは3点に力が分散して貫通するということはなく、口にかかる負担は最小限になる気もする。
どうなんでしょうね。この問題はもう少し考えてみようと思いますが、皆さんどう思います?

★2019.7.21追記:
渓流ベイトフィネスをやるようになってから、またルアー熱が上昇してルアーでの釣りもかなりしました。その結果、トレブルフックとシングルフックについては少なくとも渓流については、シングルフックの方が魚へのダメージが少ないという結論になりました。
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コメント

  1. フライに出ない魚がルアー反応する・・・
    友達と釣りしてるとよくありますよね。
    ボクも渓流はルアー釣りから始まってフライに移行したんですけどここはルアーじゃなきゃダメだなってところはたくさんあります笑笑

    • いわなたろうさん、こんばんは。
      増水して強い流れになると、なかなかドライフライに反応してくれませんね。
      ルアーに激しく反応してくるのにどうなってるんでしょうね。
      渓流フライでも、ウェットフライを使ったルアー的な釣り方を研究しようかと思っています(^_^)

  2. なかなか川の水が引かないです。最終の釣りは無理かな~ 今週末は運動会だし。最近はストレス発散で海でぶん投げているルアー、(釣れないけど) 久しぶりに川で投げてみようかな(釣れないけど) 後、ハリガネムシって縛っても自分でほどくみたいですよ。

    • Kさん、こんばんは。
      雨の合間に1日晴れても、すぐあまた雨になっちゃうので川の水は全然引きませんね。
      フライフィッシング(特にドライ)には厳しい状況です。
      私は今日(9/26)午前中は晴れていたので、なんとか最終釣行に行きました。
      ハリガネムシにはそんな能力があるんですか。ビックリ(^_^)

  3. ハリガネムシめっちゃ苦手で怖いです(笑)たまに海の根魚から出てきてビビる。
    僕も何とかラスト渓流行けました。

    • Nori1022さん、こんばんは。
      ハリガネムシが苦手とは、なんか意外な感じがします。海の根魚にも寄生してるんですか。鳥が媒介してるんでしょうかね。
      ラスト渓流おつかれさまでした。さすがNoriさん、釣りまくりましたね。
      渓流終了するとなんだかちょっと寂しい私(T_T)

  4. こんばんは。
    いいですね~、渓釣。
    どうも、今一腰があがりませんが、こんな釣行記をみるとムズムズです。

    • マンボウさん、こんばんは。
      晴れたとしても連日の雨で、川はかなり増水してるんですよね。
      フライフィッシングだとかなり厳しい状況ですが、餌ならなんとかなりそうな気もしますので、晴れ間にでかけてみては。
      私は本日(9/26)なんとか最終釣行に行って来ました(^_^)

  5. 多くの場合はフライに反応しない魚も、ルアーには反応しますね。
    ごく稀に虫を偏食しているタイミングで、フライに分があることもあるけど。^^

    そんな反応の違いがハッキリと見て取れるので、ミノーイングのエキスパート達と沢を釣り上がるのは楽しいです。
    もちろん気心知れた連中じゃないと、フライとルアーの釣り上がりのペースが合わずに楽しめませんが。(笑)

    フライを流すレーンを読んでフライを流して魚の反応がなくても、直後に同行の釣友がミノーを躍らせると「そこから出るんだ!?」と思うところから飛び出してきたりするのを見ると単純に楽しいし、勉強にもなりますね。
    そこで初めて自分が思っていたレーンよりずっと奥の筋が正解だったと、ようやく理解できるみたいな。
    ボクの渓シーズンは既に終了なので、ブロ友さんの記事で心癒されるのも楽しいし、勉強になります。

    • kuniさん、こんばんは。
      ルアーは強烈に魚を惹きつけますよね。小さな虫より大きな餌を食べたいってことですかね。そもそも、ほんとにルアーを生きた小魚だと思って食ってきてるのか謎ですが。
      フライとルアー、コンビで釣り上げれば無敵ですね!
      私は今はフライフィッシングを中心に据えて釣りをしていますが、テンカラやルアーをやってみると気付く事っていろいろありますね(^_^)

  6. 前回渓流釣行しこれで納竿と思ってましたが
    釣友から禁漁日前に行きたいと連絡が有り
    迷ってる処です、天気次第でしょう。

    • 釣りお爺さん、こんばんは。
      9月は最初から最後まで、傘マークばかりでしたね。
      私は本日(9/26)最終釣行にでかけましたが、午後3時頃から雨になるという天気予報が見事に当たって帰りはずぶ濡れになってしまいました。
      禁漁までになんとか釣りに行けると良いですね(^_^)

  7. トレブルフックとシングルフック。なるほど、そうですよね。シングルフックだと逆に小さな魚でも釣れちゃうときがありますもんね。これからという小さな魚にとっては、ダメージが大きいような気もします。そう考えると、小さなトレブルフックって言うのがいいんでしょうかね??

    • じんさん、こんばんは。
      小さい魚の場合、シングルフックだとざっくりと貫通してしまって、トレブルフックより魚へのダメージが大きいんじゃないかと思うんですよね。
      トレブルフックの方がかかりは良いですが、バラシも多くなりますよね。でも、小さいのが自動リリースできて良いかも(^_^)

  8. こんばんは。
    盆休み以降、週末に雨ばかりで全く行けず…
    片道100kmなので傘マークの予報を見ると行く気になれないんですよね。
    今シーズンはもう諦めて春を待ちます。
    渓でのルアーってこんなに釣れることがあるんですね。ビックリです。

    • 七流釣師さん、こんばんは。
      こんなに雨続きの9月は、私の記憶では初めてです。
      片道100kmは大変ですねー。確かに100km走って川に辿り着いたら雨だったというのは最悪です。
      渓流ルアーはかなり釣れますよ。毛鉤に反応しない魚もルアーには猛烈にアタックしてくることがあります。虫を食べるよりも、魚を食べた方が効率が良いからでしょうか(^_^)

  9. フックの件、F)トリプル + R)シングル(ともにバーブレス)をミノーで試しています。
    スピナーにはハゼ用のバーブレストリプルフック(市販品、鮎用針を転用?)を装着したりしています。これは軸が細く強度が低いため、小物しか取りこめないのですが、フッキングは良く、一方でフックが内側に向いているため意外とばれにくい、しかも魚へのダメージも少ない、といった印象でした、、、。来シーズンもう少し研究する予定です。

    小生、渓流はルアー、フライは管釣り(で技術がないため渓流は停止中)です、、、。

    • AKさん、こんばんは。
      フロントをトリプルにしてリアをシングルですか。それはおもしろい!
      その逆も試してみたくなります(^_^)
      研究結果にとても興味があります。来シーズン、何かわかったらまた教えて下さい。
      管釣りのフライも楽しいですが、渓流でもぜひまたやってみて下さい(^_^)

  10. おはようございます。
    残り少なくなりましたね、私も釣りは自分なりのこだわりを持ってやるのが最高の釣りだと思っています、長く釣りをやっていますといろいろ横やり的な意見も入ってきますが、最終的には自分の作った毛ばりで勝負を挑んだり、他人の毛ばりを参考にしてみたり、楽しいじゃありませんか、もちろん魚を食べたい時は餌釣りなどで大量に釣る事もあります、釣りとはこうあるべきだと説く人もいますが、私はあくまでマイペースです。

    • ハックル70さん、こんばんは。
      渓流シーズンが終わるとちょっと寂しくなりますね。
      私は、本日(9/26)が今シーズンの最終釣行となりました。
      釣りのこだわり、全く同感です。ルールやマナーを守っていれば楽しみ方は人それぞれで良いと思うんですよね。自分なりのこだわりは良いのですが、それを他人に押しつけようとする人が結構いるんですよねー(苦笑)