どうやら私、8月に体調を崩してしまう傾向にあるようで、昨年はコロナウイルス罹患、今年は夏風邪を引いてしまって、しばらくダウンしていました。と言っても寝込んでいるわけにはいかず、仕事や地域役員の仕事は何とかこなしていたわけですが、とてもパソコンに向き合っていられる状態でありませんでした。
おかげさまで今現在は完全復調したので、久しぶりのブログ更新となります。体調を崩している間にもう9月になっちゃいましたね。今回の記事は7月下旬の釣行記です。
手負いの釣り人源流に泊まる|天竜川水系イタチ谷
※イタチ谷というのは私が勝手に付けた名前で、実在の河川名ではありません。
春先に職場が変わって多忙な日々を送る中、なんとか源流に泊まりに行ける予定を組み立ててはみたものの、実際に行けるかどうかは直前まで余談を許さない状況。
前日の夕方になってやっと2泊3日で出かけても大丈夫そうだということで、バタバタ準備をして就寝。
明けて、翌日の朝4時に出発!
睡眠不足なのと、左手親指付け根の痛みが治まっていないのが気がかりではあるけど、まぁなんとかなるでしょう。
電動アシスト自転車に追い抜かれつつMTBを漕ぐ


林道入口に到着すると、県外ナンバー1台を含む3台が停まっています。想定内です。
バックパックをMTBの荷台に括り付けていると、後から電動アシストタイプのMTBでやって来たフライ兄さんに挨拶されました。
県外からで、もう今年は何度も来ているそう。
へぇ〜、私は地元ですが今年初めてなんですよ。
どの辺りで釣るか尋ねてみると、私の目的地よりはだいぶ下。
私は泊まりなんでゆっくり行きます、どうぞお先に行って下さい、と先を譲りました。
フライ兄さんの話だと、林道バイパスが流されて一旦川に下りないと先に進めないとのこと。恐らく、昨年大工事をしていた辺りなんだと思う。川に下りれば進めるなら問題ないな。そこからは歩きになっちゃうだろうけど。


このところ下界では全く雨が降っていませんが、林道のそこここに水溜まりがあるところを見ると、昨晩雨が降ったようですね。
まぁ、山は毎日のように夕立があるのかもしれないね。


自転車の真新しいタイヤ痕はいくつかあって、ここ数日も釣り人が多いことが窺われます。
一休みついでに眼下の流れを見下ろすと、やはりかなりの減水状態ですね。
少し休憩していると、またもや下から電動アシストで近づいてくる2名の釣り人。こちらから挨拶したものの、1人目は無視して通過。ちょっとイラッとしましたが、2人目は停車して挨拶してくれました。どこまで行くのか尋ねると、この方々も私の目的地よりはだいぶ下の方です。
どうぞ、どうぞ、お先に行って下さい。
ここ数年、ここで行き会う自転車はほぼほぼ電動アシストタイプになりました。
今回の釣行直前にMTBディスクブレーキのローターとパッドを交換したので、MTBは万全の状態ですが、私もあと何年自力で上れるのか。


途中、慰霊碑に手を合わせ、先に進みます。
林道が埋まっていますが、このくらいなら先に進めます。


この先でスプロケットガードを破損したことに気付くんだけど、写真を遡ってみたら、この時点ですでに壊れていた(黄色矢印)ことが判明(苦笑)。
そして、例の謎池に到着。
これでも下界よりは涼しいはず…なんだけど。


ふー、ここまで結構がんばってきたな。足を投げ出して一休みしよう。
今年の暑さは半端ないので、塩分チャージタブレットは袋ごと持って来ました。


久しぶりにここへ来たせいなのか、それとも歳を取ったせいなのか、結構しんどい(笑)
それでも、林道がまだ日陰になってくれているのがせめてもの救い。
あ、あの二人組、ここで釣っているのか(写真2枚目黄色丸印)。ルアーだね。この辺り、平坦な流れで私にはあまり魅力的に見えないけど、ところどころある淵を狙っているのかな。


第一キャンプ村通過。ここにも別の二人組の自転車が停めてある。
すぐ上の大淵に釣り人の姿あり。この人たちもルアーだね。私はまだずっと上を目指します。


上るにつれ林道上に落石が増えてきました。今回はちゃんとヘルメットは被ってますが、落石が体に直撃したらただでは済まないな。ヘルメットの下にはスコーロンの帽子。スコーロンは虫除け効果があるので、快適に上ってこれました。


清水ポイントで水を汲んだり、痛む手を冷やしたり。左手の親指付け根がまだ痛いんですよね(写真2枚目黄色丸印辺り)。
水温計で計ってみるとなんと8℃! 天然の冷蔵庫ができるね。


ミズ(ウワバミソウ)が生えていたので、少し採ってきます。ここから上はミズさえなかなか見当たらなくなってしまい、食べられるようなものはなくなってしまうから。

さらに上り、以前にちょっと探ったことがある淵。
やはりかなり水が少なくなっています。
林道がヤバいことに。ここから先は歩くしかないのか。


この辺りまで来ると林道がヤバいことになっているじゃない。
MTBを押してそろりと通過。さらに上って行くと…

ここか、バイパス林道が流されてしまったというのは。やはり昨年の大工事箇所か。
以前は赤矢印の先の川岸にバイパスがあったけど、今は流れが変わって川になっている。そして、その一段上に新たに作った林道(黄色矢印)の上から崖が崩れ落ち埋まってしまったという状態。
これが昨年見た工事途中の状態。こんな大変な工事をして中段に新たな林道を作ったのに、崖が崩れてあっという間に埋まってしまった。黄色矢印のところは、昔の林道の橋脚。


ここを直進するのは無理だよね。いつ落石があるかわからない状態で危険過ぎる。
朝のフライ兄さんが言った通り、一度川に下りて対岸に渡ってもう一度左岸に戻ってくるルートで通過できそう(写真2枚目黄色矢印)。
この地点に彼の電動アシストMTBも駐めてある。


写真一枚目の矢印のルートで一旦対岸に渡ろう。このくらいの水量ならMTBをかついで通過できるんじゃないの?
バックパックは背中に背負って、MTBを肩にかついで進んでみると、一つ目の矢印はまぁなんとか通過できたんだけど、矢印終点が思ったより深くてMTBが水圧受けて無理。素直に引き返そう。


ということは、ここをMTBを担ぎ上げるの?
軽そうに見えても14kgくらいあるので、足場の悪い岩場は大変。ともかく崩落場所手前にMTBを駐車。


あ、さっき、川の中で水圧受けて岩がガチャガチャ当たった時にスプロケットガードを壊しちゃった。と思ったんだけど、先述した通りいつだかわからないけど、以前に破損していた。これ、林道を普通に下ってくのには特に影響ないよね?
ともかく、荷物を背負ってここからは歩きです。

今度は難なく対岸に渡り(と言っても水圧強いな、MTBを担いで渡渉なんて端から無理だった笑)、もう一度渡り返して、林道の続きに到着。

反対側から見ると、どういう工事をしてどこが崩れてしまったかよく分かる。
赤矢印のところが昔の林道。ここは崩落で埋まってしまい、さらに橋脚の基礎の下側も崩落してしまっていた。
しばらくは河原沿いに下りるバイパス林道が青矢印のところにあった。
そして、昨年黄色矢印の擁壁を作る大工事をして、その上に新たな林道を作った。つまり昔の林道と河原のバイパスの間に新しい林道を作ったということ。
がしかし、橋の向こう側が上から崩れてきてあっという間に埋まり、通行不可に。


何はともあれ、こんなしっかりした林道に再接続。
しばらく歩くと、朝のフライ兄さんを発見。しばらくロッドを振る様子を遠くから見ていたけれどヒットの瞬間は拝めず先に進む。林道が高くなったところで手を振ったら気付いた様子だけど、朝会った私だとわかったかどうか。ともかく検討を祈って先へ。


鹿の埋葬ポイント(黄色丸印)に手を合わせ先に進みますが、この辺りでかなり疲れが溜まってきました。MTBを担いで川を渡ろうとしたのが間違いだった。あれでかなり体力を使ってしまった。
時間はまだ11時だから、ゆっくり行こう。
ほどなく、トンガリ岩キャンプ村に到着。ここで大休憩。浅瀬を走る小さいイワナが数尾見える。
気分が上がってきました。


川を見ながら少し早めのお昼にします。お昼はコンビニおにぎり2つです。質素な昼食ですが、これだけ体力を消耗していると格別に美味しい。一口一口、米のありがたさを感じます。
見上げる空の雲行きが怪しい。カンカン照りでないのはありがたいが、雨は降って欲しくない。私はやっぱり青空の下で釣りをするのが好き。


鹿の足跡に混じってまだ自転車のタイヤ痕があるね。それほど新しいものじゃないけど、あの崩落箇所をどうやって通過して来たんだろう。
林道が土砂で埋まっていますが、こんな感じなら通過できる。


やっぱりこの辺りも水が少ないな。やはり取水口の上まで行った方が良さそう。
この上で取水されていて、その上はぐっと水量が増えるんです。今回渇水状態だということは想定していたので、その上を私は目指しているわけです。


林道脇にこんなキャンプ適地があったか、と思いつつ先へ進むとまたザレ場。
ここを通過した先がヤバかった。

向こう側からこっちになんとか渡ってきたけど、ここは通過すべきじゃなかった。
その先は絶体絶命通過不可能な崖っぷち。
もう一度ここを引き返すのも危険なので、なんとか川へ下りるルートを探します。

ふ〜、なんとか河原に降り立ち、ここからは川沿いに取水口まで歩いて通過。
お待たせ致しました、やっと釣りができます。


取水口の上まで来るとぐっと水量が増えて、川底の藻もある程度流されて状態良さそう。
当初の予定ではもっと上まで行ってから竿を出す予定だったけど、少し上った辺りで竿を出してみることに。
13時45分、気温26℃、水温15℃。
竿はNISSIN ZEROSUM テンカラ 7 : 3 3207、SUNLINEぶっとびテンカラ レベルライン3号(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)を3.3m+FUJINO フロロテンカラハリス0.8号(楽天で見る・アマゾンで見る・ヤフーで見る)を1mほど。仕掛け全長は4.3m。
スギッパ巻きを結んでスタート。

小落ち込みの巻き返し。いきなりガツンと来て、サイズも結構良いんじゃない?

いきなり泣き尺クラスのイワナが釣れてしまったので、もうこの近くで泊まろうという気持ちになってきました。空模様が怪しいし。


イワナを網に入れて川を少し遡り泊まる場所を探します。この川は河原が広いので場所選びにはそれほど苦労しません。
流木がたくさんあるこの辺りがいいんじゃないの。
空模様を気にしつつ今日のねぐらを設営


いつもなら川の流れギリギリの場所に瀬戸際ハウスを作るところだけど、雷が鳴って雨がパラパラ落ちてきたので岸壁際にタープを張ることにします。
上から落石があるような場所じゃないか確認して、大丈夫そうなのでここにしました。ちょっと窪地になっているのが気にはなるけど。


その辺に落ちている枝をモーラナイフで加工してポールに。
いい感じにタープが張れました。今日は雨が想定されるので、いつものブルーシートより大きいタープにして良かった。


ライト類を設置して、明るいうちにヘッドライトも装着。


グラウンドシートを敷いて、エアマットとピローにも空気を吹き込んで設置。
マイクロマックスULとソロストーブ。山フライパンとアルミパーソナルクッカーも準備。


生のニンジンと玉ねぎを持って来たので、それらをBROTHER-1512でカット。


ソロストーブ用の薪は、切ったりせずにそこら辺にちょうど良さそうな木っ端みたいなものがたくさんあるのでそれで十分。あっという間に火が着きます。


ニンジンとミズを茹でて、ミズはめんつゆに漬け込みます。
ここまでやっておけばあとは安心。時間はもうすでに17時近く。ここに泊まることにして良かった。このあと少し時間があるから、釣りでもしてみますか。


雨が落ちてきそうな空を気にしながら釣り上ります。
早速激流脇の巻き返しで黒いイワナが出ましたが、ブルッときた直後にバラし。掛かりが浅かったようです。


流心脇のタルミから出ました。


何の変哲も無いこんな平瀬の石裏からも。
こんな風に川のいろんなポイントにイワナが入っていると嬉しいです。
まだ時間的には余裕がありますが、小雨がぱらついてきたのでキャンプ村に帰ることにします。
もっと魚を釣るシーンを見たかったと言われそうだけど、今日は釣りはここまで。
無事にここまでやって来られたことに乾杯!


イワナは刺身で食べようと思っていましたが、急に気が変わってなめろうにしました。
味噌ではなく山椒醤油を加えて叩いてあります。
そして、下茹でしたニンジンと玉ねぎを炒め始めます。


重くなるけど今回はビール2本はなんとか荷物に入れて来ました。川で冷やしておいた1本を取り出し、酢豚(のようなもの)を作りながら飲んじゃおう!


ここで1つ問題が。最近頻りにテレビで宣伝しているスターリンク。空が見えていれば山奥でもテキストデータのやり取りなんかができるサービス(通話はできない)。
出かける前にauのスターリンクの契約(3ヶ月は無料)をして、ウキウキでやってきたのに全く繋がらない。この件に関しては別途書きますが、とにかく今回は「繋がらない」という事実だけ。
「今回はいつもの山奥だけどラインでテキストのやり取りはできるよ」と家族に伝えて出かけてきたのに、これじゃぁ帰って心配を掛けることになってしまう。端から繋がらないと分かっていればそのつもりでいるけど、繋がると言って繋がらないのはまずいなぁ。
まぁ、いろいろ言ってみても繋がらないものは仕方ないけど。


イワナのなめろうをアテにグッドエールを飲みましょう。
重いのを我慢して持って来て良かった。本当は刺身系に合うのは日本酒なんだけど、そこはまぁ良しとしよう。ミズのめんつゆ漬けも爽やかな風味で美味しい。


常温保存できるブロックタイプの大豆ミートを使います。
これで酢豚(のようなもの)を作ってみましたが、食感は本物の肉のようでしかも美味しい。
これはビールに合うね!


あとは…なめろうにした残りの皮、中骨、胃袋は小さく切って乾燥味噌汁の具と一緒に汁物に投入。


小麦粉を溶いてすいとんにして食べます。


〆のすいとん、最高!
そして、もう一度のんびりお湯を沸かして、簡単ドリップとでもいうのかな、開いてカップに掛けてお湯を注いでドリップできるコーヒーを飲みます。
以前は紅茶派でしたが、最近コーヒーを飲むようになってインスタントとドリップは歴然と味(香りも)の違いがあるのがわかるようになってきました(遅すぎるぞ笑)。

ピンボケになってますが、ソロストーブで小さな焚き火を楽しみつつ飲むコーヒーは美味しい。
久しくソロストーブを使っていなかったけど、どこでも簡単に焚き火ができるという点ではピコグリルを上回りますね。ピコグリルの場合、薪を現地調達しようと思うとそれなりに質のより流木が必要になるけど、ソロストーブの場合はホントに細い枝や葉っぱなんかでも焚き火が可能。ただ、当然のことだけど、頻繁に燃料(枝や葉っぱ)を追加しなきゃいけないけどね。

今日は疲れたし早めに寝ちゃおうと思っていましたが、気付けばもう21時近く。
まぁ普段は21時に寝ることなんてないから、これでも早いと言えば早いんだけど。
簡単に片付けだけして寝袋に潜り込みます。
夕方雨がパラパラしていたけど、本降りにならなくて良かった。明日も雨が降らなきゃいいけどなー、なんて思っているうちに深い眠りに引き込まれていました。
・・・2日目につづく。


コメント
おはようございます。
いつもながら超源流の釣行記、素晴らしいです、それにしても怖くないですか、もちろん天気予報は十分考えての行動でしょうが、単独行動ですからね、その精神力に驚きます、私ならいくら若かったとしても無理です、若し頃、親父からフッと恐怖心が沸いたら引き返せと良く言われました、それは「虫の知らせ」と言って大事な事だと、山仕事一筋で生きてきた親父の言葉を忘れません、すみませんね、水を差すようなこと言って・・・、でも渓流釣りの醍醐味ですよね。
体調不良でしたか、中々アップされないので、ひょっとしてとは思っていました。
復調したようで何よりです。
釣り場で挨拶無視は、イラッとしますね。
諦めたとはいえ、MTB担いで川を渡ろうと思ったのは凄い。(笑)
きっと大休憩のおにぎりは、ボクが某所で食べた海鮮丼のご飯より遥かに旨かったことでしょう♪
夜の酢豚風、美味しそう。
DAISOのコーヒーミル、ドリッパー、カップセットを買う日は近いね、きっと。
まだこれは起承転結の「起」あたりでしょうか・・・
毎年恒例のイタチ谷釣行お疲れ様です
自分も今シーズン何度かいきましたが、数は釣れど尺がなかなかでない感じが悩ましい釣りが続いています。
自分も前回釣行でパナソニックオフタイムを引退させInstinct Powerplay Alloy 30という電動MTBを次回から使う予定です
力強く登ってくれそうで楽しみです