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ソロキャンプに最適|snow peak ギガパワーマイクロマックスウルトラライト

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この記事は約8分で読めます。

前回、アウトドア用のシングルバーナーガスストーブについて、CB缶(カセットボンベ缶)とOD缶(アウトドア缶)の違い、直噴型と炎が広がるタイプなどについて書きました。詳しくはこちら
私は、すでにガソリンのMUKAストーブを持っているので、炎が広がるタイプで風にも強く、軽量なタイプの中からsnow peak ギガパワーマイクロマックスウルトラライト(名前が長過ぎるぞ)を選びました。

snow peak(スノーピーク)というメーカーは、オートキャンプ寄りの製品を多く手がけていて、デザインや機能など付加価値によって人を惹きつける製品作りがうまいですよね。
例えば、このランタン。

snow peak ほおずき楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る
充電式のランタンなんですが、どういう仕組みになっているのか分からないけど、風が吹くとロウソクの炎のように灯りが揺らぐんですよ。
おやすみモードというのもあって、それにしておくとワイワイとしゃべっている時は明るく照らして、静かになると自動的に灯りがフェードアウトしていくんです。
なんだか、おもしろそうで欲しくなるでしょ(笑)
でも、希望小売価格は9,800円。高い! それでも結構売れているみたいだから、やっぱり商売上手なんでしょう。ブランド力があるんですね。

私は、最初に買ったアルミクッカーがsnow peak製。他にはチタンマグカップも使っていますね。そして、今回もう一つsnow peak製品が加わりました。
仕上がりはやはり洗練されている感じがします。
センスが良くておしゃれな仕上がりの製品が多いので、スノーピーカーと呼ばれる熱烈なファンもいるようです。
私は一つのメーカーにあんまり執着心がありませんが、今回はスノーピークさんの回し者になっておこう(笑)

snow peak ギガパワーマイクロマックスウルトラライト レビュー
長所と短所

 
snow peak ギガパワーマイクロマックスウルトラライト
楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る

  • サイズ:ゴトク径φ125/90×81mm(使用時) 67×34×80mm(収納時)
  • 重量:56.0g
  • 出力:2,800kcal
  • 定価:6,900円(税別)

ストーブと一緒にとりあえずsnow peakのガス缶 ギガパワーガス楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)も購入。ガス缶は製品によって、プロパン、イソブタン、ノルマルブタンの三種のガスの混合比率が違い耐寒性能にも差があります。その辺りも前回記事に詳しく書いたのでご覧下さい。

OD缶も互換性があるの?

前回記事に、CB缶はメーカーが違ってもJISで統一規格になっているので互換性があることは書きました。
それでは、OD缶は?
こちらはCB缶のような明確な統一規格にはなっていない模様。
でも、基本的に形状は同じで、他メーカーを使っている人も多い。バーナー側のピンで栓を押してガスが出る仕組みになっているんだけど(下記写真のパッキンの中心にピンが見えますよね)、そのピンの長さがメーカーによって微妙に違うという話もあるけどデータがないし、私自身各メーカーのピンの長さを測ったわけではないので、確証がありません。
「使えることは使えるが、ストーブと同一メーカーのものを使うのが無難」というのが現状のようです。

ガス缶に装着して点火してみよう。

ストーブが入っている箱が小さいですねー。
箱から中身を取り出してみると、ストーブ本体と説明書、収納袋が入っていました。

 
手のひらに載せてみるとホントに小さくて軽い。
ガス缶に取り付ける部分には、Oリングと呼ばれるゴムのパッキンがあります(黄色矢印)。
これが超重要なパーツです。ここに異常があるとガス漏れが起こります。
常にチェックして劣化や損傷がある場合は、修理依頼です。
もちろん、まだ買ったばかりなので異常はないですけどね。

 
折りたたまれている器具栓つまみ(火力調整つまみ)を広げます。
ゴトクは収納時はこんな感じに折りたたまれています。

 
ゴトク2枚を一緒に反時計回りに広げて、さらに一枚を広げます。


ゴトクの先端は折りたたまれているので、伸ばします。


重要:ストーブを缶に取り付ける前に器具栓ツマミを時計回りに止まるところまで回して閉めます。これを先にやらないと取り付け時にガスが漏れます。

 
ストーブをガス缶に取り付けます。
ネジ山を合わせて少し回したら、ガス缶の方を回して締め付けていきます。
ネジ山を潰さないように慎重に取り付けましょう。


赤矢印部分の隙間がなくなるところまでしっかりと締め付けます。

まぁ、ガスストーブはキッチンとかで使っても大丈夫ですが、基本的にはアウトドア用なのでここからはベランダでやります。

 
ガスカートリッジにセットして使用できる状態。
着火にはMUKAストーブでも重宝しているSOTO ガストーチ楽天で見るアマゾンで見るヤフーで見る)を使います。
これはノズルが伸びるし、点火スイッチをロックできるので安全です。
このストーブにはイグナイタ(カチッと火花を飛ばす装置)の付いたタイプもあるので、トーチやライターで火を付けるのがメンドクサイという人はそちらを選べば良いですね。その分重くはなりますけど。

 
最初にガストーチに点火してから、器具栓つまみを反時計回りに少しずつ回します。
シュボッと火が点きます。
あたりまえだけど、ガソリンストーブと違って最初から青く小さい炎が出るのがいいですね。

水の沸騰テスト。MUKAストーブと比較してみよう。

 
火力を最大にして湯沸かしテストをしてみます。
モンベル アルパインクッカー16オンラインショップで見る)に水を500cc入れて、何分で沸騰するのか試してみます。外気温14℃、水温13℃からのスタートです。
ちょっと風があって、炎が煽られますが、ゴトク形状が風防を兼ねているので消えるようなことはないですね。
が、うっかりしてて、右側の取っ手につけられたシリコンが溶けそうになってた(>_<)
これはいけない!と取っ手を左側に向けようと動かしたりしてたら、
うわっ、クッカーが転倒、お湯をぶちまけちゃったー。
ゴトクの上で反時計回りに鍋を動かしたので、開いたゴトクが少し閉じて不安定になっちゃったんだな。
3本ゴトクはただせさえ安定性にやや欠けるので、注意しないといけない。

 
再度、ゼロからスタート。フタをした方が早く沸騰するけど、常時中が見えるように敢えてフタなしでやります。風で炎が煽られ鍋底からはみ出してるので、少し火力を弱めて沸かすことにします。ストーブの下は水浸し(笑)
消火する時は、器具栓つまみ(火力調整つまみ)を時計回りに止まるところまで回します。


沸騰までの時間、4分35秒(275秒)。

 
同条件でMUKAストーブで沸かしてみます。
しつこいようだけど、ストーブの下が濡れているのはさっき水をぶちまけたからです。ガソリンが漏れてるわけじゃないので安心して下さい(^_^)
こちらも同様に先にトーチに点火してから、ガソリンの栓を開きます。

 
おなじみの点火風景。最初は大きい火が上がって自動プレヒート状態となります。
15秒ほどすると、炎はきれいな青色に安定してきます。
MUKAストーブの点火方法の詳細はこちらをご覧下さい。
同じ3本ゴトクでもこちらの方が断然安定してますね、やっぱり。

 
MUKAストーブの方が火力が強いので、早く沸騰するのはわかってますが。


沸騰までの時間、3分52秒(232秒)。

出力の割りにかなり優秀なマイクロマックス。

MUKAストーブの出力は4,000kcal。マイクロマックスの出力は2,800kcal
MUKAストーブはマイクロマックスの約1.43倍ということになります。

単純に考えればお湯が沸騰するまでにマイクロマックスはMUKAストーブの1.43倍かかることになります。
その理論で行けば、232×1.43=331.76
331秒つまり5分31秒かかってもおかしくないということです。
それが、火力も全開じゃなくて4分35秒ということはかなり優秀だということじゃないですかね。
これについては、もしかしたら出力と沸騰する時間は単純に比例関係にないのかもしれないし、風の影響の差などもあるのであくまでも目安ですけどね。
とにかく実用上は問題ない火力性能です。

ちなみに、snow peakのサイトには、室温22〜25°Cで水温20°Cの水1Lが95°C(沸騰)になるまでの時間を5回計測した平均値として、4分25秒という数値を掲載しています。
今回と同じ時間で倍の量の水が沸騰することになっちゃうな。
でもまぁ、室内完全無風で室温も水温も高いところからのスタートで蓋も使えば、沸くのもだいぶ早いと思う。

MUKAストーブと比較してみて気付いたこと。

  1. 微妙な火力調整が得意。
    ガソリンストーブは弱火が苦手と言われていますが、MUKAストーブは弱火調整もかなりできる方だと思います。マイクロマックスはそれ以上にトロ火にできるし、微調整も細かく利きます。
    調理がしやすいのは圧倒的にマイクロマックスの方でしょう。
  2. 意外と音がうるさい。
    MUKAストーブの音も結構うるさいのですが(実際のアウトドア使用では気になりませんが)、マイクロマックスはさらに大きな音がします。
    ガスストーブがガソリンストーブよりも大きな音がするとは思っていませんでした。アウトドアで使う分には特に問題はないですけども。

マイクロマックスウルトラライトの注意点。

  1. 五徳に鍋底を接した状態で鍋を動かさない。
    うっかり鍋底を擦るような感じで動かすと、五徳がずれて今回のように鍋が転倒する恐れがあります。3本五徳は安定性が低いので、鍋の上げ下ろし時は注意が必要です。
  2. 紛失に注意。
    ストーブを折りたたむと本当に小さいので、河原なんかでその辺に無造作に置いたりすると紛失する可能性があります。

近々実際にアウトドアで使ってみる予定なので、その様子は後日アップします。

★2017.4.3追記:
早速渓流で使ってみました。詳しくはこちら


五徳はチタン製なので焼き色がいいですね。なんかカッコイイ(笑)
このストーブにも長く活躍してもらおう。

★2017.4.5追記:
ガスカートリッジ自体が脚になるので、ストーブ自体(バーナー)が軽量化できるのが、OD缶ストーブの魅力の一つですが、不整地などでは不安定なんですよね。
そこでおすすめの製品がこちらOD缶ガスストーブの必需品です。

★2017.7.4追記:
CB缶からOD缶へのガスの詰め替えについて書きました。詳しくはこちら

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コメント

  1. おはようございます。
    掌に収まるとは、まさにこれです。
    言われる通りで、何気なく置いておくと、忘れて来そうな位にコンパクトですね。

    • マンボウさん、こんばんは。
      本当に小さくて軽いんですよー。
      コンパクトさと軽さを重視して購入したとはいえ、これは置き忘れ注意ですね。
      かなり注意してないと危険な予感(笑)

  2. 商品の名前が半端ない(笑)

    • Nori1022さん、こんばんは。
      スノーピークは製品のアイディアやデザインのセンスは良いのですが、ネーミングセンスはなかったようです。
      この製品の改良版が出たら、たぶん「スペシャル」とか「デラックス」を後ろにくっつけそうな気がします(笑)

  3. 実験場を途中からベランダに移していて、ホント良かったですね。(笑)

    • kuniさん、こんばんは。
      キッチンでテスト続行してたら、床が水浸しになるところでした(^_^;)
      アウトドア向け製品は、やっぱりアウトドアテストが基本ですね。
      3本五徳はコンパクトで良いのですが、安定性に欠けるので大きめの鍋の上げ下ろし時には注意が必要だとわかりました。

  4. 小さいですね。買い替えようかな・・・

    • Kさん、こんばんは。
      ほんとに河原に置き忘れそうなくらい、小さくて軽いので気を付けねば(笑)
      私は軽さとコンパクトさを最重視してこれを選択しましたが、3本五徳はやや不安定で鍋の上げ下ろしに神経を使うので、前回記事にも登場している100g前後の4本五徳のものが通常使用ではバランスが良いかもしれません。

  5. 何と言ってもコンパクトで持ち運びが便利そうですね
    外で料理をすると惣菜も含め量が多く成ります。
    なるべく簡略してますが(笑)

    • 釣お爺さん、こんばんは。
      そうですね、この製品はコンパクトで軽いのが最大の魅力です。
      昨日実際に河原で使ってみましたが、火力は十分でした。
      野外調理は、どこまでこだわるかで荷物重量が変わってきますね。場面によって、軽いインスタント食品やフリーズドライを活用するのも良いですよね(^_^)